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【130】三十三間堂(蓮華王院) 京都洛中

2008年07月23日 | 【 京都の古刹 】

【130】三十三間堂(蓮華王院) 京都洛中

住所 京都市東山区三十三間堂廻町657
宗派 天台宗
山号 なし
開山 平清盛
本尊 千手観音菩薩

国宝 坐像 木本堂(三十三間堂) 木造千手観音造二十八部衆立像 木造風神・雷神像
重文 南大門、築地塀(太閣塀) 木造千手観音立像 1001躯
備考 妙法院の仏殿 二十八部衆

 すぐ近くの妙法院の仏殿になりますので山号がありません。このあたり一帯に後白河上皇の壮大なりきゅうがあったと言います。その一角に法住寺として建てられ、湛慶を中心に1001躯の千手観音が安置された。中心にある千手観音座像は、湛慶の作で均整のとれた荘厳なお姿をされています。
 昔、裏の薄暗くて高いところにあった28部衆が、表の前面に出てきて、目線近くで見られるようになりました。玉眼の鋭い視線、烏天狗のような顔立ち、笛・鐘・琵琶等の楽器を持つものもあり恐ろしい形相の明王と異なり身近なものを感じる神達です。特に阿修羅像がすばらしい。牙を抜かれ闘志を失った興福寺の阿修羅と違い、牙も鋭く鬼の形相、孔雀明王と戦い敗れたとは言え、その闘志はそのままに充実した目をされており仏法に帰依したばかりのお姿でしょう。もう1躯、難陀竜王がいい。竜がまとわりついているお姿ですが、目が情けない姿でして、遠くを見るでもなく、親に怒られた子供の目です。釈迦誕生の折の産湯を注いだ龍で水の神です。
 ここは人のいないとき時間をかけてゆっくりと見たいものです。



珍しい丸い絵馬


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