大道塾 横須賀・湘南支部 稽古日誌

各道場の一般クラスの稽古日誌を稽古参加者に記録して頂く予定です。稽古内容の見直しや、反省・研究材料にご活用下さい。

2024年2月20日(火)久里浜クラス稽古

2024年02月25日 | 久里浜道場

この日は11名の参加。北下浦コミュニティセンターでの稽古でした。

1.準備運動

2.基本稽古:コンビネーション数種

①ワンツーフォームチェック

②ワンツーフック

③ステップインワンツー、バックワンツー

④ ステップインワンツー、さがりながらダッキング、ワンツー

⑤ステップインワンツーフック、さがりながらダッキング、フックストレート

⑥ステップインワンツー、継ぎ足で前に出てワンツー:前に出ながらのワンツースリーフォーです。

2.対人稽古

①前に出ながらストレートの連打:足と手を合わせながらストレートの連打を続けていきます。力まずにリズムに乗って行うのがコツです。

②さがりながらワンツースリー:前に詰めてくる相手に対し下がりながらワンツースリーを打ちます。これも足と手を合わせ下げた足を同時にパンチを打つイメージでリズムよく行います。

③②の動きの後、ストレートのリターンに対しダッキング、サークリングでの捌き:ポイントは、リターンに対し、1度ダッキングをし、戻してからサークリングに移行すると、きにキレが出ます。サークリングの後、相手の斜め後ろにポジションを置くため、非常に有利なポジションになります。

④組んで膝、体をひねってガード:お互い片方は首、片方は腕を持って組みます。そこから脇腹に膝を蹴っていきますが、まずは軽めの膝を受けます。痛いです。この痛みを知った上で、今度は腰をひねりながら背中で受けられるようにディフェンスの練習をします。

⑤組んで崩して膝:④の形で組んで、左右に崩して膝を蹴ります。崩しのポイントは足を1歩サイドに出し、自分が元いた場所を開け、その方向に相手を崩します。煽りを入れると非常によく崩れます。膝は状況に応じて回して蹴ったりまっすぐ蹴ったりと、使い分けると良いでしょう。

⑥組んでさば折りに対するディフェンス:組んだときに相手が腰に手を回し、上からさば折りを仕掛けてきたときのディフェンスを確認しました。ディフェンスの方法は、相手に腰を惹きつけられないように腰に手を回された瞬間に腰を後ろに引いて踏ん張ることです。ただこの時頭を下げるとそのまま頭に膝をもらいますので、背中を張ったままさば折りのディフェンスを行います。

⑦腕を外から1本入れて、首を取り返すディフェンス:両手で首をとられた時のディフェンスです。相手の腕の外側から前腕を相手の首に押し当て突っ張ります。そうすると相手が首を引きつけようとすればするほど首が絞まるので、隙が埋まれ相手の腕の内側から腕を入れ、首を取り返すチャンスが生まれます。腕を1本入れた後、掴んで相手を煽るとよりチャンスは広がります。

⑧遠間からの膝へのリターン:バックステップで透かして膝リターン。または左右サークリングで回して膝リターン。の2種類を確認しました。ポイントは相手の足が下りる前にリターンを返すことです。

⑨肘、膝、崩しのマススパー2ラウンド

3.自由稽古:中学生とさば折りの確認を少ししました。

 来週は3月。出会いと別れの季節です。それぞれ転期があることだと思います。それぞれの想いを胸に稽古に励んでいきましょう。


2024年2月13日(火)久里浜クラス稽古

2024年02月18日 | 久里浜道場

この日は12名参加。北下浦コミュニティーセンターでの稽古でした。

1.基本稽古:手技を中心に数種類行いました。

①構えを変えながら下がってジャブ:後ろ足を下げながら、素早く構えを変え、元の場所に戻りながらジャブを打ちます。イメージ的には相手の攻撃を透かして、すぐにステップにして反撃に移る動きです。左右交互に行いました。

