備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

日本シャンソン館 クリスマス・コンサート(ゲスト今井清隆)

2018-12-23 22:49:31 | コンサート感想
前半はシャンソン三人娘のシャンソン披露。
訴える系の重い曲から軽いノリの曲、
台詞混じりの曲と色々歌って、
最後は”幸福を売る男”でシメ。

後半は小林氏のピアノソロでスタート。
前半の伴奏も担当していたものの、
間奏ですら、あまり個を出さない演奏で、
あまり特徴がないのかな、と思ったら、
このコーナーで、色々なジャンル風に、
芦野楽曲をアレンジしていく。

ただ、シャンソンよりはジャズ寄りな印象。

ソロ最後に”熊蜂の飛行”を弾き、
ジャジーなノリから、拍手喝采と、
かなり客席を温め、今井氏登場。

”巴里の屋根の下”
今回も、べらんめぇ調でなく、
シャンソン調でムーディに。
既に、かなり歌い込んでる感が有る。
実際、『黒蜥蜴』で毎日歌っていたけど。

ただ、あくまでもシャンソン調で、
シャンソンでは無い歌い方。

グランドピアノだと、歌と歌の間の間奏で、
チャランと、遊びが入っている気がする。


で、歌った後に、
先ほどの小林氏の演奏をツッコむ。
それに対し、『前に何を弾いても
(今井さんの歌が素晴らしいから)大丈夫』
と答えると、『この、正直者』と返す今井氏。

あれ、この流れ、前回のライブでも、やったような。

改めて、この会場で開催された
前回の芦野氏とのコンサートについて触れ、
”巴里の屋根の下”がパリを懐かしむ歌詞なので、
そのまま、芦野氏の話をして、涙ぐむ今井氏。

それに対し、客席から『ガンバレ』と、
前回のライブ同様、温かい声援が掛かるライブ。


”メランコリー”
今日はかなり、メランコリーに歌い、
それがシャンソン調なのか、
単に、感情が籠もっているだけか。


昼の帯ドラ話。

前回のライブよりも、
出演に関するエピソードが丁寧。

先に、事務所に連絡が有り、
断られて、今井氏本人に直接依頼が。
それで、慌てて、撮影を調整した、と、
かなり積極的に参加したという事になっていた。
(前回はたまたま休演に空いてた、と能動的)

そのまま、大地さんのツッコみエピソード披露。

前回のコンサートで評判が
良かった(自称)という紹介でコチラ。

”百万本のバラ”
加藤登紀子訳でなく、松山善三訳で。
そのため、『バラをあげる』
でなく『バラを下さい』という歌詞。

加藤訳は、絵描きがバラを贈るという
客観的な歌詞だけど、コチラはその絵描き視点。

男性視点で歌い易いとの事だけど、
確かにこんだけ、『バラが欲しい』と
言われると、歌唱後、バラを投げ入れたくなる。

で、仮に一本、100円でも、
百万本だと、一億。
確かに、家を売る値段、と
自ら、この歌詞をツッコむ。

ただ、『実際の本数でなく、
本数分の気持ちをあげた』
と、珍しくキレイにまとめる。

この辺から、次曲を小林氏に
確認して進める今井氏。

で、『マイフェア』に出てたと
言ってから、イライザ女優の紹介。

全く、違うタイプの二人と、
ダブルは優劣が付きやすいという
前回の本音は辞めたらしい。


”運がよけりゃ”
これが、本番同様な振り付け。
勿論、本番ほどオーバーでは無いけど、
舞台から落ちそうになる振りや、
足を蹴り上げる振り(ただし、上がらない)
まで、キッチリ踊るので、
台詞の掛け合い前で、ハーハー、と。

