【北京=峯村健司】中国河北省石家荘市の軍事管理区域でビデオ撮影をしたなどとして中国当局に事実上拘束されている高橋定さん(57)に対し、北京の日本大使館員が5日午後、石家荘市内のホテルで3度目の領事面会を行った。高橋さんは「元気なので心配しないで欲しい」という家族へのメッセージを伝えたという。
高橋さんは日本の準大手ゼネコン、フジタ(本社・東京都渋谷区)の中国現地法人に出向中で、フジタ社員ら日本人3人とともに9月20日に拘束された。同大使館によると、高橋さんは中華料理が続いており胃が疲れているものの、食事と睡眠をできるだけとるようにしていると話していたという。
大使館員は中国側に迅速な処理を求めたが、「釈放についての具体的な言及はなかった」(大使館関係者)という。この事件では、ほかの3人は30日に釈放されている。
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