大道塾 横須賀・湘南支部 稽古日誌

各道場の一般クラスの稽古日誌を稽古参加者に記録して頂く予定です。稽古内容の見直しや、反省・研究材料にご活用下さい。

2022年9月27日(火)久里浜クラス稽古日誌

2022年09月27日 | 久里浜道場

この日は14名の参加でした。

1.準備体操

2.対人練習

①ジャブからのミドル:この練習はスピードは置いておいて、体のしなりや捻りに重点を置いた練習です。ジャブは体重移動とインパクトが合う位置で受けてもらえるように距離を測ります。その距離からミドルを蹴りますが、スローで蹴り、インパクトで体のねじりや軸足の回転、腰の捻り等を合わせて押し込むように蹴っていきます。いわゆる粘りのある蹴りです。体幹を意識し、受け手がバランスを崩すように力を送っていきます。しっかり内脛を当てて行くこともポイントの一つです。

②スイッチミドル(左右):この練習も①のように粘りのある蹴りの練習です。①のポイントを意識してスイッチミドルを蹴っていきますが、前に出ながら連続で蹴り、受け手を後ろに下げていきます。ここでもスローで蹴るので、正確に力を伝えていかないとバランスを崩してしまいます。慣れてきたら蹴り足を戻した際にそのままステップしながら連続で蹴ります。力の伝え方、体の使い方を確認するのにとても良い練習です。

③プッシュからのミドル:プッシュについてはさまざまな方法があり、例えば、片手で肩を押したり、両手で胸を押したり、構えている肘をつかんで押したりするなどがあります。プッシュは相手を下げるだけでなく「相手の体勢を崩す」という非常に重要な効果があります。そのため、できるようになると攻撃の幅が広がります。ポイントは「ステップをつかうこと」です。瞬間的に後ろ足を抜いて素早くステップをするとノーモーションで距離を詰めることができます。その、前に移動する力をプッシュに伝えると体重を乗せて押す事ができ、腕の力だけでプッシュするよりも大きく相手を崩すことができます。また、ステップを使うと一瞬体が沈むので、両腕でのプッシュをイメージすると、腕の中に頭が入りディフェンスにもなります。その流れで相手の喉元に近い当たりを押すと、相手の上体を崩しやすくなります。これは一つの例ですが、プッシュの際は「崩す」という効果を出すためにどう押せば良いのかを考えていくと良いでしょう。

④前蹴りからのミドル:ステップまたはスイッチで前蹴りを蹴り、さげた相手を粘るミドルで蹴っていきます。前蹴りとミドルがスムーズに連携できるように蹴ることを意識して行いました。

3.マット運動:ゆりかご、背倒立、肩倒立、腹ばい後転などの練習を行いました。

4.左フックに対するディフェンスと、組んで倒してからの肩固めへの連携:左フックに対して、ガードやスウェー、片手でガードしながらもう一方の手で肩口をプッシュ、ダッキングなどのディフェンスを行います、攻防を意識してこれらの動きを行いながら、ダッキングでかわしながら組みつく動きを入れていきます。組むとスタンディングでの肩固めのような形になります。その形から捻りながら倒してマウントに移行、足を外してサイドに回りながら肩固めを決めていきます。捻りながら倒す時は、右足を相手の膝裏にストッパーのように当ててひねると倒し易くなります。このストッパーがないと、相手は歩いて逃げることができます、あびせるように倒した後はマウントポジションになりますので、そこから足を抜いて肩固めをかけていきます。マウントのままでもかけることができますが、私は一度足を抜いて、相手の頭を中心にして回って体重をかけながら決める方法が極めやすいです。というか、マウンドの状態からは上手くかけられません。ここについては研究が必要です。

5.自由練習:Sさんと肩固め、三角締めの技研を行いました。これらの技はなかなかに難しく、お互いまだまだ研究が必要な要です(笑)。苦手な技は時々研究すると少しずつわかってきます。今日も少しわかりました。でもまだ「惜しいけど極まらない状態」です(笑)。

 この日で久里浜教室が長年お世話になってきた南体育館が工事のためにしばらく稽古ができなくなります。今度ここで稽古ができるのは2年後の予定です。長いです。来週からは別の場所での稽古になりますので、稽古は続けることはできますが、ずっと慣れ親しんだ場所としばらくお別れするのは少し淋しいところです。また新しくなった体育館で元気に稽古することができるその日まで、みんなで頑張って稽古していきましょう!


2022年9月16日追浜道場

2022年09月27日 | 追浜道場

 

押忍。追浜道場の田高です。
9月16日の稽古日誌です。この日はC練、組み技の日でした。

[基本]
・ペアで足踏みのリズムでジャブ
・ジャブ4回、ワンツー
普段のステップとは違い、足踏みのリズムで突きを打ちました。ステップが違うだけで、手と足、体重の乗せ方がよく分からなくなり、混乱してしまいました。

・足踏みのリズムでジャブ4回、ワンツー、右ボディアッパー、左ボディアッパーでサークリング、右ミドル
言葉にすると複雑ですが、一つ一つの動きは普段から練習しているものなので、スムーズに繋がりました。なかなか組手では出せませんが…。

・サークリングからの蹴り
サークリングして、自分と相手の距離が変わった場合の蹴りの練習をしました。相手のサイドに回っているのに、正対している時と同じように、蹴ると体重を乗せられないので、より腰を回す必要があります。サークリングして、サイドを取ったあとの腰の入れ方の違いなど、意識が及んでいなかったので、大変勉強になりました。


[組技]
・膝蹴りキャッチから支え吊り込み足
膝蹴りを掬い上げるようにキャッチし、支吊り込み足で投げます。キャッチし、そのまま投げにくければ、足を持ち替えて良いポジションから投げに入ります。相手の方が重い場合は、後方に崩して転がすように投げます。

・ミドルキックキャッチから投げ
背中側で受けてキャッチする、通常パターンではなく、二本の腕で受けてから片方の腕を相手の蹴り足の下から通して挟むようにキャッチします。漫画で読んだことのあるカッコいいやつです笑
そこから支え吊り込み足の要領で投げます。

・膝立ちから引き込んで、腕十字
相手が膝立ちのところから、引き込んで、エビを使って身体の向きをずらして、腕十字。言葉での説明は難しいので、また練習しましょう!

・引き込んで三角締め
足がしっかりと首にかかっていることが極めるための条件です。簡単なようで難しいです。


[自由稽古]
・あまり時間がなかったので、K林さんと審査を控えるS原さんと、間合いの取り方の確認をしました。

 

稽古内容は以上です。
審査会・合同稽古に参加された皆さん、お疲れ様でした。特に審査を受験した方は新たな課題が見つかったのでないでしょうか??
また気持ちを新たに頑張っていきましょう!


2022年9月20日(火)久里浜クラス稽古日誌

2022年09月20日 | 久里浜道場

この日は14名の参加。久しぶりにK池さんが参加されました。またよろしくお願いします。

1.準備運動:フットワークを中心にウォーミングアップを行いました。

2.基本の確認

①ローキックの確認1:歩きながら外側からを意識したローを蹴っていきます。この練習では、ローのフォームもそうですが、蹴り足の戻しを意識して行いました.時々練習する「抜くロー」のイメージです。インパクト後の蹴り足をスナップで引き戻さずに、蹴り抜いて回しながら自分の構えに戻る蹴りを練習しました。イメージ練習なので脱力しながら歩いてリズム良く行うのがポイントです。

②ローキックの確認2:踏み込んで奥足や内腿へのローをイメージして蹴っていきます。踏み込んで奥足や内腿を狙って蹴るローなので、蹴りの軌道が①と比べて「縦」です。下から上へサッカーボールを蹴るような感じで蹴ります。軌道が違うので蹴り足の抜き戻しも縦回転になります。

③蹴りフェイントからのストレート、ミドルへ連携:連携は「対角線の攻撃」にします。ですから、例えば、右の前蹴りフェイントからの右ストレートからの連携は、スイッチ左ミドルです。一つ一つの動きがバラバラにならないように気をつけることが大切です。ゆっくりで良いので技のつながりを意識して行いました。

