今日書く事は、賛否両論あると思いますし、人によって大きく価値観の異なることだと思います。
特に治療中の方、刺激周期採卵で沢山の凍結胚をお持ちの方、二人目不妊で頑張っておられる方、・・・・気分を害される方がいらっしゃるかもしれません。
不安を感じた方は、すみませんが、スルーしてくださいね。
このブログには、良くも悪くも、私が感じた事悩んだ事を概ねすべて記録しておきたいと思っているので、自分の気持ちの整理のためにも、忘れないうちに書いておきたいと思いました。ご了承ください
2月の採卵の時、3個の凍結胚ができました。
1個目の5日目胚盤胞は陰性、2個目の6日目胚盤胞は今お腹にいる子。
3個目の6日目胚盤胞をクリニックで預かっていただいています。
私は子供好きなので、結婚当初、子供は3人くらいいたら賑やかでいいな、と思っていましたが、長年治療を続ける中で、歳をとり、現実的には難しいと思うようになりました。
それでも今回、運よく3個もの凍結胚が出来たと聞いた時、絶対3個ともお腹に迎えようと思っていました。
なかなか凍結胚ができなかった私にとっては、かけがえのないもの
お金には代えられないもののように思っていました
もちろん、数年後に無事移植できたからといって、すんなり妊娠できる保障は何一つありません。
移植すら難しいかもしれない
だけど、同じ日に受精し、同じように胚盤胞になった卵。
今までと同じように、先の事は誰にもわからない。
だからこそ、今までの二つの卵と同じように、お迎えだけはしてあげたい
これを本能と言うのか母性と言うのかわかりませんが、とにかく「迎えに行くから、待っててね」という気持ちは確固たるもの。
兄弟がいるほうがいい、子供は多いほうがいい、とかいうハナシとは全然違う次元で、私の中で湧き上がってきた想いでした
ある日、ひげぴよが「残りの卵ってどうなるん?」と聞いてきました。
「当然保存料がかかるけど、移植する日まで凍結管理してくれるんだよ」と言いました。
「保存料って高いんやろな・・・」とひげぴよ。
確かに高額です。
うちのクリニックでは、1ヶ月で5千円年間6万円となります
さすがにひげぴよ、「ハァ・・・高っ
」と絶句
今まで、治療のお金の事に一切文句を言わなかった人が、初めてあからさまにショックを顔に出した瞬間でした。
このとき初めて、彼の想いと私の想いは違うようだという事に気付きました
正直、ショックだったし、信じがたい気持ちでした。
今まであれほど苦労したのに、私はどんどん歳をとるのに、どういうつもりなんだろう…
彼も、私が別の想いでいることはすぐに察しがついたようで、「異論はあると思うけど、一応俺の考えを話すわな」と言って説明してくれました。
今回子供が授かった事を本当に嬉しいと思ってるし、神秘的で奇跡的なことだと思っている。
でも自分としては、今回の子が無事生まれてくれたら、言葉は悪いかもしれないけれど、今回の治療はこれでリセットということ。
前回の卵も、今残ってる卵も、今お腹にいるこの子を生み出すために生まれた卵のように思っている。
だから、今お腹にいる子が無事に生まれたら、この子は他の2個の卵の分の生命をも受けたことになるし、他の2個の卵の存在価値というか役目は、そこで終了、というようなイメージで考えていた。
「子供がいる」のと「今までどおり夫婦ふたり」というのは、全然違う。
どっちがいいとか悪いとかいう話ではなくて、状況がまるで違ってくると思う。
子供がいて、「できればもう一人」と思って治療をするのと、いなくて「どうしても欲しい」と治療をするのとでは、俺の中ではずいぶん気持ちが違う。
先の事はわからないけど、二人目を望んでいろいろやってみてダメなら、それを「残念だけど仕方がない」と受け入れる事は、多分できると思うから。
・・・こんなような話でした。
彼の言いたい事は、すんなり納得できるかは別として、理解はできました。
確かにそう。頭ではわかる。でも私の気持ちの中ではなんだかモヤモヤ…。
凍結保存を継続しないということは、「廃棄する」ということです。
今の私には、どうしても抵抗がある・・・・。
でも、ひげぴよの言いたい事もよくわかる。
