年金暮し団塊世代のブログ

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ホンダ、定年退職者の希望者再雇用、65歳まで (2010年3月)

2010年03月02日 | 定年・再雇用・年金

昨日3月1日の日本経済新聞 朝刊 (P 11 )に以下のような記事が載っておりました。

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ホンダは4月から、再雇用制度を改定する。 60歳で定年を迎えた社員が再雇用を希望した場合、従来は会社が人選して再雇用するかを判断していたが、新制度では原則として希望者を65歳まで再雇用する。 再雇用者の収入も従来より増やす。 ベテラン社員の専門性、スキルを有効に活用するため、定年時に働いていた職場で、引き続き働けるようにする。

従来の制度では、人材が不足している部門に適した人を選んで再雇用し、配属してきた。 そのため畑違いの職場に配属されるケースもあり、再雇用者が十分に能力を発揮できない事もあった。  収入についても見直す。 従来、定年時の収入と比較し、平均で50%まで落ち込んだが、新制度では諸手当などを手厚くし、定年時との収入比で75%を確保できるようにする。   具体的には、従来は再雇用者の年間収入は平均389万円だったが、新制度では平均449万円程度になる見込み。

ホンダによると、2008年度の契約更新者含む再雇用者は185人。 5年前の03年度に比べ、約3倍に増えている。

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ホンダ=本田技研のHPによると、その従業員数は、単独で26,471人 (@ 09年3月末)ですから、再雇用者185人とは わずか0.7%(!)にしかなりません。  昨年10月に書きましたように、私めの勤める(地方の中)企業でも、再雇用者数は従業員数の約8%を占めるまでになっておりますから、日本有数の大企業であるホンダでは、それより一桁少ないレベルであり、まったくもって信じられない程で、それを発表するホンダの神経が判りません。 おそらく当局から相当厳しい行政指導があったものと思われます。

また、ホンダのHPでは従業員の平均年収は 793万円とありますから、その50%= 396万円、75%=595万円ですから、ホンダ発表の上記記事の数字とは整合が取れておりませんね。 一般的に定年間際の人の年収は平均より高いはずですから、余計整合が取れていないと言えます。

日本有数の大企業であるホンダでさえこれですからねぇ……


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