地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

昭和の音がするラジオ SANYO PULSAR RP-8700

2020年01月02日 05時45分29秒 | 趣味と管理人から

写真撮影:2019.12.01

 

 

 


 皆さんの自宅には昭和の時代に作られた電化製品があるだろうか。平成・令和と時代がかわり、もはや昭和は31年以上の昔である。かんりにんはラジオの収集に一時はまり、主に海外短波放送を受信するためのいわゆるBCLラジオを集めてきた。

 

 三洋電機とは懐かしい名前である。元々は松下電器の関連会社であるが白物家電の会社というイメージがやはり強い。海外短波放送受信を楽しむ一時のブームはまさに日本にBCLと言う言葉を根付かせた。白物に対して、黒物家電と呼ばれる世界にも三洋は参戦していた。

 その時代機械的に進歩を遂げていくBCLラジオの、ブーム初期にこの機種が出たのであればと惜しまれる。MW、FMの2バンドに、短波は4バンドで構成。その短波も放送バンドを中心とした受信周波数に絞り、ダイヤルフィルムがより拡大されていた。このことはダイヤルがFASTとSLOWの切り替えと相まって、微妙なチューニングを可能とするものであった。ラジオ工房には「惜しむらくはマーカーが無い事であろう。」とある。管理人も同感である。

 ラジオ工房の内野さんは沢山のラジオを修理されてきた方であるが、この機種の修理は面倒という。当方も一応二台所有するが、二台ともまともには動かない。きちんと動作する物を入手するとそれなりに投資が必要で、時代にやや遅れ人気が無かった分だけ希少価値のある機種となっているのだ。三菱のJP-505にそのてんはよく似る。注:地理佐渡で紹介するラジオに関しては、実働か否かは特に語らないが、不動または難ありの物についてはその旨を記載する。逆にそれらの記述が無い場合は使えるというものである。


 

 

 


Photo-01 ダイヤルの動きスムーズで良い感じである。

 

 

 

 

Photo-02 バンド表示はとにかく余裕があった。SW1からSW4の周波数に注目して欲しい。

 

 

 

 

Photo-03 受信選択度もワイドとナロウなんかあった。

 

 

 

 

Photo-04 感度の選択など機能的にはなかなか良い(DXが感度高めと言うこと)。

 

 

 

 

Photo-05 BCL向けと言えば外部アンテナ端子。

 

 

 

 

Photo-06 オーディオ系のジャック類もしっかりしているのがこの時代のラジオ。

 

 

 

 

Photo-07 反対側はすっきり。

 

 

 

【サンヨー・パルサー・RP-8700】

http://atmk.sakura.ne.jp/site2/radio/rp8700.html
Bienvenidos a homepage de Arroba/ラジオ/
三洋電機 SANYO PULSAR パルサー RP8700

http://radiokobo.sakura.ne.jp/R/bcl.html
ラジオ工房/BCLラジオ博物館1

 

 

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写真撮影:2019.12.01
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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
三洋電機 (mcnj)
2020-01-02 07:12:03
お早うございます。

この会社の創業者は、松下電機電機の番頭出身でしたね。
初めの頃は、まね下電機と揶揄されていました。

松下には、良いおトランジスタラジオはありませんでしたか。
返信する
Unknown (hirugao)
2020-01-02 08:43:49
最初のラジオは素晴らしいですね~

今の子達にも喜ばれそうですね。
以外と暖かい年の初めです。
これなら出歩けそうです。
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おはようございます (karin)
2020-01-02 10:42:33
地理佐渡..さん おはようございます

三洋電機!懐かしい名前ですねぇ、、、。
私は昭和41年に結婚しましたが、その時買った
洗濯機が三洋電機の製品だったような気がします。
私の記憶はあやふやですが、、、。ああ、懐かしい!
返信する
こんにちは (メロン)
2020-01-02 10:43:55
SANYO、。懐かしいです。
白物は東芝かナショナルですが
新婚の冷蔵庫がその時代流行ったアボガドグリーン。
当時はそのような色名ありませんでしたが^^;
オーディオ関係はSONYが多いです。
とても大切な思い出深いラジオなのですね(^^)
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Unknown (山小屋)
2020-01-02 11:13:51
よい音がするのでしょうね。
メーカーはもう消えてしまいました。

今日もよい天気です。
風もなく穏やかな正月です。


返信する
Unknown (サイモン)
2020-01-02 23:54:14
こんばんは☆

SW重視のラジオは余裕を持って微妙なチューニング
が出来るようになっていました。
インターネットの発達で、この分野は消滅したのでしょうか?
さるブロガーさん宅では別の顔(私もですが(笑))を見ていたので、
やはり!
と思わせてくれるコラムです。
返信する
お越しの皆様へ。 (かんりにん..)
2020-01-03 09:50:34
おはようございます。テレビで見て
いる箱根駅伝が晴天の下で行われて
おり、羨ましい天候なのだなと感じ
ています。

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■mcnjさんへ。
そうなのですよね。娘婿かなんかで
したか。松下電器の一部門を請け負っ
てのスタートだったと何かで読みま
した。

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■hirugaoさんへ。
今となりましてはこのようなデザイ
ンのラジオなんて無くなりました。
ある意味夢のあるデザインだと思い
ます。もう一度出てこないかなぁと
思う程です。

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■karinさんへ。
そうですよね。三洋と言えば白物家
電ですよ。そんな三洋電機ですらラ
ジオを作るというブームが一時あっ
たのです。

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■メロンさんへ。
そうですね。SONYはオーディオ
系。いわゆる黒物家電の方ですね。
ラジオに関してはたくさん良いもの
を出しているメーカーです。

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■山小屋さんへ。
そうですね。メーカーとしましては
我々の目の前からは姿を消しました。
今思いますとオーディオ系の企業な
んかもその手が多いですよね。

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■サイモンさんへ。
色々各メーカーが工夫を凝らして世
に出していました。通信機メーカー
もむしろこのブームの中で低価格の
レシーバーを出すくらいでした。
八重洲無線やTRIOはその好例で
した。ただ、やや高いものでしたけ
どね。

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