昨年の富良野アースラドでの雪辱を晴らすべく、3月下旬に29erで走り始めたものの、4月は雪解けが遅々として進ます、5月は寒さと雨に祟られ、なかなか長い距離を走ることができませんでしたが、昨日・今日の連休を利用して久々のロングライドを堪能して来ました。
今年は特に国道の路面状態が悪く、自転車通勤用のTCRは春先に装着した”SCHWALBE MARATHON 25C”をそのまま使用しています。先日、このTCRで坂トレをしたところ、約12kmほどの登りでCAAD10に比べ5分もタイムがかかってしまいました。
それもそのはずで、CAAD10のWH-6700GとTCRのWH-R501とではホイール重量だけで300g近い差がありますし、”SCHWALBE MARATHON 25C”はタイヤ1本の重量が何と540gもあり、WH-6700Gに履かせているVittoria RubinoProよりタイヤ1本で320gも重いのですから。
加えて、カセットスプロケットもWH-R501はTiaguraの12-28Tで、おまけに自転車通勤用なのでキックスタンドまで取り付けてあるのです。スプロケット込みのリアホイールの実重量測定の結果は、WH-6700Gが1545gだったのに対し、WH-R501の方は何と2255gもあるではありませんか・・・リアホイール部だけで710gもの差があるのです。前後のホイール部では軽く1kg以上の重量差になりますので、このタイム差も已む無しといったところでしょう。
ただ、普段使いとしてこのTCRに乗っていると、CAAD10に乗り換えた時の軽さが際立ち、かなりスピードアップが出来ていることが実感できるようになりました。これはローラー台にセットしているCAAD10に乗っていてもはっきりと感じることができます。リア17Tならケイデンス90rpmを1時間維持できるようになっているのです。
実走では風もアップダウンもあるのでリア17Tでケイデンス90rpmの維持は難しい状況ではありますが、確実に脚力がついてきていることは実感できるようになりました。問題は持久力です。今年は雪解けが例年になく遅く、サクラの開花が5月の半ばという状況で、ロングライドがなかなかできない状況にありました。4月に1度100kmほどを走りましたが、完全な冬装備での走りで、ケイデンスも心拍数も上げられない状況でした。
6月に入り、ようやく初夏のような天気となり、昨日およそ2ヶ月ぶりに100km越えのロングライドを堪能することができました。コースは国道231号で石狩から厚田へ、そこから道道11号で青山から道道28号を経由して当別町、道道112号から茨戸福移通から石狩街道、琴似栄町通を通って帰宅という約120km。
朝7時過ぎにスタートしたのですが、予想外に風が強く帰宅は午後2時半。最初の補給は望来のセイコーマートで350mlのコーラのみ、厚田のセイコーマートで空になったボトルに500mlのスポーツドリンクを補填しただけで、青山の登りにチャレンジ。標高差250mほどを約15kmをだらだらと登り続けるので、脚よりも心が先に折れそうになるのですが、リア28Tを温存した状態で何とかクリアすることができました。
この登りに初挑戦したのが昨年の7月。初めて参加した富良野アースライドでのあまりにも不甲斐ない走りに、一念発起してのチャレンジでしたが、3度挑戦して3度とも途中で足をついてしまう状況でした。まぁ、昨年の今頃は聚富の登りでギブアップし厚田どころか望来までさえ行き着けなかった訳ですから、それも当然の結果なのかもしれません。
勾配こそさほどキツクはありませんが、1時間近くもだらだらと登り続けるのは脚力よりも精神力がものをいうようです。昨日は結構強い南東の風が吹いていて、序盤の緩斜面ではほぼ向い風。風が弱ければアウターでも登れる勾配ではあるのですが、今年初ということでスタミナ温存のためアウターを封印。勾配が急になる山中では風の影響はなくなりましたが、今度はどっと汗が噴出す始末。
それでも、途中1度も脚を休めることなく登り切ることができました。登坂時間はさほど変わっているとは思えないのですが、体感時間は随分と短く感じました。富良野の麓郷は5kmほどで270m登ることになりますが、28Tのギアがあれば何とかこなせると思っています。
ところが、下りを終えてからが強い横風&向い風ですっかり心が折れてしまいました・・^^;当別町のこっこ家到着が11時45分。いつもの南蛮丼を食べ、石狩太美のROYCEでデザートのソフトクリームを補給して、まったりムードで帰宅。
今年2度目の100km越えとしてはまずまずだったと思っています。ただ、風の影響があったとはいえ70kmを過ぎたあたりからのペースダウンは気になる材料ではあるので、アースライドまでにもう1度120km越えのロングライドをこなしたいと思っているところです。
富良野アースライドは25km辺りからの美瑛の丘陵地帯のアップダウンが結構キツク、昨年はここでハートブレイクしてしまいました。麓郷へ登るためには65km地点の東中あつまるーむエイドを午前11時までに通過しなければなりませんので、途中のエイドステーションでの休憩は3箇所で1時間ほどしかない計算になります。富田メロンは外せないので、日の出公園と拓真館はほぼ補給のみということになりそうです。
その為にも、休憩時間は極力短めで、且つ前半は抑え気味に走り、中盤の65km以降に体力温存する走りができるようにしなければいけないと思っています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます