備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

『マタハリ』梅芸版

2018-02-04 00:45:20 | 国内ミュージカル
韓国版初演の感想とか、
LVの感想はワイルドホーンまとめのコチラ

”生きろ〜寺院の踊り”
マタハリ処刑からムーランルージュ
という流れでなく、フランス市民の
怒りの訴えから始まり、
一曲目から完全新曲及び新しい演出。

疾走感のある一曲。

市民がウロウロと出現。
帽子を被ってる田村氏が、
妙に目立つけど、歌わない。

そこに”寺院の踊り”が挿入され、
マタハリが赤い衣装に身を包み、登場。
これは、マタハリが舞台公演をしてる体なのか。
(最期に歓声が入るので)

楽屋。
衣装係りのアンナとマタハリの会話。
花が来てるという話に、『客席は満員、
ヨーロッパ中の批評家も来てる』
このやり取りは繰り返される。

そこにラドゥ登場。
名刺に諜報部とあるが、
一目みて、名刺を置いてしまうマタハリ。

そして、スパイを依頼して退出するラドゥ。

”わたしは戻らない”
マタハリソロ。
普通に歌い上げるソロで、
途中にあった過去についての描写は無し。


”この街の乾杯”
三拍子のワルツ。
ワイルドホーンの十八番メロディ。
これは元から有ったかも。
でも、他作品で聞いた可能性も。

首相宅のパーティ。
ラドゥと首相の戦況確認。
そこにキャサリン登場。
奥さんと気付く人は居るのか?
更に、首相が義父と気付くのか?
(キャサリンと首相が親子)

ともかく、マタハリを噂する上流市民。
そこに登場するマタハリ。

キャサリンはマタハリを毛嫌い。

マタハリが家を出ると、
軍人達がサインをねだる。
ポール@田村、登場。
(実はこの絡んだ軍人達は、
やらせで、ポールだと思われる)

更に、街灯にただずむ怪しい男、一人。

サインの他に、キスをせがみ、
マタハリに絡んでくる軍人達。

そこに先ほどの街灯の男登場。
しかし、軍人達にボコボコ。

警察を呼ぶと言って追い払う。
(マタハリは加勢しない)

”人生と闘え”
アルマンソロ。
飛行機ソングでなく、
いきなり、歌い上げ系を一曲。
それも、途中に転調有りと、結構、本気ソロ。


川から登場とか、橋桁を歩いたり、
マタハリとフレンドリーにはならない。
でも、サイン目的でデマチしたらしい。
治療のために、マタハリ宅に”連行”されるアルマン。

フランス軍部。
一階に無線司令部。
二階は戦地の本部(田村氏、戦線要員)

”一万の命”
ラドゥのテーマソング。
人員が足りなく、
どんどん規模は縮小という戦況説明ソング。

戦地の兵士は一人だけ。
そして、撃たれ、死んでしまう。


マタハリ宅。
アルマンを治療するマタハリ。
そのまま、屋上で日の出をみる二人。
今度は”連行”でなく、誘うマタハリ。

日の出=マタハリという説明。
アルマンがリヨン出身という補足。

”人生なんてそんなもの”
(”I wonder who”
(MCとムーランルージュの曲)
をベースにした曲)

マタハリとアルマンデュエット。
あのオルゴールの代わりに、
外にアコーディオン弾きが登場。
アルマン、プレゼントをケチった(笑)

空襲警報が鳴り、部屋に。
(橋で歌っていると、警報が聞こえる
という流れが無くなった代わりにコッチで)

