この日は14名の参加でした。
1.準備体操
2.対人練習
①ジャブからのミドル:この練習はスピードは置いておいて、体のしなりや捻りに重点を置いた練習です。ジャブは体重移動とインパクトが合う位置で受けてもらえるように距離を測ります。その距離からミドルを蹴りますが、スローで蹴り、インパクトで体のねじりや軸足の回転、腰の捻り等を合わせて押し込むように蹴っていきます。いわゆる粘りのある蹴りです。体幹を意識し、受け手がバランスを崩すように力を送っていきます。しっかり内脛を当てて行くこともポイントの一つです。
②スイッチミドル(左右):この練習も①のように粘りのある蹴りの練習です。①のポイントを意識してスイッチミドルを蹴っていきますが、前に出ながら連続で蹴り、受け手を後ろに下げていきます。ここでもスローで蹴るので、正確に力を伝えていかないとバランスを崩してしまいます。慣れてきたら蹴り足を戻した際にそのままステップしながら連続で蹴ります。力の伝え方、体の使い方を確認するのにとても良い練習です。
③プッシュからのミドル:プッシュについてはさまざまな方法があり、例えば、片手で肩を押したり、両手で胸を押したり、構えている肘をつかんで押したりするなどがあります。プッシュは相手を下げるだけでなく「相手の体勢を崩す」という非常に重要な効果があります。そのため、できるようになると攻撃の幅が広がります。ポイントは「ステップをつかうこと」です。瞬間的に後ろ足を抜いて素早くステップをするとノーモーションで距離を詰めることができます。その、前に移動する力をプッシュに伝えると体重を乗せて押す事ができ、腕の力だけでプッシュするよりも大きく相手を崩すことができます。また、ステップを使うと一瞬体が沈むので、両腕でのプッシュをイメージすると、腕の中に頭が入りディフェンスにもなります。その流れで相手の喉元に近い当たりを押すと、相手の上体を崩しやすくなります。これは一つの例ですが、プッシュの際は「崩す」という効果を出すためにどう押せば良いのかを考えていくと良いでしょう。
④前蹴りからのミドル:ステップまたはスイッチで前蹴りを蹴り、さげた相手を粘るミドルで蹴っていきます。前蹴りとミドルがスムーズに連携できるように蹴ることを意識して行いました。
3.マット運動:ゆりかご、背倒立、肩倒立、腹ばい後転などの練習を行いました。
4.左フックに対するディフェンスと、組んで倒してからの肩固めへの連携:左フックに対して、ガードやスウェー、片手でガードしながらもう一方の手で肩口をプッシュ、ダッキングなどのディフェンスを行います、攻防を意識してこれらの動きを行いながら、ダッキングでかわしながら組みつく動きを入れていきます。組むとスタンディングでの肩固めのような形になります。その形から捻りながら倒してマウントに移行、足を外してサイドに回りながら肩固めを決めていきます。捻りながら倒す時は、右足を相手の膝裏にストッパーのように当ててひねると倒し易くなります。このストッパーがないと、相手は歩いて逃げることができます、あびせるように倒した後はマウントポジションになりますので、そこから足を抜いて肩固めをかけていきます。マウントのままでもかけることができますが、私は一度足を抜いて、相手の頭を中心にして回って体重をかけながら決める方法が極めやすいです。というか、マウンドの状態からは上手くかけられません。ここについては研究が必要です。
5.自由練習:Sさんと肩固め、三角締めの技研を行いました。これらの技はなかなかに難しく、お互いまだまだ研究が必要な要です(笑)。苦手な技は時々研究すると少しずつわかってきます。今日も少しわかりました。でもまだ「惜しいけど極まらない状態」です(笑)。
この日で久里浜教室が長年お世話になってきた南体育館が工事のためにしばらく稽古ができなくなります。今度ここで稽古ができるのは2年後の予定です。長いです。来週からは別の場所での稽古になりますので、稽古は続けることはできますが、ずっと慣れ親しんだ場所としばらくお別れするのは少し淋しいところです。また新しくなった体育館で元気に稽古することができるその日まで、みんなで頑張って稽古していきましょう!