アジア最大手の格安航空会社(LCC)であるマレーシアのエアアジアは21日、羽田空港と同国の首都クアラルンプールを結ぶ路線を12月9日から週3便運航すると発表した。羽田に乗り入れる初のLCCで、9月23日正午から片道5千円のキャンペーン運賃を自社サイト(www.airasia.com)で発売する。
運航する傘下のエアアジアXのアズラン・オスマンラニ最高経営責任者が21日午後、東京都内で記者会見した。大手航空会社の成田―クアラルンプールの正規割引運賃は現在、最も安い価格帯でも往復6万~7万円程度。エアアジアは格安運賃で来日経験のないアジアの旅行客を取り込み、日本からの旅行客の需要も開拓する狙いだ。
LCCの日本乗り入れが相次いでいるが、発着枠に余裕がない首都圏では定期便は今のところ、オーストラリアのジェットスターが成田空港に就航しているだけだ。成田はLCC専用のターミナル建設や着陸料の割引を検討中で、首都圏でも今後、LCCの運航が本格化する見通しだ。
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