②①の動きに捌きを入れ、後ろの手のストレートを返す動きです。これは難しい動きでした。

2.対人稽古

①ローを透かして返しのロー:相手のローを透かしてすぐローを返す動きです。

② ①の動きにパンチを交えて:①動きに時々ジャブやストレートを混ぜていきます。ローだけを見ていると上に反応できないので、パンチを入れ両方に反応できるようにします

③ローを受ける:相手が軽く蹴ってくるローを受けます。蹴る方は内脛を上から落とす蹴り方と足を巻きつけるように、粘りのある蹴り方の違いを確認しながら練習しました。

④掌底フックの確認:ミットに想定フックを打って行きます。はじめは力を抜いて大きく振り回し、遠心力の確認をし、少しずつ肩を入れて打つフックに近づけていきました。

⑤ミットを使って、フックの研究:フックの研究を行いました。例えば左右の連打やロングやショートのフックの使い分け、フックからローへの連携など研究をしました。

⑥フリーのミット:最後に3分1ラウンドのフリーのミットを締めに行いました。

3.自由練習:Hさんとミドルの研究わ行いました。距離や角度を変えながら、しっくりくる蹴り方を探りました。Hさんありがとうございました。

 最近は2月と思えぬ暖かさ。もうこのまま春になるのかな?


2024年2月6日(火)久里浜クラス稽古

2024年02月12日 | 久里浜道場

この日は13名の参加。北下浦コミュニティーセンターでの稽古でした。

1.準備運動

2.基本稽古:

①ステップインジャブ、ステップバック前蹴り、ワンツー

②ワンツー、ダッキング、ワンツー

③左右ショートアッパー連打

など、コンビネーション数種。

3.対人稽古

①左右ショートアッパーの確認:左右のショートアッパーの確認を行いました。ポイントはテイクバックを大きくせず、構えた位置から肩の関節を縦に回しながらコンパクトに打ち抜いていくことです。またインパクトの瞬間に手首を効かせて拳頭で打ち抜くように意識すると良いでしょう。ここでは相手の手のひらに向けてフォームを確認しながら打っていきました。

②ショート、ロング、上下を織り交ぜたアッパーコンビネーション:アッパーのコンビネーションの練習です。ショートの連打からボディーのロングや、右のロングアッパーで入ってショートの左右など、距離に合った打ち方や上下の打ち分けを意識して練習しました。

③アッパーコンビネーションのミット: ②で行った打ち分けをミットで練習します。アッパーを柱にしたコンビネーションをペアで考えて練習します。例えば、顔への左右連打から、左ボディー。遠間から踏み込んで、左ボディー、顔へ右、そしてまた左ボディなどです。慣れてきたら、アッパーコンビネーションの中にフックやストレートを入れていろいろなパターンを試しました。

④ジャブのみでパンチのキャッチボール:お互いジャブを交互に打ちパリーでさばきます。目慣らしも兼ねて、多少タイミングをずらして機械的な練習にならないように気をつけて行いました。この時意識するのは距離です。攻防の中では連打が当然来るので、この練習では1発の約束ですが、避けた後、距離が近すぎないようにイメージしながら行いました。慣れてきたら、ジャブをダブルで打つなどしてパターンを増やしました。

⑤ジャブに前蹴りを混ぜたキャッチボール:④の動きに時々前蹴りを混ぜていきます。時々中段に蹴りが来るので、上下の反応が必要になってきます。

⑥ジャブ、ワンツー、ワンツーフックのキャッチボール:パターンを決めて反応練習を行いました。交互にジャブ、ワンツー、ワンツーフックを打っていき、パリーやガードで反応します。連打になるので、距離調整がさらに重要になってきます。

⑦⑥の後右のリターンに対する反応、反撃: ⑥の攻撃の後、右ストレートのリターンが来るので、それに対し反応し何かの反撃をします。例えばヘッドスリップでかわして右ハイキックやさがって打ち終わり狙いなど、いろいろ考えて様々なパターンを試しました。

4.自由稽古:短い時間、限られた空間の中で皆、それぞれミットや今日の練習の確認など集中して取り組んでいました。

 最近、久里浜クラスから他クラスへ出稽古へ行かれる方が増えています。かく言う私も出稽古で久里浜クラスにお世話になっています。出稽古に行くと他クラスの方と一緒に稽古することができ、仲間が増えて楽しいです。お時間の取れる方は是非出稽古に行ってみても良いと思います。楽しいですよ♪


2月9日(金) 追浜道場

2024年02月11日 | 追浜道場

押忍! 追浜道場の小林です!

