押忍! 追浜道場の小林です。
今回の稽古は、「C」で畳が敷いてあり、参加人数は17名でした。
【基本稽古】
上段ジャブから、金的蹴りまでを通して、気合を入れて行いました。
皆さん良く声が出ていて、活気にあふれる基本稽古でした。
大変寒い日なのに、ここまででかなり体温が上昇し、大量の汗をかきました。
【畳にあがって、基本稽古からの応用稽古】
①背中を丸めたまま後ろに転がり、頭を床に付けずに戻る。
②①で転がって、足を大きく回し、片足をもう片足でロックして、三角締めの形で座る。
※足を大きく回した反動で、素早く相手の腕と首をロックするイメージで行う。
③①で転がって、戻る時に片足と反対側の手をついて、もう片足を後ろに抜いて、ひざ立ちの状態で構える。
※足と手の間に、素早くもう片足を通さないと、相手から攻撃されるので、すぐに対応できる構えを取る。
④③の応用で、起き上がると同時に足を抜き、横に転がったり、反対に転がったりしてから起き上がって構える。
※ひざ立ちの状態から、ひざを中心に反転したり、構えたりして、前後左右からの相手に対応する構えを取る。
※四つん這いの状態から、片手片足で足を入れたり抜いたりする動きを繰り返すことで、上の動きに素早く反応できるようになります。
⑤ガードポジションの基本稽古(ガードポジションは、足を床につけないことに注意する。)
※足裏を常に相手の腰や足のつけ根くらいにしておくことで、上の人の動きを制する。その時に、袖や襟をつかむとさらに効果的。
※足裏で相手の足のつけ根からひざのあたりを押してつぶす。うまく反対の足を使えば、ひっくり返す事もできる。
※相手に裾をつかまれた時は、足先をくるりと回して、袖を切る。
※相手がサイドに回ったら、足と手をうまく使って体をひねり、改めてガードポジションにする。
※相手が頭の上に回った時も、同じように180度反転して、ガードポジションにする。
※相手がサイドに回った時の応用で、袖をもって相手の動きと反対に体をひねると同時にひざ立ちの状態で構える。
(相手の力もうまく利用できると、ひざ立ちがしやすいし、さらに立てるようにまで出来るとなお良し。)
⑥ニーオンの状態からの基本稽古(相手の袖をしっかり取って、ひざは相手のみぞおちあたりで動きを制する。)
※下の人が、エビで逃げようとするところを、反対のひざを胸のあたりに落とし、動きを制し、そのすきにみぞおち側のひざを滑らせてマウントを取る。
(ひざをうまく滑らせないでまたいでしまうと、下の人の足で挟まれてしまうので、注意が必要。)
※ニーオンの状態から、ひざを滑らせると同時に、もう片足も滑らせて、反対側のひざでみぞおちあたりを押さえて制する。
(これも、足を滑らせずにまたいだり、遅かったりすると、下の人の足で挟まれるので、注意が必要。)
⑦ニーオンで極めを打ってからの応用稽古(相手の袖はしっかりと取っておく。)
※取っている腕に、内側から極め突きした腕を回して、腕がらみの体勢に持っていく。
(相手の肘が、上の方にあがっていると極まらないので、角度をうまく見ながら行う。)
(この際に相手が起き上がれないように脇で相手の首のあたりに体重をかける。)
(極めた腕を無理に上げずに、こちらの片足を後ろに海老反るようにすると、下の人の動きも制して、腕も極まる。)
※取っている腕を、腕ひしぎで極める。
(相手をまたぐ際に、腕を抜かれたりもう片方の腕でロックされないように、素早く極めるように行う。)
(ロックをされた場合は、こちらも両手をうまく使い、落ち着いてロックを外して極める。力まかせでは、難しい。)
※取っている腕を、下の人の首に回して、そのまま肩固め。
(うまく極まらない場合は、首の下から腕を回して、相手の手首をつかみ、そのまま極め突きも効果的。)
⑧立った状態で組み合い、相手を転がしてニーオンの状態からの攻防。(ローテーションでいろいろな相手と行いました。)
※基本的には、今回稽古した腕がらみや腕ひしぎがメイン。ただ、襟を使って締めたり、下から三角を狙ったりといろいろと試すことで上達が早まる。
【自由稽古】
T高さんと寝技の攻防を行いました。体重差があるはずなのに、上になってもなかなか極める事が出来ず、時間切れが多かったです。T高さんからは、三角締めで極められたり、腕ひしぎ逆十字で極められたりと、5分くらいの間に5~6回タップした感じです。寝技はたくさん技をかけられないと覚えないと聞きますが、それにしてもやられ過ぎだなと思いました。あと、ずっと力が入っていた為か、すぐに息が上がり、さらに締められることが多かったので、途中から酸欠で少しハイになっていました。T高さん今回もお付き合い頂き、ありがとうございます。一本でも多く返せるように頑張ります。
2月12日(日)に関東地区交流戦が行われます。今回から観客の応援も出来るそうですので、都合のつく方はぜひ応援に行ってあげて下さい。普段から一緒に稽古している道場生や身内の方からの声援は、何よりも心強いと思います。出場する選手の皆さんは体調管理に気を付けて、日頃の練習の成果を出せるよう頑張って下さい。 押忍!