楽屋。
アンナにアルマンの事を話す。

ラドゥ登場。
改めて、スパイ要請。
そして、マタハリの本名を告げる。
パーティでスパイグッズを渡す段取り。

ここで、グッズを渡さないために、
ネックレスをぎこちなく付けるという、
ラドゥの見せ場カット。

”あなたが思っている以上のこと”
マタハリとアンナのデュエット。
新曲。『スリルミー』
の”恐いんだ”みたいな曲調。


”マタハリになる”
マタハリソロ。
皆が知っているマタハリになり、
そして、スパイになる決意をする曲。

で、そのままベルリン公演に。

”捕らえろ スパイを”
”Be a spy”もタンゴだったが、
そっちよりもアップテンポに。
そして、スパイになれ、でなく、
捕まえろ、というタイトルに。

ラドゥの意志でなく、将軍の意志に。
この辺の将軍の立ち位置が変わった。
ただ、タンゴを踊るという振り付けがなくなる。

ベルリン公演で踊るマタハリ。
公演後、将軍のパーティに。
パーティにスパイが居るという話で、
一人、拘束されていく。

サインを求めてきた人が、
カメラ付きペンを渡す。
ただ、マタハリは帰ってしまい、
あのマタハリのスパイ活動シーンはカット。

フランス。
ポール達と話すアルマン。
(あれがヤラセという説明)
そこにラドゥ登場。
アルマンがマタハリに、
仕事で近づいた事を示唆。

”一万の命(Re)”
ラドゥのテーマ。
しかし、マタハリを意識し始めたという歌詞。

リヨンのホテル。
逢瀬を重ねるアルマンとマタハリ。

”一生の時間”
マタハリソロ。
”The girl I used to be”
と同一メロディ。
ここで、過去を振り替えり、
自分の過去をアルマンに話す。


”捕らえろ スパイを(Re)”
リヨンのホテルにスパイを送る将軍。
完全に将軍のテーマソングに。

支配人に成り済ますスパイ。
が、直ぐに気づき、拘束。


リヨンから帰宅。
ラドゥに写真を渡すマタハリ。
いつの間にかスパイ活動を。

リヨンでアルマンと密会した事を、
問い詰めるが、シラバックレるマタハリ。
ここで、かなり嫉妬に狂う大佐に。

また、2幕の”欲しいものは”のイントロが流れる。
いや、まだ早いだろう、と思ったら、イントロだけ。

”二人の男”
ラドゥとアルマンの対決ソング。
アルマンがリヨンで会ってることを隠すために、
更に、嫉妬に狂う大佐。
前線に送られるアルマン。

二人の距離が離れた箇所で、
スポットライトが当たり、
客席を向いて歌うために、
アゴクイが発生しない状況に。

”さよなら”
マタハリとアルマンの妄想デュエット。
二人の妄想デュエットがここで追加。
この作品では三人verは有っても、
マタハリとアルマンの二人verは無かったのに。

マタハリに前線に行くという手紙を書き、
それを読むマタハリと、代読するアルマン。
でも、さよならは言わないという内容。

ここで、”From way up there”の
イントロが。てっきり、カットされた
かと思ったけど、アルマンのテーマなのかも。

飛行機部隊。
前線部隊から逃げようとするピエール登場。

”英雄であれ”
男性陣による高揚ソング。

覚悟が決まらないピエールに歌うアルマン。
途中で、プロペラとか比翼を
持ったパイロットが登場し、
即席飛行機がセットされる。

転調部分のソロが一カ所のみ、
それもアンサンブルパートが、アルマンパートに。
絶対、ここが田村氏だと思ったのに。

飛行場に現れるマタハリ。
(飛行音のみで、浮上するヘリは無し)

”二人で生きる”
戦地に飛び立ったアルマンを思う。
”Some Place”だと思うけど、
アルマンとのデュエットでなく、
アンサンブルのコーラスが入り、
イチラスっぽい曲に。

ただ、浮上する飛行機をつい。

2幕
”寺院の踊り”
マタハリのダンスナンバー。
途中、将軍や首相と踊る。
これはスパイ活動の象徴?

マタハリが将校クラブに来る、
というシーンはカット。
そのため、ワイルドホーン作品なのに、
娼館シーンが無いという事態に。

”綱渡りの命”
残された女性が歌う。
これが『ひかりふる路』で、
聞いたような気がするけど、
女性だけで歌われるために、
ヅカっぽい雰囲気になっただけ。

そして、男性が入ると
『デスノ』の”ヤツの中へ”風に。

アルマン、遭難。
落下傘投影も無いので、
無駄にサマヨっている感。

”あの日をもう一度”
アルマンが戦地で歌う、
”二人の男”のソロver。
倒木が無いため、登らない。
捕虜になるアルマン。

そして、最期に”From way up there”イントロ。
やはり、アルマンのテーマ。


ラドゥ宅。
マタハリの成果を首相に電話するも、
戦況は変わらないという状況。

そこにアルマンの消息を
調べてくれとマタハリ登場。

”あなたがいるから”
ラドゥソロ。
優しくマタハリに歌いかける。
マタハリのために善処するという歌詞。
え、こんな歌詞だったのか。

マタハリが居なくなった後は、
マタハリへの想いをぶちまける。

そこにキャサリン登場。
マタハリが誘惑した、と言うが、
全て見抜いてるキャサリン。
(ここでキャサリン、退場)