先日の雪が嘘のように暖かくなってきたこの日、稽古参加は23名でした。

 

【準備体操と補強運動】

①しゃがんだ状態で片膝を立てて、かかとを浮かさない状態で前に体重をかけ、もう片方の足は後ろに伸ばして、アキレス腱と股関節を伸ばす。

②片足を前に伸ばし、もう片足を曲げた状態で後ろにずらし、徐々に股を広げていく。股関節と足の裏側と内ももを伸ばす。

③肩幅よりも少し広く足を広げて立ち、ゆっくりとスクワット。この時に上半身はまっすぐ前を向いたままで、胸を反らし、一番下まで来たら両手でつま先をタッチしてからゆっくりと体を起こしていく。

④片足ずつのサイドスクワット。③と同じように立ち、片足に体重をかけて、ゆっくりとしゃがむ。この時に上体はなるべく起こしたまま、手も使わない。反動をつけずにゆっくりともとに戻る。これを片足10回ずつ。

 

【移動稽古】

道場の端から端まで、移動しながら技や体さばきを行いました。

①ステップワンツーで構えを変えて、逆構えでのステップワンツー。帰りは下がってワンツー、構えを変えてワンツー。

②足を抜いて前に出るステップ。これは、下がったと同時に上体を少し前かがみにすると前に出やすい。帰りは下がりながら足を抜くステップ。こちらは下がる前に半身になるとやりやすい。

③少し大きく振り下ろすローキック。下から蹴り上げるのではなく、最初にひざを腰の上くらいまで上げて、足の重さを利用しながら振り下ろす。蹴り終わった後もふらふらせずに、次の攻撃や反撃に備えられる体勢を保つ。

 

【対人稽古】

移動稽古の並びのまま、前列から順番に後ろを向いて、移動しながらの対人稽古を行いました。

①ステップインして、相手の肩を押し、そのまま追い込んでのローキック。この時に低く出すと相手のひざに当たって逆に痛いので、少し上から振り下ろす感じで。さらに、足先や足首よりも、すねで当てるようにすると、体重が乗せやすいし、威力も増します。

②①で肩を押すときに、両腕で頭をガードしながら大きく突き飛ばして、追い込んでローキック。両腕を大きく輪のようにした中に頭を入れないと、相手の突きやフックなどをもらってしまうので注意。

③相手に上段フックを出してもらい、それをもらわないように、②で行った突き飛ばしからのローキック。タイミングをしっかりとらないと、フックをもらってしまったり、早すぎても相手に気づかれてしまうので注意。

 

サポーターを着けて、肘打ちとひざ蹴りの確認と応用稽古を行いました。

④ペアで相手の手のひらに肘打ちを当てて、打ち方や軌道、威力などを確認しあいました。ムエタイなどでカミソリのように相手のまぶたを切るような横ぶりの肘打ちでは、空道のマスクをかぶった相手には通用しないので、押し込むくらいに体重を乗せた重い肘打ちを意識して行いました。 ※水平に打つよりも肩を回して少し上から打ち下ろす方が効果的です。

⑤相手と組み合った状態からの肘打ち。組んでいる腕を下した瞬間にそのまま肘を打つ。組んでいる腕を中に押し込みながら肘を打つ。組んでいる腕の間から下からの肘を打つ。などペアで確認しあいながら行いました。

⑥ミットを使ってひざ蹴りも混ぜて、確認しあいました。首相撲の状態で相手を崩しながら、ひざ蹴り。この際にまっすぐだけでなく、相手をサイドに振るとさらに効果的。相手がひざを嫌がった時に、斜め上から肘を打つなども効果的です。

⑦肘打ちとひざだけの限定マススパークリング(相手を変えながら3回戦)。マススパークリングといえども、当たってしまうと大けがする可能性もあるので、お互いに注意しながら。いつも同じ相手だとパターンがわかってしまいますが、相手が変わるので緊張感も増し、間合いやタイミングの取り方もそれぞれで違うので、意識しながら行う。

 

【自由稽古】

O塚さんとS原さんと首相撲の首の取り合いを行いました。いつも力が入りすぎているせいか、すぐにロックされたり、体勢を崩されたりと、少しの時間なのに何度も転がされてしまいました。組技は何度も稽古して頭で考えるのではなく、体が自然と動く位にならないと難しいことを実感できました。O塚さんS原さんありがとうございました。

 

本日から、総本部主催の『指導者講習会』が始まるそうです。横須賀湘南支部からも黒帯と茶帯の何人かが参加していると思いますので、いろいろと話を聞けると良いかと思います。今後も定期的に開催されるそうですので、私も時間を作って参加できればと思います。

あと、来週と再来週に支部の懇親会があります。久しぶりなので楽しみです。 押忍!