④ハンドミットを使った回し蹴りの確認:①②で確認したことを踏まえて、ハンドミットに回し蹴りを蹴っていきます。ハンドミットを使うと、振り抜く蹴りの練習がしやすいのでイメージづくりにはもってこいです。ミットを蹴ると、ついつい張り切って全力で蹴ってしまいがちになりますが、この振り抜く蹴りを、脱力からしっかりインパクトする練習を行うととっても役に立ちます。先週書かせていただいた「起き上がり小法師」のように、アクション後にはすぐ元の構えに戻っている動きが少しずつ身についていきます。極論ですが、時には「蹴る練習」ではなく「構えに戻る練習」だと思って練習しても良いと思います。それほど何らかのアクション後の戻りは重要であると考えます。もちろん全力強打の練習も当然必要です。

3.対人練習

①ジャブのリターン:相手が打ってくるジャブに対してパリーで反応してリターンする練習です。打つ側は逃げながら打ったり、届かないパンチを打ったりせず、しっかりと狙ってコントロールして打っていきます。受ける側は最低限の動きで見切り、最低限の動きでリターンします。この「最低限の動き」をするために何年も何十年も練習するのだと思います。日々の練習の中でこのキーワードは常に意識していきたいところです。例えば、パリーの時に手をワイパーのように大きく動かさないことや、腰を大きく回してしっかり受けたりしないことなどがあげられます。動きが大きいと、フェイントや次の攻撃に対応できません。パリーだと、タイミングよくほんの少しだけ体重を後方に移動させ、ボールをキャッチするようにほんの数センチだけ手を動かして相手のパンチを受けます。リターンの際は、体重を前足に移動させながら、パリーの僅かな捻りを戻す力をリターンにつなげます。口で言うのは簡単ですが、実践するのは難しいです。しかし、ポイントを整理しておくとイメージしやすくなると思います。

②右ストレートへのカウンター:遠間から踏み込んで打ってくる右ストレートに対して、「サイドにかわしながら右ロー」「技の起こりを抑えた前蹴り」「前に出ての膝蹴り」の蹴りカウンター3パターンを練習しました。サイドにかわしながらのローは右腕のガードが重要です。相手と自分の間に右腕を1本入れましょう。前蹴りは膝下をかい込むと遅くなるのでそのまま上げて蹴ると上手くいきます。膝カウンターは相手の右を押さえて自分の脇下に流しながら膝を合わせると上手くいきます。

③ジャブのラリーから右ストレートに対するカウンター:①と②を混ぜて行う応用練習です。ジャブのラリーの中に時々右ストレートをいれていきます。その右に③のカウンターを合わせる練習です。これはとても難しく、「リターン、右」とくるとヘッドスリップでかわすのが精一杯でカウンターは中々合わせられません。慣れないうちは、リターンと右の間に少し「間」を作ると練習しやすくなると思います。

④フリーマス1ラウンド:最近テーマにしている、「パンチと蹴りをバランスよく混ぜて攻撃すること」を意識して行いました。少しずつ感覚は掴めている気はします。

4.自由練習:時間が短かったのでSさんと回し蹴りの強打ミットを行いました。理想は「抜く蹴りで強打」です(笑)。

 この日は日中は蒸し暑かったのですが、夜になるととても涼しく、過ごしやすい日になりました。真夏のような体への負担はなくとても快適でした。台風もすぎたことですし、もう流石に涼しくなってくることを信じて、頑張っていきましょう!


関東予選大会2022①

2022年09月14日 | 試合記録

修斗(しゅうと)のプロ格闘家でもある谷井さん。

3戦全勝し、体力指数230以下のクラスで優勝!
11月に仙台で行われる『東アジア空道体力別大会』への出場決定です!

さすが、試合中でも落ち着いてますね。

ちなみに、修斗は仕組みがしっかりしているので、アマチュア大会から出て、きちんと実績を残さないとプロにはなれない。

プロの称号は伊達じゃない。