地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

六地蔵の椿尾を訪ねて① 2012.12.29

2013年01月04日 05時00分06秒 | 佐渡歴史

佐渡歴史:写真撮影:2012.12.29

 

椿尾は石工の歴史を持つ村。

 

 

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 今は僅かにその歴史をとどめるに過ぎないが、地元ではその歴史は大切に守られている。昨年末。一時の晴天を得たのを好機と椿尾を訪ねてみた。この地は西に向いた傾斜地にある。厳冬の風雪にさらされてきた祈りの風景を三度くらいに分けて紹介したい。


 

 

 

 

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Photo-06 海は真野湾です。

 

 

続く二枚が今回のメイン。六地蔵と七観音である。

 

 現地の説明看板によると六地蔵台座には文政八乙酉歳七月二十四日と彫られているという。直接確認してはいないが、西暦になおすと1825年である。地蔵様の本体は延命地蔵で、一切衆生を救わんがため*六道に化現するとも書かれている。なお、常連のディックさんが昨年六道地蔵を紹介されている。下記URLをたどって欲しい。大いに参考になろう。

 

http://dickhym.blog9.fc2.com/blog-entry-5035.html

ディックさんのサイトでの六道地蔵記事。

 

 

 また、地蔵に向かい合うように安置される聖観音の台座石には、嘉永五壬子歳二月二十一日と彫られている。西暦では1852年である。細かい説明を管理人が加えるのを読むより、こうしたものがあるという風景のみに集中していただきたい。この地の地蔵堂は岩本山と称され、蓮華峯寺の末寺と言われている。付近の風景はなかなか良い。次回以降は地理佐渡初紹介の風景である。

 


 

 

 

 

Photo-07 六地蔵です。

 

 

 

 

 

Photo-08 こちらが七観音です。

 

 

 

 


*六道とは地獄、餓鬼、畜生、修羅、人道、天道のことを指します。

 

 


【かんりにんより】

今日から勤務です。予約投稿で今年二度目の記事更新をしています。
明日は今回の続き。乞うご期待。
西側に向いた斜面にたくさんのお地蔵さんがならぶ風景がとても良いです。

 

 

 

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写真撮影:2012.12.29
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2013年 地理の部屋と佐渡島 sadorekisi
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http://blog.goo.ne.jp/dachasnowman/
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15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
椿尾の六地蔵 (つちや)
2013-01-04 05:25:13
お早うございます
先ず懐かしい所ですね。
3年前の帰省で連れて行って貰いました。 
六地蔵が一度にカメラに収まらず分けて撮りました。
その後、この地を通る度に思い出しています。
西日を受けた崖に西を向いて並ぶ石地蔵群の風景が良いですね。
次を観させて下さい。
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六地蔵 (山小屋)
2013-01-04 06:29:52
いろんなお寺でよく見かけます。
それぞれに特徴があるようです。

ディックさんの歩かれた箱根の石仏群も歩いたことが
あります。
春だったので、たくさんのスミレが咲いていました。
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六地蔵、七観音 (mcnj)
2013-01-04 06:38:55
由緒のある地蔵像、観音像なのですね。
表情も、とても和やかです。
大きな湾に向かって、西向きに座しているのですね。
次回も、楽しみにしてます。
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お地蔵様 (Heyモー)
2013-01-04 06:43:29
おはようございます!
きょうから仕事始めですね
今年も頑張って行きましょう
私も本日から雑誌の撮影の仕事が入っております
朝からスタジオ入りいたします

平常モードに直すラジオ体操効果ありですよね!!
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歴史が! (日本男道記)
2013-01-04 06:50:42
おはようございます。

すべてがかなり古いものですね。

No.3,4文字書が気になりました。
奉賀?満意救???

昔管理人さんに出会ったころ、道しるべを探検していたころ
を思い出しました。

今年一番の寒い朝、お互いに気を付けて出勤しましょう。
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Unknown (山手の木々)
2013-01-04 09:05:26
あけましておめでとうございます。

佐渡の六地蔵、ひなびた雰囲気がいいですね。
お花も生けてあって、地元の人に愛されていることがわかります。
1825年かあ、佐渡金山で栄えていたころですね。

今年もよろしくお願いします。
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孫台風去って行きました(笑)・ (yokosuka 安人です)
2013-01-04 11:39:07
こんにちは♪
今朝10時過ぎの6泊7日停滞していた孫台風が去って行きました

帰ったら3人とも4時からテニス教室見たいです
頑張る孫達に拍手。。(笑)・

明日・明後日はジムは休みで月曜日から普通に戻ります

これからも宜しくお願い致します
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Unknown (nakamura)
2013-01-04 11:45:19
おはようございます。

石工の町・・・いや、村でしたか、良いものですね。今でもおられるのでしょうか。
椿尾・・・地図を見ましたら、小木が近いのですね。
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六地蔵様ですか。 (tomi)
2013-01-04 14:36:41
佐渡地理さん;
明けましておめでとうございます、昨年中は私の少し飛んでいる(友人が言います)においでいただき有難うございます。
今年も何卒宜しくお願い致します。
地蔵様、これはきっとゆかりが有るんでしょうね、1800年代の事ですから、 一時関西に住んでいました時に カルチャーショックの様な思いをした覚えが有ります 特に堺市では
町の辻辻に地蔵の祠が有り 8月には 「地蔵盆」と言います
子供のお祭りが有ります、子供達の夏の最後の楽しみですね、関西は沢山の思いがけない事に出会いました、今では未だあるんでしょうが 耳成といいまして  の町があちこちに有ったのは驚きでした この事は 島崎藤村の
「破戒」の世界の事と東京人の私は思って居たのですから
話が横にそれましたが、地方は色々な埋もれた知識の宝庫ですね。
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古めいた石像 (hirugao)
2013-01-04 15:38:38
六地蔵さまが本当に古く手趣がありますね。
向かいあっての7観音様もいいものですね。

真野湾がちらっと見える写真もいいですね。
わざとらしさが無いところが一番ですね~

今年の寒さで遠出が出来ません。
寒いです~しか口から出ません。
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