2月2日(金) 追浜道場

2024年02月04日 | 追浜道場

押忍! 追浜道場の小林です!

久しぶりに稽古日誌を書かせて頂きます。

2月に入って、急に寒くなったこの日、稽古参加は15名でした。

 

【基本と移動稽古】

 まずは、各自で組手構えになって、道場の端から端までを、移動しながら基本の確認です。

①ワンツーを打って、一歩前に出て、逆構えでのワンツー。

 ※突きがまっすぐ出ているか? 引手は顔面をガードできているか? 足の開きが広すぎないか? ひざを内側に締めて、腹筋に力が入っているか? などを確認します。

②主にフックとアッパーでシャドーをしながら移動。帰りは下がりながら。

 ※フックを手だけでなく、体重を乗せて打てているか? 突きが流れていないか? アッパーの打ち終わりで拳を引けているか? 仮想の相手との間合いや攻防に対応できるように。 などを確認します。

③主にひざ蹴りでシャドーをしながら移動。帰りは下がりながら。

 ※刺すようなひざ蹴り、横から回すようなひざ蹴り、相手を崩してのひざ蹴りなど、一つ一つを丁寧に確認しながら。 特にひざ蹴りは単発では難しいので、突きやフェイントなどを混ぜながら、仮想の相手をイメージすると良い。

 

【対人稽古】

 続いては、前後に向かい合った状態で、実際の相手との間合いを見ながらの稽古です。

①攻める側は、上段突きを左右交互に出しながら前に出ます。この時に相手の頭に届くか届かないかくらいの間合いで突くことを心がけます。対して受ける側は、下がりながらパリング、スウェー、ダッキング、ヘッドスリップなどで交わしながら、相手との間合いをつめたり、離れたり、サイドに回ったりと確認しながら行います。

 ※突く方は、ちゃんとまっすぐに突かないと受け手の練習にならないので注意しながら突く。まったく届かない突きも意味がありません。

②①をハンドミットを使って、当てるつもりでフェイントも交えながら行う。受ける方は、反撃までを考えながら受けたりよけたりできるように確認する。

 ※攻める側は、狙うところは一点のみなので、うまく当てられるくらいの気持ちで。ただ、ハンドミットを回したり、突き出したりすると危険なので、突きの軌道と同じように打ち出すことに注意。

③パンチミットを構えてもらい、ワンツーを出した後、すぐに返しの突きを2発出してもらい、それを交わす。

 ※何回かやっていくと、相手の突きのパターンが読めるようになるので、より早くよけたり反撃したりできるように心がける。

④③で反撃の突きを交わした後に、蹴りをだす。

 ※よけ方が大きすぎると、蹴りまでの時間がかかってしまうので注意。また、よけた時に、間合いが近すぎると蹴りが出せないので、その場合はプッシュしたり、回り込んだりして蹴りが出せるようにする。

⑤④の蹴りの前に、突きなどを入れながら、気合を入れて2分間、息上げのための打ち込み。

 ※蹴りの前に出す技については、各自で決めながら行う。お互いに広く動きながら、いろいろな技を試すようにする。

 

【自由稽古】

 S原さんとキックミットを使って、回し蹴りとローキックの確認と、その蹴りを活かすための構えやコンビネーションの研究をしました。S原さんは大きいので、構えを大きくしたり、蹴り技を少し入れるだけで、相手からすると間合いがつめづらいので有効的だと思います。実際に構えてもらうと、こちらから攻撃するのが難しく感じるくらい、間合いが遠く感じました。また、いろいろな技を研究しましょう。S原さん、ありがとうございました。

 

 私事で約3か月の間、休会させて頂いており、稽古を再開するにあたり、皆さんと距離が出来てないかな?体が動くかな?と心配しておりました。今回再開するにあたり、皆さん変わらず暖かい雰囲気で迎えて頂き、楽しく稽古することが出来ました。森先生をはじめ、横須賀湘南支部の方々は、本当にまっすぐで真剣に稽古参加しており、気持ちが引き締まりました。改めて稽古に参加するって楽しいし、ストレス発散になるなと実感できました。動きが戻るまでは、少し時間がかかると思いますが、焦らず稽古を続けたいと思います。

 本格的に寒くなってきましたので、体調管理に気を付けて、頑張っていきましょう! 押忍!