備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

I love musical year end Ver

2019-12-28 17:06:24 | コンサート感想
”トゥナイト”『WSS』全員
水さんの声が低すぎて、
女性一人のみ、というオープニング。

それでも、男性三人の
ワンフレーズずつ歌い繋いだり、
田代氏のバーンスタイン向け声楽発声、
石井氏の安定した透き通った高音、
岡田氏の一人、ポップス・トニー。

で、マ、マリア?となる水さんと、
マリアだ、マリアとなる二宮さん。

一曲目からキャラが立つ、選曲。

まずは、自己紹介的、本役コーナー。
(一部を演じた事が有るも含む)

”ポーラ”『グッバイガール』
岡田@エリオット

石井氏も演じてはいるけど、岡田氏で。
聞いていて、ブロードウェイミュージカル感。
(ウェストエンドミュージカルかも知れないが)

ともかく、翻訳モノ感が強く、
そういう、ちょっとマイナー路線の
ミュージカルを制覇しているな、岡田氏。

”冬の稲妻”『MA』
田代@フェルセン

昨年から今年に掛けて演じた役から。
本役では観てないので、
ほう、こんなカンジか。

会場の音響が、席位置を選ぶため、
田代氏なのに通らない、音が分散する。
結構、歌い上げソングなのに、
声が通らないのが、残念。


"ALL that jazz"『シカゴ』
水@ヴェルマ
元男役が歌うとこんなに低くなるのか。
というか、元男役の定番ソングなのかも。
実は、ヴェルマを演じてるのか、本役?

”Hopelessly Devoted to you”『グリース』
二宮@サリー
この辺になると、知らない曲だけど、
80年代の往年ミュージカル路線。
で、それに違和感が無い。

”I know him so well”『チェス』
石井@アナトリー
と、ここでいきなり、真打ち登場。

あのマイナー調の畳み掛ける歌を
この音響でキッチリ歌詞を聞かせる。

やはり、コンサートに慣れている、
聞かせる、見せ場を押さえている。


エリザコーナー
”愛と死のロンド”
石井@トート
ロリコン誕生ソングだけど、
なんかアツいモノを感じる一曲。
爽やかでも、粘着でも、オレ様でも無い、
暑苦しい黄泉の帝王、と、若干の体育会系トート。

単品だから、成立し、
最後のダンスも一人で踊ってそう。
ルキーニキャラなのは仕方ない。

”あなたが側にいれば”
二宮@シシィ、岡田@フランツ
ま、この組み合わせが妥当か。
若シシィと若フラに違和感が無い二人。

”ママ、何処なの?”
田代@子ルド、水@トート
はい、本日の真打ち来ました、子ルド。
何、その可愛い路線。

”闇が広がる”
田代@ルド、水@トート
そして、一気に成長。
ハモリがわかりやすい、ルド。


”夜のボート”
二宮@シシィ、岡田@フランツ
これは老けフラは良いけど、
老シシィに若干、無理が。

二部
”ワンデイモア”『レミゼ』
石井@バル、岡田@フランツ、
二宮@コゼと、水@ファンテ、
田代@アンジョとジャベ

ポイントは最後の行進の振り付け。
旧演出出演の岡田氏と石井氏はバッチリ。

二宮さんは新演出の足踏み。

そして、壊滅的なステップな田代氏。

”スピーチレス”『アラジン』
石井@ジャスミン
”ア ホール ニュー ワールド”
二宮@ジャスミン、石井@アラジン

無理な高音にしない石井@ジャスミン。
なのに、石井@アラジンになると、
無理なく高音を出してくる。


”遠い約束”岡田氏オリジナル
このコンサートから生まれた曲。

ま、大変にありがちなコード進行。
サビになると転調し、そして、歌い上げる。

”蜘蛛女のキス”『蜘蛛女のキス』
水@オーロラ
真っ赤な衣装で登場。
オギー訳だけど、
大変にヅカ調なオーロラに。

”もしもあなたを愛したら”『回転木馬』
二宮
安定の往年のミュージカル路線。
いや、決して、全盛期の人では無いのに、
その選曲に違和感が無い。


”愛の言葉”
田代氏オリジナルCDから、
ベートーベンの第九を日本語歌詞で。

ベートーベンの生誕記念と
言いつつ、田代氏のCD販促コーナー。

田代氏、本日、唯一のゆったりバラード。


”泣かないでアルゼンチーナ”『エビータ』
女性陣団体戦。
決して、ハモってないし、
ユニゾンなのに、ハモリのように聞こえる。
多分、1オクターブ違うから?


”ユアソング”『ムーランルージュ』
男性陣団体戦
ま、これは名曲だし、
圧倒的な知名度のある曲に、
このバラバラな三声が綺麗なハーモニーに。


”君の瞳に恋してる”『ジャージボーイズ』
男性陣が僅差で勝ったため、
男性陣がメインで歌唱。女性陣はコーラス。
だけど、サビでは乱入してくる女性陣。


”今、その時”『ラカージュ』
アンコールを全員で。

普通の拍手でやられると違和感。
やはり、この曲だと、
あの流れるような手拍子でないと。


石井一孝氏
一番、コンサートに慣れ、
(特にマイクの使い方)
MCも無難にこなす。

場数が違いすぎる、
性格の問題等、有るけど、
誰に対しても気さくに対応。

最近まで、シスアクに出演していたので、
選曲はソロコンでも披露してるモノ。
それでも、”スピーチレス”を生で聞けた。

岡田浩暉氏
一応、ホスト。
時折、カミカミなMCだったりするものの、
もう、6回目なので、仕切(人のMC中断)
が、実に上手い。これは、対石井氏に限ってか。

最近まで『ファントム』に出演していたので、
初めて歌うような曲はなさそう。
自身のCD販売活動に若干、シフト。


田代万里生氏
ガラコンにはエスコルタ時代から
経験済みなハズなのに、
なぜか、挨拶等が初々しく。

最近まで『スクルージ』に
出演しているため、新曲は少な目。

ただ、”君の瞳に恋してる”みたいな、
ポップスを歌うのは珍しく、
でも、声楽チックに歌い上げる。

それと、子ルドは飛び道具。
大変に甘い声で、幼く、
猫を被った様な『猫を殺した』がツボ。

今回、フランツが二曲有ったが、
そっちは岡田氏に譲り、子ルドと
ルドルフという、昔、取った杵柄。

ただ、闇広のルドルフは、
最近の上下いったりきたりverでなく、
主旋律オンリーで、大変に聞き取りやすい。


二宮愛さん
ガラコン自体が初なのか、基本、
英語曲、それも往年のミュージカル作品担当。
代表作はファンテだけど、それは一切歌わず、
ワンデイモアもコゼットと、ソプラノ枠。
シシィ曲だけで一杯一杯なのかもしれないが、
リーバイ作品で聞きたい曲、多数。


水夏希さん
低音担当。
なんせ、エポニーヌとか貴重過ぎる。
そして、唯一のトート経験者。
そうか、そっちの枠か。



もう、何度もやってる、このガラコン。
選曲のフリ幅が広すぎるガラコンだけど、
今回はテーマを決めたため、若干、曲が少なめ。

ただ、せっかく、この出演者なら、
もっと、ミュージカル楽曲を聞きたかったが、
みなさま、お忙し氏なためか、本役以外は少なめ。

岡田氏とか聞いてみたいミュージカル楽曲が
結構、有るのだけど、事前アンケートが、
どのくらい採用されているのか、気になる。
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