Uさん、こんばんは。
暫く空けての投稿となります。
仕事も落ち着き、ようやく時間が少し取れるようになりそうですから、また少しずつ更新をしていきます。
用あって、ついこのあいだ、ある地方に足を延ばしました。
帰り道でのこと、通り沿いにハードオフの看板が目に入りましたので、立ち寄ることにしました。
最近では、オーディオ専門業者のウェブサイトでの買い物が中心となっていて、総合リサイクルショップには立ち寄ることも少なくなっていましたが、探す物があり、寄ってみることにしたのです。
探し物ついでに、オーディオ関係の目ぼしいを探しますが、いつものハードオフ、といった調子で、これといったものもありません。
もちろん、欲しいもの・探しているものはありません。
店内をさらっと回ってお店を出ました。
大抵の場合、店員さんが何も買わずとも、ありがとうございました、と言ってくれます。
結果として見るだけですから、冷やかしみたいで少しこちらが恥ずかしいですね。
まぁ、気持ちは良いですが。
そのあと、立て続けに2軒のハードオフがありまして、ついでなものですから、どちらも寄ってみましたが、いずれの店もオーディオコーナーはいつもの風景です。
旧式のプリメインアンプや、国産の小さなブックシェルフスピーカー、古びたトールボーイなど、いつから展示してあるのかわかりませんが、誰も買うことがなさそうなものばかりで、見ていてこちらが悲しくなります。
店舗の外装がかなり草臥れていますので、出店からそれなりの年月が経過しているはずです。
そして、展示している商品の中には、開店時から置いてあるもののあるのでは、思わされるものも、多々あります。
モノが動いている気配が余り感じられません。
枯れ木も山の賑わいとは言いますが、枯れ木どころか化石のようなものを売っているのは如何なものか。
新品で良い性能のモノが廉価で買える時代に、旧式のフルサイズアンプやチューナー、CDプレーヤーなど誰も見向きもしないと思います。
外国人が国外で転売するためか、展示してあるものの品定めをする姿を以前はしばしば見たものですけれど、今はあまり見かけません。
ハードオフにあまり行かなくなりましたから、まだ彼らもいるのかもしれませんが、目も肥えて来て、値踏みをし、アキュフェーズやマッキントッシュなど、古くても値打ちの落ちないブランド、機種しか買わなくなっているのではないかと思います。
またですね、AVアンプなんぞ、新しい規格のものが次々に出て、少し古いものは急速に価値が下がるのですから、入庫したら利幅を薄くしてでもすぐに売ってしまえばよいのに、と思います。
そして、ある程度の期間でも売れないものは、何でも一気に処分価格にして捌いてしまえばよいのにと以前から思ってもいますが、お正月などで、10~20パーセントの割引価格でセールを行うのは一部の店舗に限られるようです。
棚なんて、スカスカでも良いのではないですか。
売れている証拠ですよ。
でも会社の方針なのか、値段も安くはないし、売れなくても下げませんね。
利幅がかなりあるのか、他のジャンルのものが売れていて、トータルとしてはお店の利益が出ているのかはわかりません。
店舗によっては、フランチャイズとなっているようですね。
そういうお店は少し独自性があって、値引きなどもお店の判断で行っているようです。
ダメなところは、交渉しても駄目でした。
そんな中、二軒目のハードオフのオーディオコーナーで、トリオ(ケンウッドではなく)のプリメインアンプに繋がれたヤマハのNS-1000Mが、申し訳なさそうなぐらい小さな音で、洋楽を流していました。音源は良くわかりません。
音が小さすぎて、音の分離、明瞭さに欠け、少しもこもこした音です。
スピーカーもメンテナンスは特にしていなさそうで、本来の良い状態から程遠い状態なのかもしれません。
それでも、何だか落ち着くような音色をしていて、気持ちが良い感じです。
流すだけなら、最新式のオーディオを血眼になってあれこれ選定するのではなく、こういったリサイクルショップに転がっている機器を適当に当てがってやっても良いのでないか、とすら思わされました。
そういった意味では、ハードオフに置いてある商品もまだまだ価値があるものなのですね。
ただ残念ながら、自分の場合、そういうフェーズはとうの昔に過ぎてしまいました。
やっていること、買っているものはあまり変わらないかもしれませんが、リサイクルショップでの、のんびり・ふんわり・まったり選定はもうありません。
今進んでいる道をそのまま進むだけです。
それでも。
棚に眠る多くのリユース機器に幸あれ。
そう思わずにはいられません。
ではこれで失礼します。
ごきげんよう、おやすみなさい。