ないちょの雑記帳

日々心に浮かぶこと、世の中のことをそこはかとなく書き綴ってます

まもなく憲法記念日がやってくる・・・。

2007-04-29 | 日記のようなもの
約一ヶ月ぶりのエントリーとなります。

いい訳じみていますが、ここ最近仕事や就職活動等で時間的余裕は作ろうと思えばあったのですが、精神的に新たなエントリーをする状況にはありませんでした。それに加えて、自分の中にある思いにどのような形を与えるのか迷いがあり、どのような形にすればよいか全く見当もつかず、なかなか新たなエントリーを上げる気持ちになれませんでした。

それでも約3年ほど続け、少ないながらも訪れた方々を放置するということわけにもいかないと思いました。だから何とかもう一度自分の中の思いを見つめなおし、それに形を与えることに新たに挑戦しようと思いました。

そんなわけでこれからもよろしくお願いします。

前置きはさておき、まもなく憲法記念日がやってきます。
先ごろ、国民投票法案が衆議院を通過しました。長年、憲法中には改正可能であると謳われているにもかかわらず、その具体的手続きを定めた法律がないという状態に終止符を打つことになりました。

憲法改正に反対する勢力(いわゆる護憲派)はこの法案が成立することにより、憲法が改悪されると猛反発しています。
現行憲法は国民主権を謳いながら、国民が憲法を改正する具体的な方法について明確化されておらず、真に国民主権の憲法とはいえない状態です。実際、現状では現行憲法は明確に国民の意思で成立した民主憲法とはいえないものであり、「改正大日本帝国憲法」とでもいうべきものです。この問題を放置することについて、「護憲派」は明確な見解を示していません。その意味でやっと民主憲法として再構成することが可能になったといってもよいでしょう。

憲法改正の焦点として一番に挙げられるのは、第九条でしょう。

第九条
第一項
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

第二項
前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

とあり、条文をそのまま読めば一切の戦力保持および武力行使を行わないと読める。となれば自衛のための実力も第九条の”戦力”に含まれ、自衛隊の存在は明らかな憲法違反となる。現状では憲法には明記されていないものの、自衛権は放棄されておらず、自衛を行う程度の武力は第九条にある”戦力”に当たらず、したがって自衛隊の存在も違憲ではないと解釈されている。このような一見するだけではストレートに理解できない解釈を基に国を守ることは困難であろう。今の状態では何かことが起こるたびに憲法論議を呼び起こし、迅速な対応をとることはできないと思う。
それに国防は国家の専任事項であり、国民の生命財産を守るため、国家が率先して行わなければならない事項である。現行憲法では国家が国防に関して明確な責任を持つことはなくなってしまう。また、現行憲法前文には以下のようにある。

-----------------------引用------------------------
~略~

 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

~略~

日本国憲法前文-Wikipedia-
--------------------引用終わり--------------------

憲法前文にもあるような前提が現実のものであれば、現行憲法の条文でも全く問題ない。しかし、北朝鮮や中国のような国家が取り巻くような国際情勢で憲法前文の前提は間違っている。そういった現実認識に基づけば第九条改正の必要性を理解できるだろう。確かに軍隊の存在は諸刃の剣であり、その扱いは簡単ではない。だからといって軍隊を放棄すれば、直ちにすべてがうまくいくとはいえない。そのために、憲法に国防の明記と同時に、憲法によって海外への武力による覇権確保を制限することが必要になる。これが実効的なものになるためには、条文解釈の幅はできるだけ小さくする必要がある。ところが先述のように、現行憲法第九条は解釈しだいでその意味するものと真逆の解釈を行うことができ、その点でも現行憲法の第九条の改正は必要である。

どちらにせよ、現状を踏まえた上で現行憲法の問題点を見直すと言う作業がもう少し必要なのではないのだろうか?

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