備忘録

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『Jesus Christ Superstar アリーナ・ツアー2012』@立川シネマシティ

2013-03-13 01:21:02 | ライブビューイング(舞台関係)
映像で暴動シーンから入り、警官とデモ隊との対立というスタンスで始まるオープニング。

その群集の中央に、オッサン登場。雰囲気があからさまに違うからキリストというのは分かるが、それでも地味。

で、第一声は勿論、ユダ。
ちょっと理想的な音域で歌い出すため、例え、ビジュアル(というか目が狂気)が怖くとも、構わない。

その後、イエスの第一声も。
こちらは想定内。ただ、そのシチュエーションが変わっていて、群集呼応するキリスト。
四季版だと、若干、孤立というか、カリスマ性を発揮するが、一緒に歌う。

カヤパ・アンナス親子登場。
安定の低音域カヤパに高音域アンナス。特に、カヤパの低音域が素晴らしく、ちょっと想定外。
なお、みなさん、スーツで普通の企業会議。司祭ズがノートPC使ってたり。

ピラトが普通に格好良い路線。ただ、"夢"に関してはインパクトが弱い。

"ゲッセマネ"
今まで、普通のオヤジ(兄ちゃん)だったのが、この曲でいきなりのカリスマ(自分比)。ラストのロングトーンに至っては、(ワンマン)コンサートで、ショーストップ状態。
これに関しては、極上音響の臨場感サマサマなのかも。まさか、バラードでそれを感じるとは、思わなんだ。

"ユダの自殺"
それに対するユダの見せ場。こちらは技巧派。というか、演技派というか。元々、狂おしいユダで裏切りのキスも、派手(という表現で勘弁を。BL寄りな気もしないでもない)なのだが、本当に死にそう。なのに、首吊り自殺という。
新演出レミゼの某警部やスタジオライフのファントム前編の落下(映像は別な人かも)の魅せ方と違い、チープというか。そこまで、派手でそのオチか。これはこれで好きだけど。

再び、ピラト曲。
この時のピラトが何故かスポーツマン。何その爽やか路線的な。無駄に気になる演出。

"ヘロデ王の歌"
赤スーツでワイドショーのメイン司会者的スタンスで登場。『水の上を歩く』では、実際、イエスが歩いている合成があったり、真偽についてはテレビ投票だったり。なお、偽物判定。
途中、替え玉が爆転したりとやはり派手。
残念なのは、映像を介す演出のため、ヘロデ役者がクリアに見えない。

"スーパースター"
ユダが復活して、一曲。『テレビもないさ』で、思いっきりマスコミに晒されるキリスト。

ラストは語りでなく、熱唱。もしかして、台詞なのは四季版だけなのかも疑惑。


と、此処まで書いて、マリアはなんかスルー。元々、女優で気になるのはマレなのだが、歌ウマだけど、それ以上が…。"女力"というタトゥーにはウケたが。


で、極上音響による上映。普通の上映を観ていないので、比較出来ないのだが、ロック曲の腹に響く重低音が強いかな?そして、メラメラ立てる炎の音がリアル。

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