”ほしいものは”
マタハリソロ。
アルマンのために、
マルグリット姓のパスポートでベルリンに。
一応、電車セットも登場。

”捕らえろ スパイを(Re)”が挿入。
ベルリン国境越えで歌われる。
『何時まで滞在?』に対し、
『ドイツが勝つまで』という答え切り抜ける。

ドイツ軍。
リヨンのホテルでの失敗を知り、
マタハリが二重スパイという情報を流し、
フランス軍にマタハリを逮捕させる将軍。
マタハリに騙された事を知り、悔しがる将軍。
(これでフェードアウト)

最期にマタハリソロで〆。

ベルリンの病院。
”無名兵士の死”
女性アンサンブル曲。
看護士達が歌う。
2幕になってから、
二曲も女性アンサンブル曲が。
ただ、こっちは輪唱スタイルのバラード。

アルマンと再会するも、
うっかり、ラドゥの名前を出し、
誤解したまま、去っていくマタハリ。

”あなたなしでは”
マタハリ、アルマン、ラドゥの妄想三重唱。

アルマンに会いに行った事を知り、
ラドゥも無理矢理、この内容に乱入。

”普通の人生”
アルマンソロ。
残されたアルマン。
妄想裁判シーンで歌われる曲がここで挿入。

将軍の作戦が仏軍に。
マタハリをスパイにして、
指揮をあげるという作戦で、
首相に切り捨てられるマタハリ。

楽屋。
失恋のショックから、
マタハリになれないと嘆くマタハリ。

”あなたを通して”
アンナソロ
勿論、台詞でなく歌い上げ系。

『客席は満員、ヨーロッパ中の批評家も来てる』
そこに、逮捕状をもった仏軍。
そのまま連行されるマタハリ。

”戦争に勝つために”
ラドゥソロ。
相変わらず、転調のメロディが良い。
ただ、アンサンブルは控えめ。

マタハリ裁判。
ここで白い幕を持った市民が、
外から覗くという構図。
こういう形でブレヒト幕を使うとは。
なお、ヤジも入るという、
ミュージカルにしては珍しい演出。

ラドゥによる猿芝居的弾劾裁判。
裁判官がMCでは無いので、
完全に私怨が絡んだ裁判に。

”寺院の踊り(Re)”
裁判中に夢想するマタハリ。
これ、入れる必要あるのか?