ひげぴよは、「ことコレに関しては、多分、男と女とでは考え方感じ方が全然違うんやと思う。良い悪いじゃなくて。今まで何度も病院に通って、検査や注射や薬や、他にも痛い思いつらい思いをいっぱいしてきたのはだめぴよやから、最終的にはだめぴよの意見を尊重すべきやと考えてる。だから、だめぴよが納得いかないなら、保存しておいて、いずれ迎えに行ったらいい」と言ってくれました。
「私のせいで長い間子供が授からなかったのに、あなたはお金の事もひと言も文句言わずに、私のしたいようにさせてくれた。あなたの言いたい事はよくわかる。
私は卵がなかなか育たなかった時、本当につらかったから、どうしてもものすごく貴重なものだという想いが強い。
でも、この想いは、ハッキリ行って感情論だと思うし、子供は多ければ多いほど嬉しいと思っていたけど実際育てるとなるとキレイごとでは済まないこともわかっているつもり。例えば2年後に迎えに行きたいと思っていても、何かとんでもない事態が別に起こって、それどころじゃないかもしれないし…」などと私はなかばパニックに
ひげぴよは、「まぁまぁ、落ち着け。かけがえのないものと思う気持ちがあるなら、少なくとも後悔はしないように残しておくべき。そして、残しておくからには、絶対迎えに行く覚悟を持って、自分の気持ちに正直であればいい」と言いました。
保存料は今月からかかります。
贅沢な悩みだというのは、よくわかっているつもりです。
でも、産まれて来る子の事を考えると、今までのように「自分達さえ我慢すればいい」という状況ではなくなる可能性もあります。
お金の価値も、今までとはまるで違った捉え方になるかもしれません。
納得いくまで、たくさんたくさん、じっくり考えてみようと思っています。
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うんうん、よく分ります。
だめぴよさんご夫婦の問題うちも直面しまして、私と主人とだめぴよさんご夫婦本当に同じ状況でした。(今の娘を妊娠した時ですが)
私たちも凍結卵があったのですが、2人目はリスタートしようという事でサヨウナラしました。
だめぴよさんのお気持ちすごく良く分かります。。。
難しい問題ですよね。
2人の足並みは妥協じゃなく揃えたいですもんね。
私たちも悩みましたよ。納得いくまで悩むのが一番だと思います。
まさしく、今あたしも直面していること。
うちのクリニックでは1年保存なので、昨年の凍結の日からちょうど1年経過した今、決断しなければいけなかったのです。
子育て真っ最中の今、例えば1年後、あるいは2年後、経済的にも精神的にも、その卵を迎えにいける状況にあるのかどうか、想像すらできません。
だけど、あたしもだめぴよさんと同じで、受精卵になってくれた卵ちゃんを破棄するという決断はやはりできません。
どうしても迎えにいきたい。
旦那も、2人目をどうするか、今決断はできないけど、可能性は残しておこう・・と、まづは1年、保存延長することに決めました。
だめぴよさんも、うんと悩んでくださいね。
あたしも、お迎えに行く日まで、あるいはお別れの決心をするまで、うんと考えるつもりです。
コメントありがとうございました!
お祝いの言葉がすごく遅くなって
申し訳ございません!
クリニックご卒業、
本当におめでとうございます!
これからも赤ちゃんが順調に育ちますように☆
だめぴよさんからコメントを頂いて
保存料が年間6万円には本当に驚きました。
KLCが安く感じてきました。。。
だめぴよさんのお気持ち、
すごいなって感心します!
私は、お金の事やグレードの事が
気になってしまって、卵に対する愛情が
欠けてました。。。
でも、だめぴよさんが5日目胚盤胞では
陰性だったのに、6日目胚盤胞で
赤ちゃん授かったと知って、
心が揺れ始めました。
私も年齢的にも今2人目のことは考えられない
というのが正直な所です。
でも、赤ちゃんが無事産まれたとして
それから1年位は少なくとも保存料を
払い続けて保存してもらおうと思っています。
これからもだめぴよさんのご意見や
アドバイス宜しくお願いします!!
