
ろくに勉強もせず、安易な気持ちで舞台に出ている人を見て、その度胸に驚かされるが、そんなてあいは、えてして大きな失敗をする。だが、ナンとも思わないらしい。
「恥を知らない者は、恥をかいたことがない」道理であろう。
人間国宝・狂言師の野村万蔵氏の言葉である。『人生のことば』という古い書物(1972年講談社)。氏はこの本が世に出た頃には既に70年の舞台生活を送っている。その文中からは、未だに完成をめざす己への戒めと、他への強烈なメッセージを読み取れる。「恥を知れ」。ぐさりと刺さってきた言葉が忘れられない。
写真はこの夏の小木半島でのものである。この坂を下ると素浜海岸だ。海を見下ろす高台の風景が美しい。さりげない風景だが、人間がこの美のように完成されるには、よほどの修行をしないといけないだろう。人間としての完成。すぐれた先人からまた改めて叱咤激励された気がする。
注:ここで紹介している野村万蔵とは、六世野村万蔵(万造 万作)だろうと思う。下記URLはウィキペディアの「野村万蔵」の項目である。参考までに。
ウィキペディア「野村万蔵」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E6%9D%91%E4%B8%87%E8%94%B5
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写真撮影:2006.08.14 佐渡市小木半島
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2006年 地理の部屋と佐渡島 yokoso_356
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http://blog.goo.ne.jp/dachasnowman/
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勉強になりました。
どんな人でしょう。
何も言わない、何も行動を
起こさないというひとでしょうか。
その方が難しいと思います。
「恥を知らない者は、恥をかいたことがない」
いやぁ、重みのある言葉です。
心にしっかり留めておきたいと思います。
自分への戒めとして、
時折こうやってした
ためています。
今まで、ずいぶんと恥をかいてきました。
一方、恥を過ちととらえることもできましょう。
恥や過ちをおそれ過ぎると消極的になる..。
そのことはあてはまるものと思います。
もちろん、そのような行き方の方が難しいで
しょうねぇ~。
ほんとうに..。重いですし、
ぐさりと来た感がありました。
聞かぬは末代(まつだい)の恥
知らないくせに見栄っ張りな自分が
いやになるときがあります(^^ゞ
少しずつでも素直になれるように・・・日々練習。
この坂!私も家族も大好きです。
長い坂道、たばこ畑。
山・畑・海と贅沢な景色ですよね。
今年の海水浴は素浜に行ったんですヨ。
海のきれいさに感激です。
ずっと ずっと かわらないでほしい景色です。
失敗を隠そうとするところから嘘が始まる。
私はそうありたくない一心であります。
お天道様が見ている。
実はお天道様は我が心に有りです。
自分に恥じ入るほど惨めなものはありません。
この記事をアップした翌日。
まさに失敗をしでかしました。
顛末は示したとおりであります。
風景に美しさがあるように、人の振る舞いにも
美しさはあるものと信じています。
佐渡の美しき風景を美しいと思うこの頃。
風景に負けぬおのれでありたいと願うばかりです。
恥は己の怠け心・わがまま・慢心から生まれるも
のと思います。もう少し目が利けば外を見られます。
公ということであります。
気がつくと、恥に公を付け加えますと、聡明の聡の
文字になります。