で、あの台詞の掛け合いを小林氏にやらせる。

そして、前回のリベンジとばかりに
最後まで、歌詞を間違えずに熱唱。
ただ、朗々と歌う箇所で、
歌い出しを失敗し、普通に歌っていた。


終了後、ジャケットを脱ごうとするも、
『白は膨張色』とセルフツッコみし、辞める。


”愛の賛歌”
ここで、歌うのは躊躇すると前置き。
それに、大竹さんの喉エピソードを、
モノマネ付きで、再現。
それに対し、客席から『上手』とツッコみ。

歌先行で、ピアノが付いてくる、この曲。
かなり、力業で歌い切る。

というか、小林氏が、
ジャズピアニストだからか、
かなりピアノ自体にアレンジが。

で、最後は音を下げず、歌い上げる。

”You raise me up”
ここで色々と間違った紹介を。

まず、シークレットガーデン
というミュージカルの楽曲と紹介。

『シークレットガーデン』という
ミュージカルも有るけど、これはその劇中曲でなく、
シークレットガーデンというミュージシャンの楽曲。

でも、その後の、自分を引き上げてくれる、
youに芦野氏の名前をまず、あげてから、
次に応援してくれる皆さん、と、キレイな前説。

そのまま、歌詞の紹介。
『山の頂に立つ』は有ってるけど、
『嵐の海に入っていける』って、
修行僧か。(実際は嵐の海でも歩ける)

でも、それを帳消しにする熱唱。
特に、転調後からの熱唱が本日一番の伸び。


アンコールで”星よ”。

まず、『レミゼ』から代表曲と来たので、
”彼帰”かと思いきや、ジャベ曲。

グランドピアノが映える曲だけど、
小林氏はミュージカルは苦手なのか、
かなり、シンプルな繰り返しなアレンジ。

それゆえ、歌の力が、ジャベの決意が
シンプルに表現されたような曲に。
転調も、結構、シンプルだったし。

なお、十字は切らずに、
手を胸の前に置き、握りしめる決意方法。

そのまま、帰ろうとして、
最後の曲を思い出し、三人娘を迎え入れる。

その後、山添さんとマイクの譲り合いし、
原さんのMCがなかなか始まらないという展開に。


”きよしこの夜”
マイクの譲り合いの結果、
山添さんにマイクを持たせ、歌う展開に。

で、皆で歌いましょう展開で、
二番は英語でなく、客席ハミングで、
そこに原さんのMCと、何、この構成力。

もしかしたら、ここは、お約束なのかも。

で、改めて、一番を日本語で。

そして、今度はマイクを持つのかと思いきや、
山添さんにマイクを持たせたままで。

最後、メリークリスマスで、
締めようと、原さんが耳打ちするも、
それを理解出来ず、最後にグダグダになる今井氏。

アンコールは”オー シャンゼリゼ”
シャンソン館のテーマ曲という紹介に、
『シャンソン館のテーマ曲なんだ』と
素直に反応する今井氏。

ただ、一部、『皆が集まる、シャンソン館』
に変え、最後もシャンソン館でシメ。

サビだけは分かるので、
そこは積極的に歌う今井氏。


シャンソン館にて、ゲスト参加。

衣装が黒のベロアのジャケットに、
黒のリボンタイ、そして、黒髪と黒尽くし。

いつもの、リングタイでないので、
ちょっと、意表をつかれた。

で、何より、白髪を染め、かなり、
チラシ通りのイメージに寄せた髪型。
髭も無精髭だけど、染めたのだろうか。

そんな、かなり若く見せた格好に、
ちょっと、違和感を覚えつつ、
グランドピアノ一本で、熱唱。

賞味一時間にも満たない出演だけど、
かなり喉のコンディションは良く、
更に音響も良いのか、声が響く。

小林氏のピアノが、
特に、歌い手を引き立てる。
また、鍵盤を打つ力強さが、
男性ピアニストのソレで、
平原氏とは違うタイプの力強さ。
(力業では弾かず、旋律で主張タイプ)


なので、選曲は相変わらずだけど、
結構、新鮮に聞くことが出来た。
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4 コメント

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小林ちからさんですよね? (めい)
2018-12-28 23:39:59
本来は、めっちゃ濃い演奏をする方だと思いますが(笑)
伴奏に徹したんですかねー。そういう事も出来るのか…
私、初めて聴いた時『アナタそれ伴奏じゃなくて本気だよね⁉️』って感じでしたが^^;
返信する
めい様 (dacho)
2019-01-01 22:32:54
その小林さんなんですが、よくご存知で。

ソロコーナーもありましたが、
そっちはかなり本気モードでした。

フランスでソロをやる腕前なので、
そういう意味では、器用なのかも。
返信する
小林ちからさん (めい)
2019-01-07 22:01:02
私CD持ってますから(笑)
返信する
めい様 (dacho)
2019-01-11 19:27:54
CD、出してたんですね。
当日は販売も無く、ライブ(フランス公演)の告知のみでした。
返信する

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