ベルリンに偽造パスポートで行った事も裁判に。
そこで、アルマン登場。

”二人の男(Re)”
裁判に乱入するアルマン。
ラドゥともみ合いになるが、刺される。

と、マサカのマタハリの妄想でなく、
アルマン本人が登場。
さっきの夢想はテッキリ、
この妄想の布石かと思ったのに。


”人生なんてそんなもの”
マタハリソロ。
死にそうなアルマンに歌うマタハリ。

”戦いが終わっても”
ラドゥソロ。
アルマンの臨終を見守るマタハリ、
それに対して、一人歌うラドゥ。
さすがに、一人で歌う演出は無くなったらしい。

舞台奥で佇むマタハリ、
そこにアンナが声をかける。
それを遮る様に、格子が降りてくる。
こういう演出が地味に良い。

刑務官が死刑の時間を知らせるが、
アンナが、もう少しと頼み、承諾。

『客席は満員、ヨーロッパ中の批評家も来てる』
という何時ものやり取り。

”この命の最期に”
マタハリソロ。
アンナによる衣装着せは無し。
そして、最期、歌い上げるが、
拍手が起こるか起こらないかで、銃声。

このタイミングが絶妙。
下手するとショーストになるので、
賛否両論が起きそうなラストでは有るけど。

そして、"人生なんてそんなもの"が流れるなか、暗転。

柚希@マタハリ
女スパイというよりは、
時代に翻弄された女性、路線。

そもそも、スパイ活動描写がなく、
有っても、将軍と一緒に踊るくらい。
そのため、あまり女スパイに見えない。

バラードよりは、歌い上げ系が多いけど、
地声で持って行く曲が多いので、
柚希さんの中低音が好みなので、
かなりハマってはいる。
その分、デュエットはちょっと…。

1回目は加藤・東という組み合わせ。

加藤@ラドゥ
実は、低音曲も歌える枠。

歌う曲がほとんど、低音で、
なおかつ歌い上げ系ばかりなので、
どうなんだろう、と思ってたけど、
それなりに歌ってしまう加藤氏。

今まで、観ている役が、
そこまで低音で渋く決める役でなく、
若々しい役が多かったので、そのギャップが。

でも、役としてはアルマンで観たい枠。


東@アルマン
長身イケメン枠。
でも、ヘタレという役柄。

何でもない台詞が、
時々、スゴい棒読みだったけど、
歌うと低音を響かせるタイプ。

マリウス系の高音かと思ったら、
アンジョ系なのかも知れない。

ただ、アルマンにしては低い。
ラドゥとの高低さが出ないので、
対決歌が両方、低音という事態に。

2回目は佐藤・加藤という組み合わせ。


佐藤@ラドゥ
登場時は普通の紳士。

幕間にも呟いたが、
話し方が吹替チックで、
『タイタニック』と変わらない。

で、終演後、フランツとロベスピエールは
観てないけど、『リーガリーブロンド』を
観てた事を思い出した。

その後、高圧的な男、
いつの間にか、恋に落ち
嫉妬に荒れ狂う男、
アルマンの優位に立とうとする男、
これが一幕。
そこまでは目立たないこの男。

2幕では、
自宅に訪れたマタハリを
ちょっとハスキーボイスで、
フランツのように(観てないけど)
口説き落とそうとして、振られ、
床に這い蹲り、それを妻に観られ、
迫られたと誤魔化すも、呆れられる男、

三重唱で振られた事を認識する男、

更にコーラスを従え、国家の為にと歌う男、

うっかり、アルマンを撃った後、
讃美歌調の歌を歌い上げる男、

と、2幕のラドゥソロ、
全てにおいて、聞きたい音域で歌った。

これは当たり役と言わずに、
何を当たり役というのか。
(フランツとロベピ観てないけど)

ま、アルマンを撃った後の、
表情に驚きとか後悔が無かったかも。


加藤@アルマン
ラドゥも問題は無いし、
(主に音域問題)
選択肢としては有りだけど、
やはり、アルマンかな。

一曲目が飛行機ヲタクソングだと、
ちょっと無理が有ったかもしれないけど、
あの歌い上げソングを朗々と歌い、
マタハリとも声の相性が良い。
(実は、アルマンの一番のポイントかも)

対決ソングはそこまで高音では無かったけど、
適度に高低さが分かる高音。

そして、”英雄”ソングで、
やはり高音なのに埋もれない。
アンサンブルソングで、
これはスゴい。というか、
さすが場数こなしてる。

2幕の対決ソロは、
一応、アルマンパート。
そのため、ラドゥパートが抜ける。

その後の普通の生活とか、
車椅子に乗ってもアルマンオーラ。
明らかに普通の生活とか送ってねーし。

裁判ソングは
まず冒頭ソロからの対決ソング。
その後、刺されてからの、そういや
生き残れないキャラだったことを思い出す。

そして、主役に看取られる。


西川@ピエール
ジャークの代わりに登場。
ただ、出演時間は同じ。
戦闘機に乗りたくない、
という意志表示がハッキリ、
台詞で出てくるようになった。

歌はほとんど無いのも変わらず。
ソロパートが増えるかと思ったけど。

百名@ピエール
墜落ソングで、チビソロが
一カ所しかないのに、見事に外す。

2幕の冒頭も一カ所歌うけど、
そこも微妙に。

ただ、ビジュアルは良い。


栗原@パンルヴェ
首相にして、ラドゥの上司。
初演では居なかったので、
ラドゥの中間管理職度が上がった。

ただ、そこまでラドゥに
ムチャぶりを要求することは無い。
それが義父設定に繋がるのか。
キャサリンについて、触れないので、
ラドゥの義父という事に気づく人は居るのか。

