とても気に入った菊花茶を求めて、書かれていた住所へ尋ねて来たが、残念発見する事は出来なかった。
しかし、カエルの鳴く田植えを済ませたばかりの里山は、とても懐かしく生き返る思いがした。
道中、珍しい物を見かけ思わず大きな声を発してしまった!
「ユキノシタ」
水辺の岩場を好む植物故に、この辺りでは見かける事はなかった。
主人の大好物なのは知っていたが、入手困難な植物なので、実際に作った事はなかった。
それがJAで売られているのを偶然見つけ、念願のユキノシタの天ぷらを食べさせる事が出来た。
実に30年振りだそうで、嬉しそうに食べてくれて私も笑顔になれた。
その味は野草なのにクセが全くなくとても食べやすい。
そもそも私にとってのユキノシタは、食物というより夜尿症の薬のイメージがとても強く、実家に自生していたにも拘らず食べた事がなかった。
調理法を確かめる為に、主人の実家へも電話し、少し早い母の日がやって来たようだった。
それから今日の収穫二種、夏越し用に作る。
・左は生姜をはちみつで煮たジャム?
主人が大量の生姜を下ろしてくれたものに、はちみつを加えて煮詰めた物。
冷えた身体を温めてくれる。
・右はミントシロップ
濃いめに煮出したミントにグラニュー糖を加えた物。
清涼感バッチリ、ミントは鎮静作用に効果抜群。