米上院、対中制裁法案を可決 下院は消極的

2011-10-12 14:23:12 | 日記

 米上院本会議は11日、対中制裁法案を賛成多数(賛成63票、反対35票)で可決した。ただ、共和党が制する下院では、中国たたきには消極的で法制化は依然として見通せない状況だ。法案は、中国・人民元を念頭に、米ドルに対して過小評価されていないかを従来よりも簡単に認定し、報復できるようにする内容。
 11日の採決では、上院で多数派を占める民主党議員に加え、一部の共和党議員も賛成に回った。ただ、大半の共和党議員は反対した。
 ただ、対中制裁法案については、下院の共和党指導部が審議に消極的だ。またオバマ政権も中国批判のトーンは強めているものの、対立路線とは距離を置いている。ただ、上院での法案通過は、来年の大統領選を控えて、米議会の一部で再び中国たたきが強まっていることを示すものだ。(ワシントン)


関連ニュース

李大統領、12月訪日へ 首相と会談、最終調整
「【正論】三菱UFJリサーチ&コンサルティング理事長・中谷巌」:イザ!
S&P、スペイン10行格下げ フィッチは6行

おいしい