おっさんの記録箱

古寺巡礼記の紹介と山野草の写真記録
御朱印の記録 (御詠歌の御朱印が自慢)
低山登山の記録(山なんか大嫌いだぁ~)

【110】平等院 京都宇治

2008年07月23日 | 【 京都の古刹 】

【110】平等院 京都宇治

住所 宇治市宇治蓮華116
宗派 単立(天台・浄土共同)
山号 朝日山
開山 明尊大僧正
本尊 阿弥陀如来
  
国宝 鳳凰堂、梵鐘 木造雲中供養菩薩像52躯 金銅鳳凰、中堂壁扉画 木造阿弥陀如来坐像
重文 観音堂 木造十一面観音菩薩立像
備考 門跡寺院・日本三大如来(善光寺・平等院・清涼寺)

  

 2つの塔頭、最勝院の天台系・浄土院の浄土系があり、西方の極楽浄土、阿弥陀の世界があり池の東岸より拝する形が西方浄土の定番となっています。東岸に西向きに薬師さんがない形になっており、浄土寺や浄瑠璃寺と多少異なる形となっています。同形の寺に、毛越寺(平泉)、称名寺(横浜)、円成寺(奈良)などがあります。
 歴代天皇に娘を嫁がせ続け、天皇家より藤原氏の血の方が濃く、権力も牛耳ってきた藤原氏。その藤原氏の権力、栄華を象徴するのが平等院なのです。

 本尊阿弥陀如来の大仏に音楽と舞を提供する52躯の飛天(菩薩)が上空を雲に乗り飛び交っています。その雲中供養菩薩像の艶めかしさ、美しさがすばらしい。極楽浄土には、本当にこのような飛天が居られるのだろうかと思うと善行を重ね浄土の世界へ行かなくてはと思わずにはいられません。と卑しい気持ちが湧いてきます。中でも、南20号の踊りの飛天はお気に入りです。南8号は他の飛天と全く違ったぽっちゃりしている作風で、首をかしげて口をとがらせ横笛を吹く姿が良い。

 

 

雲中供養菩薩像南20号の模作で昭和60年くらいに作った我輩の作。

トツミズキ

ボケ

雲中の 雅楽奏でる 菩薩さま
五色の道は 極楽浄土


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。