あたしは採卵は一度しかしていないんですが
その時に6個分割が進んで1個は新鮮胚で移植したので(陰性)
残りの5個を胚盤胞まで育てていました。
どれも順調に分割が進んでいたので、凍結確認をする前は
・全部が胚盤胞になったらどうしよう~~~♪
・凍結のお金もすごくかかっちゃう~~~♪
・二人目がどうしても欲しくて治療してたけど、三人目もいけちゃうじゃん♪
と、かなり浮かれ気分でワクワクしてました。
が、結果としては胚盤胞まで成長して凍結出来たのは1個のみ。
そのオンリーワンの胚盤胞が今は赤ちゃんになってがんばってくれています。
お子さんが無事に産まれて、二人目を考えられるようになって
欲しくなった時には数年、更に年をとってしまいます。
それぞれの事情がおありだとは思いますが
今までなかなか胚盤胞にならずに辛い思いをされてたとのこと。
やっと胚盤胞まで育ってくれた時より、更に年齢を重ねたら
どうしたって卵の年齢も上がってしまいます。
その時に卵に力があるかどうかは、その年になってみないとわからないこと。
そういったことを考えて、あたしはもし余剰胚が出来たら
凍結は延長して、時期が来たら移植つもりでいました。
だって、実年齢より1年か2年若い受精卵なんですよ
あたしはだめぴよさんより年上なので、そこにすごく魅力を感じていました。
でもこれは、あたしの年齢だからそう思うのだと思います。
だめぴよさんがご主人と話し合われて、お互いが納得した結果が出せれば一番いいですよね
確かに安くはないですが、今回、高度不妊治療と呼ばれるものに踏み切って、治療を進めた結果、私は医療の力を借りなければ妊娠出来ないんだろうな、と思いました。
まだ、夫とは具体的に話をしていませんが、
私は凍結保存しておいてもらいたい、と考えています。
Lindaさんも仰るように、卵は年々、年を取っていくけれど、凍結している卵ちゃんは、採卵した当時の状態のもの。
変な例えになってしまいますが、結婚してからもいろいろさせてもらっていたピアノやピラティスの月謝よりは安い。
そして、医療の力を借りないことには始まらない(と思ってる)私には、何物にも変えがたいものなので、その分、他をやりくりして、凍結したいと思ってますが、
夫に話したら、ひげぴよさんのように、衝撃のリアクションをするかもしれない?!
こればかりは、夫婦二人で話し合って決めることなので、話してみないことには始まりませんね。
だめぴよさんご夫婦は、いつもちゃんと向き合って話をされて、羨ましい・・・。
うちは、だめぴよさんご夫婦の上記のような真剣な話し合いは、きっと無理(いつもそう(泣))。
そうなったら、強行突破で凍結保存続行です(笑)。なんちて。
去年の8月に1つ移植して、今年の5月に娘を出産しました。
保存料金もあるので、年内か来年のはじめには迎えに行こうと思ってます。
その移植で私の治療は終止符を打つつもりです。
勝手な意見ですが、保存している卵ちゃんを捨てるのはもったいないかなぁと思います。
そして遅くなりましたが、クリニック卒業おめでとうございます♪
凍結卵の事…すごく分かります。。だめぴよさんの気持ちも、そしてひげぴよさんの考えも…。
うちの場合は旦那が2人目も希望。私ももちろん希望はそうだけど、現実的に考えてしまい2人目治療の色んな大変さ(金銭面や1人目ちゃんのフォロー)それに加えて妊娠後の不育治療…と思うと消極的に。
正直、現在も悩み中です
凍結卵は1個。しかも良い卵から戻している事を思うとグレードの事も気になったり…。
でも、私は今のベビーを無事に出産するまで凍結延長は絶対。(出産するまで不安は拭えないので…)そうなると、その後1年位の凍結延長をどうするか…!?って事になるんですよねぇ。。。
全然答えになってないけど
だめぴよさんも後悔のないよう…ゆっくりじっくり考えて下さいね!!
私は今2つ凍結胚があるのでうまくいけば直面する問題です。
私の今の気持ちは今までの苦労と可能性を考えると凍結胚を自ら手放すという選択を出来ない気がします。
移植してみて出た結果を運命として受け入れたいと思っています。
育児はそんなに簡単なものではないと世の中のママさんに言われるかもしれませんが
もし自然妊娠出来る体で年子を身ごもったとしたら産むと思うし…。
極端な話双子だったとしたら最初から大変なんだと思うし…。
結局どれも想像でしかないのですがあらゆる角度から想像して
とにかくあせらず後悔のないようにじっくりと決めてくださいね。
だめぴよさんが悩んで納得して決断したのなら
どの答えも間違いではないですよ!!
