スピーカーの切替え

2023-03-05 22:57:39 | 音響機材/音楽再生

Uさん、こんばんは。

 

スピーカーをTANNNOYのSatun S6から、DALIのPiano AGILEに替えました。

昨秋末まで、DALIのPiano AGILEでしたが、オーディオ再開に当たって、Saturn S6にしていたのです。

 

部屋の模様替えをしてから、オーディオのための余地が少なくなり、スピーカーの固定位置は無くなりました。

聴くたびにスピーカーを隅から取り出して来てセッティングをしなければなりません。

 

DALIのPiano AGILEのケーブル端子は、スピーカー台座裏側、つまり人間でいうと足の裏に当たるところにあります。

スピーカーケーブルの付け替え(付けたり外したり)が手間です。

それで、キャビネット背面に端子のある(これが普通です)、Saturn S6に替えました。

 

頻繁なケーブルの付け替えはこちらの方が楽です。

音質云々ではありませんでした。

 

Saturn S6は、音離れが良く明快な音です。

高能率な同軸ユニットを使っているせいでしょうか。

元々AV用に作られているせいか、サイズに比べて低音も良く出ます(カタログ上は、31Hzまで)。

 

音は少し乾いていて明るい感じです。

曲によってはコーンの素材(ポリコーン)の香りが少しします。

 

ここはほんの少しだけ安っぽく感じることがあります。

ま、値段なりのサウンドクォリティといったところでしょう。

 

問題はですね、曲の合う合わないが比較的はっきりするところです。

アンプ・DACの相性もあるんでしょうけれど、アンプは1セットしかありませんから替えられません。

DAC、ケーブルは試しましたからね。

 

聴きたい曲がいい感じにならないため、DALIの再登板です。

屋根裏に寝かせていたPiano AGILEを引っ張り出しました。

 

音がしっとりした感じになりました。

帯域のどれかが優れて際立つというものはありません。

 

高音はぎりぎりきつく鳴りません。

低音はSaturn S6に比べてやはり出ません

が、量感は得られますから、それほどの不満はありません。

 

余りボーカルものは聴かないのですが、試しに数曲聴いてみましたら、人声が背景の演奏に埋もれることなく、そこそこ明瞭に聴こえました。

こちらも良い感じです。

 

音像型か音場型かと言われば、少し芯のある音場型、と言えるのではないでしょうか。

 

Saturn S6よりも音の質そのものが一枚上です。

同じAV向けですが、そもそも値段が違いますから当然かもしれません。

メーカーの発想の違い、製品としての狙い(ポジション)の違いもあるでしょう。

 

いずれにしても、聴きたい曲がいい感じになるのは、Piano AGILEの方です。

スピーカーケーブルも、AGILEに、BELDENのSTUDIOとWirewordのHESとを付け替え・比べてみて、やはり落ち着いた音の出るSTUDIOとなりました。

 

BGMとして聴き流すのであれば、この組み合わせで十分です。

これで行きます。

 

明瞭さには欠けるが、耳障りの悪いところが無いというところが美点です。

部屋のものを整理して、AGILEの置き場所も確保しましたから、運用上も問題ありません。

 

Piano AGILEは、B&Wのように明瞭で先鋭度の高い音、解像感のある出音はありません。

スピード感も無いですし、曲によっては薄いベールのかかったような見通しの悪さすら、少しあります。

 

それでも音に品があって、何でもちょっとだけリバーブが掛かるのも良いです。

少し気難しいところのあるプライマーコンビとの相性が良いのも好都合です。

 

以前にも両者(スピーカー)のレビューを散々していますが、思い出したように再レビューになりました。

 

Piano AGILEを使うと、DALIの上級機種が気になってきます。

良い音なんでしょうね。

これも過去に触れていました。

 

今日の最後の曲は、ユキエさんの”水の舞曲”です。

 

ではこれで失礼します。

ごきげんよう、さようなら。