地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

久知八幡宮(くじはちまんぐう)

2007年05月16日 05時47分44秒 | 佐渡歴史


久知八幡宮は佐渡市(旧両津市)下久知にあり、祭礼神事で知られる。

 

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 久知川は島内東部においては最大の河川である。その下流域には野崎(のざき)、下久知(しもくじ)、城腰(じょうのこし)、久知河内(くじかわち)等の集落がある。
この一帯の開発は康暦二(1380)年、久知本間氏が地頭職を幕府より命ぜられ成立した頃からと言うが、久知八幡宮は域内の下久知地区にある。
 両津湾沿いの県道から久知川沿いの道をさかのぼると、ほどなく右手にあるのがわかる。比較的広い空間が境内に用意されている。各種神事を奉納するのにはほどよいスペースである。
 境内にあった説明書きの看板二つを書き写した。参考にしていただきたい。佐渡は小さな島であるが、伝統芸能に触れられる祭礼もあちこちで見られる。自然だけではない。佐渡は様々な魅力を秘めている。

 

 

 

 

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両津市文化財 久知八幡宮祭礼神事
指定年月日 平成元年六月一日
管理者 久知八幡宮祭礼神事保存会

 

 久知八幡宮祭礼神事は毎年九月九日の宮籠り、十三日の御神酒上がり、十四日の夜祭り、十五日の本祭となる。
 本祭りは、本殿では神前行事、境内では御輿渡御・流鏑馬等の神事が行われる。
城腰地区からは花笠踊(県指定無形民俗文化財)、野崎地区から刀刀、下久知地区から鬼太鼓が奉納される。
 このように郷内各地から奉納していた祭りは、中世の祭礼神事の名残を留めていて、歴史的に見ても貴重なものである。

佐渡市教育委員会


 

 

 

 

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中部北陸自然歩道・花笠踊

 「花笠踊」は天文年間(1500年代)より伝承される民族芸能で、久知6代の地頭「本間下総介時泰」の命により京畿で舞修行を積んだ「城ノ腰」の住人「武左エ門」が完成させたといわれている。
 毎年9月15日に行われる「久知八幡宮」の祭礼には、花笠をかむり早乙女姿の衣装をまとった地元の子どもたちが、太鼓、笛の音に気合いのかけ声をまじえ調子をとりながら城ノ腰から八幡宮まで行進した後、境内にて「花笠踊」を奉納する。
 踊りは社殿にしつらえた埒(らち)の内で演じられる奏楽や地謡にあわせて、その周囲をまわる輪踊りで、農事を祝う意味を持つ。この稚児踊りの他に「小獅子舞」、「鬼太鼓」、「法問答」など演目がつくのも珍しく、佐渡の民族芸能の一典型を示している。  環境庁・新潟県


 

 

 

 

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参考資料:『新・にいがた歴史紀行 12佐渡市』新潟日報事業社


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写真撮影:2007.05.12
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2007年 地理の部屋と佐渡島 sadorekisi
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http://blog.goo.ne.jp/dachasnowman/
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
シュモクジ (アコード)
2007-05-16 22:01:54
ブログ閲覧に感謝です!
シュモクジって名前は最初読めませんでした。
越後の国には威厳のある神社が多いですね

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アコードさんへ。 (かんりにん..)
2007-05-16 22:45:55
こんばんは。

シモクジですね。
まぁそれはともかく、
祭礼神事を見てみた
いものと思っていま
すが、今日9月15日に
スケジュールが入っ
てしまいました(悲)。

出張ですから、どう
しようもありません。
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