先日旦那がいきなり2人目の話を切り出してきて、だめぴよさんの旦那様と見事に同じ意見を言ってきました。
私も治療を始めた時は、まず1人、という気持ちでした。2人目までとは望んでいませんでした。でも実際に手術をし(採卵)、培養士と共に毎日卵の成長を見守っていると、どうしても「卵」と割り切れない感情が生まれてきました。それは今は電子顕微鏡でしか確認できない存在かもしれないけど、立派な「命」なのだと。
予定では第1子の子育てが順調に進むなら1年後に迎えに行く予定にしてはいます。でもその時には年齢も重ねているし、グレードも低いから残念ながらその子はこの世に出て来れないかもしれません。でも、それでもその子の「生」を全うさせてやりたいと私は思っています。旦那にその話を説明してもイマイチ理解が得られなかったですが。。「3割しか賛成できん」と言われてます
多分高度治療を体験した女性にしか分からない感情でしょうね。でも同じように悩んでらっしゃる方が多いのには勇気付けられました。
だめぴよさんはまだこれから約一年お腹の子供との生活が待ってます。約一年、体と心の変化、ずいぶんあると思いますよ。奥さんだけでなく旦那さんにも。最終的な決断は出産してみてからでも全然遅くないと思います。お金が絡むので無理強いはできませんが、できれば病院で預かってもらっておくのを私はお勧めします。
ではでは、始まったばかりの妊娠生活、大いに楽しんで下さいね
以前にほんの少し交流して頂いていたninaです。
憶えていてくださっているでしょうか。
いろいろ思うところがあり予告なしにブログは閉じてしまいましたが、当時交流させて頂いた方のブログは時々訪れていました。
だめぴよさんの今回の妊娠、本当に嬉しく思っています。
お祝いの言葉、いまさらながらですが…本当に本当におめでとうございます。
どうか無事の出産を迎えられますようにお祈りしています。
凍結胚の話。ちょうど私は今月、治療していた病院に保管料を支払ったところだったので
図々しくもコメントを残したく、顔を出してしまいました。
私も妊娠時に採卵した残りの胚は1つでした。
3月になんとか無事に出産を迎えて、今、3か月の子を育てながら、
2人目を望むとしたら…その残りの胚を移植してみて、ダメだった場合、以降はいっさい不妊治療はせず自然にまかせる、という結論に、私たち夫婦の場合はなりました。
実際に不妊治療とIVF-ETでの妊娠を経験してみて、自分には自然妊娠はほぼ望みはないだろうとはわかっているんですけれどね(^^;
多分、実際にひとり授かってみて、「もうこの子ひとりでもいい」と夫婦で思うようになったのかもしれません。
不妊がわかる前は私も子だくさんに憧れていたのですけれど(苦笑
残った胚をお迎えに行く理由は、私の個人的な考え…だめぴよさんと同じく「お迎えに行くのが義務だと思う」…からです。
実際に「第二子を望む」かどうかという気持ちや考えは…
子どもは、現在授かった一人だけでも何も問題ないと思えています。
残卵をどうするか…というのは、気持ちの面でも金銭的な面でも、とてもデリケートで難しい問題だとは思いますが、
できれば、今お腹にいるお子さまの顔を無事に見るまでは、預かってもらっておくことを私はおすすめします。
実際に子どもを授かってみると、思うところや価値観などに大なり小なりの変化が生まれてくると思います。
そのうえで、最終的にどうするか…というご夫婦での結論を出すのでも、遅くはないのではないでしょうか。
ひげぴよさんの仰る「お役目」的な意味でも。今だめぴよさんのお腹にいるお子さまの誕生までは、結論を待っていてもらってもよいのでは…。
また、現実的な話になりますが、6万円という金額は、ひとりめのお子さまの誕生前後には十分にやりくりして節約可能な金額だとも思います。
ひとりめの育児をしながらの不妊治療は、金銭的な負担以上に
母親と第一子の体力とメンタル面の負担がひとりめ以上にかかると思いますし…
だらだらとまとまりない文章になりました。すみません。
だめぴよさんとひげぴよさんご夫妻の場合は、ご夫婦で話しあうことでまたひとつ絆が深まってゆくのだろうなと思いますので
今回もじっくり相談されて結論を出してくださいね。
夫婦の数だけ結論がある問題だと思います。そして、どんな結論も、間違いではないと思います。
最後に、これからも陰ながら…だめぴよさんの無事の出産への道のりを、応援しています。