そして、歌が無い。
代わりに、2幕冒頭で、
マタハリとのダンスシーンが。
『パジャマ』に続き、踊れるアピール。

そして、初演のままだったら、
MC枠だったのかも知れない配役。


和音@アンナ
一気に若返った枠。
若干、お節介オバサン路線だけど、
柚希さんとどっちが年上なのだろうか。

アンナの曲も新曲追加されたけど、
台詞歌でなく、歌として成立。

そして、初演のままだったら、
キャサリン枠だったのかも知れない配役。


福井@ビッシング
一番、出番が増えた役。
それでも、ソロ曲はなく、
ソロパートがあるのみ。

そのため、福井氏の無駄使い感。

マタハリとのタンゴシーンもなくなり、
2幕冒頭で、少し絡む程度。

そして、初演のままだったら、
ラドゥ枠だったのかも知れない配役。
(加藤氏がアルマンのみで、
こっちのラドゥでダブルだと納得)


則松@キャサリン
一応、役として残った。
それでも、ラドゥの妻という事は、
2幕の自宅シーンまで分からなそう。
勿論、ソロもカットされてるので、
歌すら無くなってしまった役。


田村@ポール
マタハリに絡む軍人。
ただ、それ以外にもアンサンブルで、
出ているので、注目していたが、
ソロパートが無かったかも。
一応、”生きろ”で有ることは有るけど。
”英雄であれ”で、ソロパートがあると思ったのに。


石丸演出。
何もないセット。
ブレヒト幕を使用するも、
舞台転換で使用するのではなく、
時間経過、場所が変わった事を示す。

そのため、その幕がフランス国旗だったり、
ドイツ国旗になったりする。

裁判シーンで、市民が布を持って傍聴。
ガヤのシーンでは、声を発する。
こういうのが、特徴なのかも。


ともかくガランドウなセットで、
書き割りのセットを使用しない。
その分、効果音等で賄う。

また、デカい鏡の様な、
反射板を使うのだが、
それを使う意図が図りかねる。


梅芸版、初演。
韓国版の再演版を観てなくて、
初演の演出のみ、残ってると
大幅に変更されているのが分かる。

なので、どこまで再演版を
踏襲して、このようになったのか気になる。


また、書き下ろしの楽曲も幾つか追加。
カットされた曲はイントロのみ使用。
ただ、マタハリとラドゥの曲に変更はないので、
そこはブレていないのかも知れない。

ムーランルージュのシーンは全てカット。
華やかさが無くなった代わりに、
戦争の生々しさを残したけど、
前線の様子はそこまで出さない。
かといって、恋愛要素を全面に出すわけでもない。

その辺のさじ加減が上手いので、
もっと、恋愛要素が強い戦争モノ
『天国の涙』を演出したらどうなるのか観たいかも。

あるいは女性主人公の
ワイルドホーン作品とかを、
石丸さん演出で、観てみたいかも。

鈴木演出とは、切り口の違う
攻め方で見せてくれるような。


2回目。
もう、驚きは無いし、
役代わりシーン以外は、
流して観てしまう。
主に女性アンサンブルシーンとか。
安定のヅカっぽいな、とか。

それに対し、男性アンサンブルだと、
とりあえず、田村氏ウォッチングに。
一回目で、大体把握してるけど。


インスト曲で、カットされた曲か新曲か
どっちの曲だっけっか、というのがシバシバ。


ラドゥのテーマソングは固定と、
アルマンのテーマソングは”人生と戦え”

で、飛行機ヲタクソングが
有ると思ったけど、もしかしたら、
”人生と戦え”と勘違いしていたかも。

その一方で、デスノっぽい曲は、
相変わらず、それっぽいと確認。


二回観て、改めて思ったのは、大佐の立ち位置。
基本、2幕は大佐のソロショー感の印象が強かったけど、
ダブルキャストで、見比べると、単に自分の好みが出る。


で、もし、ホリプロで上演したら、
濱田さんのマタハリ、
(安蘭さんも入りそうな)
石丸氏のラドゥ、
田代氏のアルマン、
禅氏のピッシング

と、すっと出てくる。

マタハリの高音曲の最後の部分まで、
三階席でも聞こえてくる人で聞いてみたい。
(いや、オクさんで聞いてるけど)

そして、これは韓国再演版の上映で、
どのくらい変わったのか確認案件に。
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