この日は11名の参加でした。
1.準備運動
2.コンビネーション
①ステップインジャブ、下がって右アッパー、ワンツー
②ワンツー、ボディを打ちながら90度回転、ワンツー
③ワンツー、ステップ右ハイ振り抜き180度回転
④ワンツー、スイッチ左ハイ180度回転、同じ構えに戻る
⑤ワンツー、スイッチ左膝、組んで崩すイメージで180度回転
⑥ワンツー、足を捌きながらその場で180度回転
など、回転する動きを中心に行いました。「組手の相手は1人なので回る場面はないのでは?」と思うかも知れませんが、攻防の中で相手に技を捌かれたり、サークリングで死角に入られたりするなど、自分に不利なポジションを取られる局面は必ずあると考えておいた方が自然です。そのような局面で素早く相手に対して備えるためにも必要な練習です。
3.組んでからの崩し中心の練習
①組んで崩し:初め左右の崩し。慣れたら膝から入って崩し:組んで左右に崩す練習です。ポイントは「相手の足が振り回されたかのように大きくうごくこと」「相手と自分の間に柱があり、それを中心に回る事」「自分のも回りながら相手を動かす(崩す)こと」です。
②打撃攻防の中で組み際に崩して小外刈り:攻防を意識した中で、組み際に相手の肩口を掴み、プッシュするように崩し、刈りながら下に引き落とすと崩す(倒す)事ができます。ずっと押すと、後ろ足に体重が乗ってしまいケンケンで逃げられます。また、倒さなくても、バランスが崩れれば打撃につながる繋ぐ技としても効果的です。
③ワンツーから右手で袖を取って崩し、小外刈り:ワンツーから素早く右手で左袖を掴み前に煽り崩して、後ろに煽りながら足を刈るとうまくいきます。(むずかしいですけどね…)。
4.蹴りの器用さを高める練習:蹴りの精度アップを目指す練習です。
①裏回し蹴り:後ろ回らずに?足の裏で回し蹴る蹴りです。オリンピック空手競技の組手でよく見られた技です。この蹴りは体の捻りをうまく使わないと蹴れないので体の使い方が難しいです。ポイントは「上体を捻り、それに蹴りがあとからついてくるイメージで蹴ること」です。蹴りたいけど、十分捻り(ため)が得られるまで足が出るのを「我慢する」事が重要です。
②裏回し蹴りを含めたコンビネーション:ここでは動きが単調にならないように、よく使う技と連携していく事で組手の中に「器用な動き」を入れていきました。
③後回し蹴り:裏回し蹴りの動きはこの「後回し蹴り」に直結します。そこで、ミットに後回し蹴りを蹴っていきましたが、ここでは、強打をせず、力を抜いて的確に足の裏で「さわる」イメージで行いました。「蹴る」のではなく「さわる」というイメージで行ったため、力を抜いて蹴る事ができ蹴りもシャープになった気がしました。
5.自由練習:W君が「ディフェンス練習がしたいです」。とのことだったので、Mさんと一緒に協力しました。W君のようにテーマを持って自由練習の時間を使うのはとてもいいことだと思います。W君、Mさんありがとうございました。
さて、先週の猛暑には参りました。先週に比べると全然涼しい今週です。夏は好きですが、先週は暑すぎました。ほどほどに各々の季節らしさが感じられるのがいいですね。