Kanedaiのブログ

ぼくの きょうみのあること おもったこと

フィルムカメラ

2018年05月14日 | Weblog
息子に銀塩カメラの使い方を教えると
フィルムを2個入れようとしていた
・・・電池のような感覚なんだな きっと
そして 24枚撮りだよ と教えると
これまた驚いていた
確かに今のカメラは数千枚は撮れるから
2桁違えば驚くだろうな ふむふむ・・

それにしても
久しぶりにフィルムを入れたりすると
その器用さを要求されるその作業に
今の時代に生きる人間は 不器用になるはずだな と頷くのである
すきまにフィルムを差し込む感覚 
抜けないように かといって 抜けなくならないように・・・
歯車をフィルムに噛ませて 空回りを避ける作業
裏蓋を絞めてから何回かシャッターをきり
フィルムが巻き取られているか というレバーにかかる抵抗感
そんな一連の作業が要求されるのである
その関門をくぐってこそ写真が撮れた時代
はっきり言って 画面をタッチして撮るなど 写真ではない!
サルでもできる アホな単純作業と
銀塩カメラを扱い 
まるで自身の体のように操ってきたカメラマンを一緒にしてはいけない

デジカメのどさくさに紛れて 
えせ写真家がごった返す時代に 
そう確信するのである

同じ写真でもその過程が違う
そして その過程が写ってしまうのが写真の凄さなのである

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