紅白戦で3回から登板した宮国=近藤誠撮影
今後に期待が膨らむ2イニングだった。
巨人キャンプで、2年目の宮国が紅白戦に2番手で初登板し、2回を無失点。19日の阪神とのオープン戦の先発の座を射止めた。
開幕クリーンアップ候補を迎えた四回、粘り強さを見せた。先頭の藤村は歩かせたが、3番・長野は1球で一邪飛に。4番・阿部の左前打で一死一、二塁とされたピンチでも、5番・村田を切れのあるスライダーで空振り三振に取るなど、腕は振れていた。安打の阿部ですら、「1、2球目はコースいっぱいで手が出なかった」とうなるほど、随所に成長の跡がのぞいた。
昨季のイースタンで4試合に先発して3勝0敗、防御率0・00。とはいえ、一軍の主力に実戦で投げるのは初めてとあって、「抑えても、抑えても強打者が出てくるので、自分の投球が出来なかった」と振り返った。だが、それほどの緊張の中で、直球でも変化球でも楽にカウントを稼げるあたりが並ではない。「さらに楽しみが広がってきた」と喜んだ原監督は、宮国の故郷・沖縄でのオープン戦先発を決めた。
杉内らの加入で厚みを増した先発陣の中で19歳の右腕が、チャンスをつかもうとしている。(岡田卓史)
(2012年2月15日11時42分
読売新聞)
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