この日は11名の参加。北下浦コミュニティーセンターでの稽古でした。
1.準備運動:前蹴り、横蹴り、後ろ蹴りのフォームでバランス運動を行いました。2人組になってそれぞれのフォームの状態で足を持ち約30秒キープします。蹴りのフォームチェックとバランス練習を兼ねた準備運動です。
2.対人稽古
①チューブトレーニング:はじめはストレート、ワンツーを行い、後でフック、アッパーを含めたパンチの練習をしました。中部トレーニングの効果は、パンチを打ったときのフォームの崩れがないか確認をすることができることや、体感トレーニングや補強運動的な効果もあると思いますが、体勢を崩さず瞬間的にパンチを打つために、個人的には、「関節をどう連動させていけば良いのかを意識することができること」が、効果として大きいと思います。フォームを崩さず、鋭いパンチを打つためには、体の様々な関節の連動が必要になります。腕の力だけでは鋭いパンチは当然打てませんし、安定したホームを保持することができません。ですから、足首や腰、膝、肩、手首などの関節の回転をうまく連動させることによって、インパクトに決まった感じがするフォームでパンチを打つことができます。これはあくまで私の感想なので、ほんとに正しいのか分かりませんが、「どうもぶれるなぁ」と思ったら、その辺を意識するとフォームが整ったので、自分自身は効果として実感をしています。この練習は割と時間をとって丁寧に行いました。
②ストレート強打:今度はミットに右ストレートの強打を打っていきます。先程のチューブトレーニングで確認した打ち方を実際にミットに打っていきます。この練習の場合はスナップを使った早いパンチではなく、縦拳でインパクトを意識しながら丁寧に強打を打っていきました。インパクトの瞬間に手首をどう効かせれば良いか?拳頭を当てるにはどうすれば良いか?などを確認しながら行いました。
③瞬間的な片足の状態での右強打:よく使う、蹴りフェイントからの右ストレートのイメージです。打つときに一瞬片足になりながら右ストレートを打ちます。ポイントはあげた足の振りを使ってパンチを打つことです。イメージ的にはパンチを打ったときにパンチを打った手と振り戻した足が対称の位置になるような体勢になることです。
④ジャブ、ストレート、フックリターンをスウェーで反応、返しの右:ここではパンチの攻防イメージしたパターン練習を行いました。ステップインをしてジャブ、ストレートを打った後、相手が左フックを返してくるので、それをスウェイかバックステップで反応し、すぐさま右を返すパターンです。ポイントは距離と左フックへの反応後の右への連携の素早さです。
スナップを効かせたシャープな右:最後にスナップを聞かせたシャープな右ストレートの練習をしました。オーソドックスで構えると右のパンチは強いので当てたい気持ちが勝って、力みの入った押すパンチになりがちです。しかし、この一見強そうなパンチは遅く、相手に反応されやすく、元の体勢にも戻りにくいため、どうしてもスピード感が損なわれます。ですから、攻撃力のあるパンチを打ちたければ、力まず、スナップを聞かせたパンチでインパクトのみ締めて打つことがポイントになって来ます。つまり、強いパンチを打ちたければ、打ちたいほど脱力することが大切です。わかってはいますが、なかなかできません。永遠のテーマです。
3.自由稽古:中学生とミット:ということで、永遠のテーマであるシャープな右ストレートの研究を中学生と一緒に行いました。私も含め皆それぞれ打ち方に癖があるため、そこを確かめながら研究をしました。皆さんありがとうございました。
先日、仙台で北斗旗無差別とジュニアの全国大会がありました。支部からも5名出場し、みな素晴らしい闘いをしてきました。選手のみなさんお疲れ様でした。今回得たことをまた今後の稽古に活かしていきましょう♪