Saturn S6の音

2022-05-04 07:42:29 | 音響機材/音楽再生

Uさん、おはようございます。

 

朝から連投します。

まだ寝ていてください。

 

今回は、Saturnの出音についてです。

その前にスピーカーの特徴について少し書いておきましょう。

 

ユニットは、同軸とウーハーの2つです。

口径長、ダンパーの縁まで14.5㎝(実測)です。

 

色艶からして、ポリプロピレン系の素材をコーンに使っています。

綺麗ではないけれど、ダンパーに問題はなく、音にも歪はありません。

 

バフレフポートは、前面にあります。

背面の壁までの距離が少なめですから、フロントポートの方が望ましいと考えています。

826Eもフロントポートでした。

 

スピーカー端子は4つ。

バイワイヤー・バイアンプ接続が可能です。

 

今は、ジャンパープレートをつけて素の音を出しています。

前のユーザーもそうしていたようです。

下側の端子のカバーだけが外れ、上側端子の蓋はそのままでした。

 

高さは88㎝、幅20㎝強、奥行27㎝で、コンパクトなトールボーイです。

重さは15Kgとの事。

 

このスピーカーを2階に持ち運んだ経験を得たことで、自宅環境における、スピーカーの重量、及び高さの許容範囲が分かりました。

 

S6を運んだ時に感じた少しの余力、826Eを運んだ時の苦労、これらを合わせて考えますと、スピーカーは高さ100㎝、重さ20Kgが上限です。

 

これ以上の大きさのスピーカーは移動に困難を来します。

以後、これをスピーカーを買い替えるときの選択基準とします。

 

ベースユニットはありません。スパイクを付けることが出来、付属品もありましたが、今のところ直置きです。

僅かに足のつま先ような膨らみがあります。が、しっかりと筐体を支えるには、いささか物足りないものです。

 

キャビネットは木製です。黒色に塗られております。

フロント部は樹脂製です。色は少し青みがかったようなグレーです。

 

回析波を避けるためか、ラウンド処理が施されています。

これは良いですね。音質面というより、危険防止の観点からです。

 

長くなりました。

さて、出音についてです。

 

飛んでくるような中音を期待していましたが、まとまった大人しい音です。

一枚、薄い布をかぶせたような明瞭さに欠けるところがあります。

 

ということで音の分離はそれほどでもありません。

音場は狭くも無く広くも無く。

 

良いところ。

綺麗に高音が響くときがあります。アルミ臭さはありません。

 

低音は、カタログ値では30Hzまで出るとあります。

小型の筐体ですが、826Eよりも低音の響きがあります。

 

全体として嫌な音は出ません。

が、どこか物足りない感じです。

 

826Eよりも価格が安く、小さな筐体です。

道理に従い、826Eの方がHIFiな感じの音を出します。

 

低音はS6の方が勝っていますが、全体に826Eの方が音が上質です。

 

Saturnは元々AV向きと言いますが、迫力ある感じではありません。

もっと音量を上げる必要があるのかもしれません。

 

S8というモデルもありました。

こちらは筐体もユニットも大きく、低音の下限値も低いことから、もっと迫力ある音が出るでしょう。

 

全体として、Saturnの導入、これは失敗だったかもしれません。

アメリカ航空宇宙局(NASA)が造ったサターン・ロケットは、多くの物資・人を月に送り込んだ成功したロケットでした。

 

残念乍ら、自宅のサターンは、今のところ、良い音を自分の耳に届けてくれることの期待は薄です。

 

同じ同軸なら、音の良かったrevolution xt-6を買えば良いのですが、バッフルの隅取りがされていないのが嫌です。

尖がった角を持っているスピーカーは買いません。だから、FYNE Audioもダメです。

 

スピーカーが送られてきた時の、配送用の箱と緩衝材。

とても邪魔ですから、捨てようかと思っていましたが、取っておいて良かった。

 

このスピーカーは短い期間で放出してしまうかもしれません。

 

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