ないちょの雑記帳

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日本が中国に対し、ガス田試掘開始を通告

2005-10-09 | 政治
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 九月三十日から十月一日まで行われた東シナ海の石油ガス田開発をめぐる日中局長級協議で、中国側が共同開発に関する日本側の提案などに回答しなければ、日本側も日中中間線付近で試掘に踏み切らざるを得ないとの見解を表明していたことが八日、分かった。

 日本側は次回協議を今月十九日に北京で開くよう求めており、共同開発についての回答を求める考えだ。「中国は採掘施設に多額の資金を投入しており、開発を中止することはない」(外務省幹部)との見方が強く、日本側は試掘実施に向けた準備を進めている。

 先の局長級協議では、日本側は日中中間線をまたいでいるか、その可能性が高い白樺(中国名・春暁)、樫(同・天外天)、楠(同・断橋)、翌檜(あすなろ)(同・龍井)の四つのガス田で共同開発を行うよう中国側に初めて提案した。

 日本側は、中国による開発の即時中止とガス田の地下構造に関するデータ提供を求める一方、中国が樫で生産を開始し、近く白樺でも生産が始まりそうなことから「中国の対応次第では、日本も試掘に踏み切らざるを得ない」との見解を表明した。これに対し、中国は日中両国の係争水域は日中中間線と沖縄トラフの間であり、日本側の試掘は容認できないと激しく反論した。

 また、日本側は「このままでは不測の事態が起きかねない」との考えを強調し、試掘に踏み切った場合に日中関係が一挙に緊迫しかねないとの懸念を表明した。日本側が試掘実施を強く示唆したのは共同開発提案などに関して中国側の前向きな対応を促す狙いがあったとみられる。

東シナ海ガス田 日本が試掘通告 前回の日中協議「共同開発」促す (産経新聞) - goo ニュース
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やっと日本の外務省も本腰を入れて、中国と交渉する決意を
決めたようである。
先に述べたように中国に対し、毅然とした対応を望むものであ
る(過去記事:東シナ海のガス資源の行方)。
この東シナ海の問題で一番問題なのは、日本が国家として
毅然とした主張をできるか
ということである。
これからの時代ほぼ間違いなく、中国は地球温暖化や中国自
身の深刻な環境汚染によって、国内での資源を利用できなくな
り、その足りなくなった資源分を中国に隣接する海域などで、
確保することなるであろう。
東シナ海への中国海軍の勢力拡大の動きはその一環と考えら
れる。
(過去記事:中国の軍事的脅威「春暁」ガス田に中国軍艦
 海自、初めて確認

そのとき、日本と東シナ海の海洋権益で対立することは必至
である。
そのときに日本が毅然とした対応をとれるかどうかが重要にな
る。なんの代償もなく、平和な状況が享受できる時代ではなく
なる。日本が実力でその権益を確保できるようにならなければ
ならない。
(過去記事:平和を守るにはそれなりの代償が必要である。

今後も毅然とした態度をとり、日本の権益などを確保してほし
い。

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