この日は13名の参加。蒸し暑い日でした。
1.準備運動:蹴上げ、バランス練習等を行いました。
2.対人練習:ハンドミットを使ってローのバリエーション練習を行いました。
①ノーモーション前足のロー:ここではステップや追い足をせずノーモーションで相手の内腿を蹴ります。ポイントは蹴り足を同じ軌道で引き戻さず「振り抜いて膝をたたみながら構えに戻すこと」です。「大きいタライに入った水を膝を中心に足でかき混ぜる」イメージです。この「戻し」はすぐに安定した体勢に戻ることができるので是非覚えたい動きです。
②詰める相手に対し下がりながら前足ロー:詰める相手に対し下がりながら内腿に前足ローを返します。ポイントは「下がりながら蹴ること」です。今回は、下がってからステップをして蹴るのではなく、下がりながら蹴ります。バックステップした時には既に蹴っているイメージです。この動きは難しく、体が覚えるのに時間がかかりそうです。一生懸命蹴っていて、気づいたら前足を一度地面に着いてステップしていました(笑)。
③詰める相手に対し瞬時に構えを変えながら右ロー:②の動きに似ていますが、ここでは後足(右)で蹴ります。そのためローを返す時、体を翻すようにして構えを変えながら蹴ります。これは体の捻りが伝えやすいため、②の動きより蹴りやすい感じでしたが、両方とも距離調整が難しいです。
④③の動きの後素早く踏み込んで左のパンチ:③の動きをしすぐさま左を返します。詰める相手をローで止め、下がった分踏み込んで左を打つイメージです。
3.組み技
①大外掛け:受け身の練習も兼ねて、足を大きく開いてかけやすい状態の相手に対して大外掛けをかけます。ポイントは、「相手の左肩を押し下げるように崩す事」「大外刈りのように刈りきらずに掛けで倒す事」「倒した後相手をコントロールしてひきよせること」です。
②大外掛けからの起き上がり:この練習は、かける方の練習でもありますが、起き上がる方に重点をおいた練習です。大外掛けで投げられたら体を回転させ、すぐうつ伏せの状態になり、起き上がります。起き上がったらすぐ大外掛けで投げ、相手もすぐ起き上がります。この繰り返しです。投げられて決まる競技ではないため、投げられた後でもすぐに体制を立て直す事が重要です。その感覚を養う練習です。ちなみに結構たっぷり行ったのでこの日の練習で1番キツかったです。
③大外掛けから起き上がる相手に対し腕十字:これはできるとかなりカッコイイ動きです。まず、大外刈りから起き上がってくる相手に対し、起き上がる前に相手の体を左足で跨ぎ、右足も相手の首元に移動させて腕十字の形を作ります。相手が立ちあがろうとする力を利用して自分の左肩の方向に倒れながら相手を寝かせてグラウンドの腕十字に移行して極めます。例によって活字で説明するのは難しいですが、コツを掴むと結構それっぽくできます。そしてそれっぽくでもできるとかなりカッコいいです。是非会得したい動きです。
4.自由練習:少し時間があったので、Kさん、Sさんと分間の寝技技研を数本ローテーションしました。ムキにならず軽めにポジションの取り合い中心に行いました。審査で上下45秒間寝技を行うととてつもなく疲れますが、この練習の1分間はあっという間です。「1分間でどう一本取るか?」という視点で1分間マスを行うのも、審査向けの練習に良いかも知れませんね。Kさん、Sさんありがとうございました。
毎回暑い暑いとブツブツ言っていますが、この日も暑かったです。マスクはビショビショ、青道着は汗で遠くから見ると新品のような色合いに。おまけに飲み物を忘れてしまい水分補給出来ず、、、。でも,大汗かいて稽古すると気持ちいいですね。みなさんこの夏しっかり汗かきましょう!