地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

漂着物の山 出雲崎町・井鼻(いのはな)海岸にて

2005年03月25日 06時43分43秒 | 新潟地理歴史
 国道402号線を、出雲崎から寺泊方向へ向かう途中、井鼻(いのはな)という海岸に出る。幅広くはないが、砂浜が続く海岸だ。「ようこそ。地理の部屋と佐渡島へ。042」でも紹介したが、冬の荒波に打ち上げられたおびただしい漂着物で埋まっている。

 冬の荒波と季節風に打ち寄せられたたくさんのゴミ。ゴミにも色々あるが、中国、朝鮮・韓国、ロシア等からたどり着いたものも多い。ペットボトル等の容器類・漁具・過酸化水素と書かれたポリタンク・使い捨てライターなどなど。漁船や往来する船舶によるものが大半であろうが、多様なゴミが混在しており楽しい。

 ビーチコーミングではないが、打ち寄せられたものをゆっくりと見てまわるのは楽しい。流木・貝殻・甲烏賊の骨、波にもまれたせいか磨かれたように美しいものがある。そんななか、なんと手こぎのボートまで打ち上げられていた。写真にも写っている。どこかの海水浴場のものであろう。「佐渡見丸」と名前が書かれている。

 紹介したように、暇に任せて海岸を散策すると色々なものが打ち上げられている。天気がよい日に海岸へ出かけることがあったら、棒を一本拾って、ぶらぶらしてみてはいかがかとおすすめする。

 写真の現場では、近所の人であろう、流れ着いた大きな丸太を家族総出で担ぎ出そうとしている人たちがいた。時にはこのような漂着物もある。まとまって流れ着けばむやみに手出しはできないのだろうが、一本流れ着いただけというのであれば、それも許されるであろう。また、もう少し以前であれば、流れ着く海草の中に食用になるものもある。佐渡ではギンバソウと言っているが、それを拾い歩く人の姿をよく見かける。

 ただ、浜をぶらぶらするだけではない。時には収穫物もあるのである。

注:残念なゴミも多いことを付け加える。釣り人が出すゴミと、処分に困った粗大ゴミである。それから、夏場に多くなるが、花火遊びをした後のゴミやキャンプ後のゴミである。自分も心がけてはいるが、始末の悪い人がいることも事実である。

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2 コメント

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砂浜 (佐渡ニュース)
2005-03-25 09:13:41
おはよう御座います、佐渡も前はこのような漂流物が多く見られた物ですが今は波が打ち上げる砂浜まで探すのが大変になっている。両津湾ではまず無理で外海府へ行くと良くハングル文字の容器、ロシア語のビニール袋など多く見つけられる。佐渡も護岸工事が進み最近は自然環境のためか岩を並べた防波堤が見受けられる様になっています。ゴミがないのはよいが自然もなくさないで欲しいものです。
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Re.砂浜 (管理人)
2005-03-25 19:51:02
佐渡ニュース様 こんばんは。



コメントありがとうございます。



 やはり佐渡は海。確かに美しい景勝地もありますが、観光に訪れる方々には、癒やしの風景を楽しんでもらいたいものと私は感じています。

 「佐渡に行くと疲れがとれる。」なんて言葉をいただきたいもの..。



 ですから、海岸線にはより自然に近い浜をご準備いただきたい。ゴミの山になってしまう浜も、それが故の魅力を売れないものかと思います。



 ともあれ、コンクリートでがっちりと固められた護岸は、佐渡には似合わないものであります。



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