四万十川レコード 公式ブログ

四万十と言う小さな町に生まれ、思春期に音楽に目覚めそして今も、長い長い音楽の旅をしています。

歌が好き?

2013-08-28 01:51:55 | コラム
貴方は歌が好きですか?
この質問の仕方だとふたつの答が必要になるかな。
つまり歌を聴くのが好きと言う人と歌を歌うのが好きと言う人。
もちろんどちらも好きな人も多いでしょう。

僕は歌を聴くのが好き、だと思います。
歌を歌うのは…あまり好きじゃない。
理由は簡単、歌が下手だから(笑)

僕等の世代では小さい頃に人前で歌を歌っている人は
本当に歌の上手い人でした。
だから歌手として特別な能力を持った人と
世間も認めていた訳です。

所が僕等が思春期になる頃にこの定義が崩れました。
いわゆるアイドルの出現ですね。
もちろんアイドルと言ってもまだやはり歌手としての
レベルをクリアした人達が中心でした。

固有名詞をあえて出しますがその常識を崩したのは
浅田美○子のあの歌でしょうね。
「あの子は~♫どこ~の子♪」のあの歌は驚愕でしたね。
つまり可愛いだけで押し通した歌が成立しちゃった(笑)




現代でもこのレベルのアイドルがいますね。
某巨大アイドルのリーダーの中×君。
彼が何かのイベントで歌った「君が代」は伝説ですよね。

でも彼は凄く歌が好きなんでしょうね。
歌うのは大好きだけど思った通りの歌にならない。
通常世間ではこれを音痴と言いますが彼は音痴ではないですね。
ダンスの上手さを見ても音感はある訳です。

これは脳の信号の問題ですね。
頭の中にあるメロディーが声帯を通した時に
上手く変換出来ない訳です。

これは凄く多いですよ。
僕もそのひとりですが(*゜▽゜*)

僕は今現在第2期の音楽業界生活に入りましたが
その昔の第1期の頃に絶対人前でしなかっった事があります。
それが「カラオケ」です。
もうその頃にはカラオケボックスはありました。




僕のこの姿勢はかなりかたくなで
僕はまず人前で歌を歌う事はありませんでした。

これは自己防衛でもあったのです。
つまりあの頃の僕の周りに居た人間はプロのアーティストだったし
制作サイドの人間もほぼ音楽経験があって
楽器はもとより歌も歌っていた人達が殆どでした。

少し話がそれますがその昔世界を席巻した空手組織がありました。
その組織の技で決して外人に教えないと言う奥義がありました。
これはそれこそ組織防衛の為の判断でした。

体もパワーもセンスもある外人に全てを伝承すると
師匠より上になってしまう可能性があります。
外人達の思考ははすごくストレートで自分より強いから
お金を払ってまで技術を学ぼうとするのです。

今ではその奥義が全てオープンになっています。
そうなると…少し前までの格闘ブームでは日本人は
優勝出来なかったですよね。
まぁそうなる訳です、相撲もまた然りです。




大幅に話がそれましたが僕もほぼ同じ理由です。
僕は一応音楽プロデューサーであったしレーベルの代表です。
出来上がった音楽を判断したりその人の将来の可能性についての
判断をしたりしていました。

そう言う立場の人間は下手に隙を見せたらいけない!と
まだ若い僕は思っていました。
まぁこの考え方は間違いかもしれないけれど外れてもいません。

だから僕はまずアーティストと酒を飲んでもカラオケはしませんでした。
ギターを弾く位はしましたよ。
エレファントカシマシとライブ終わりに僕のマンションで
一晩中騒いでいた頃には好きな曲のリードギターを
リーダーの石森くんに教わったりして(笑)
そう言う所までは隙を見せられるのですが…

高知で「田んぼ」の兄貴の久君と飲んだ時には
もうそう言うこだわりがある年でもないので
自分の好きな歌をガンガン入れて歌っていました(笑)

実はホンヤミカコさんは歌が大好きです。
彼女は歌のレッスンもしていますしステージで
自分の曲を歌ったりもします。

と言うか彼女は本気で歌のアルバムを出したいと思っています。
でも…僕がNOを出しています。

理由は時期早尚だからです。
まだまだ彼女にはオカリナ奏者としての楽曲を作って貰いたいからです。
その曲が世間に認知されヒット曲が生まれればOKですけど




…実は僕も歌を歌いたいです(*゜▽゜*)
ライブをやって1曲位はギターを弾いて歌いたい。
でも流石に己は分かっています。

僕のパソコンのデスクの横にはギタースタンドに立てた
モーリスのギターがあります。
もう1年近くもギターの弦さえ張り替えていません。

弦が錆び付いて埃をかぶったギターを時々ギター用の布で
拭いたりしています。
マーチンの弦のセットも常時置いてあるので何時でも
弦の張替えくらいは出来るのですがまだその気になれません。

ギターの弦を張り替えて「22歳の別れ」のリードギターでも
奏でてみたいのですが何故か「まだだ!」と思っています。
そう言う余裕がないんですね気持ちの中に。

今はやるべき事があります。
先ずは最優先でそちらを作って行かないと…

でもマジでライブをやりたい(笑)
その時にはギターも買いましょう。
10万位のギターで丁度良いでしょう僕のレベルだと。




そう言えば久君もたまに人前でギターを弾いて歌う事が
あるみたいだけど幾ら位のギターを持っているんだろう?
浩二や橋田みたいなレベルのギターだろうか?

ちなみに僕のモーリスはフリーマーケットで見つけた8千円のギターです。
でも元値は5万円位ですね、お買い得でした(笑)

あっ今の僕が絶対しない事がありました。
それはホンヤミカコさんの前で絶対にギターを弾かない事です。
と言うかそう言う機会もありませんが(笑)
レコーディングでギターリストの宮野弘紀さんの
ギター演奏を聴いてからはこの決心は絶対になりました。

宮野さんにギターの演奏の事を聞いたり
宮野さん特製のチタン製のピックとかは触らせて頂いましたが
恐れ多くも神の前でギターなぞ触れません。

そのくせ僕は宮野さんを師匠と呼んでいます。
それは漫画の師匠です(笑)
僕よりも先に水木漫画の洗礼を受けた宮野さんを
漫画のお師匠さんと呼ばせて頂いております。

でも本当は…ギターのお師匠さんになって欲しいのですが…
まぁそこまでは…ねっ(笑)

ギターリスト宮野弘紀さんのチタン製の特製ピック、本人の許諾もあります(笑)
滑り止めの布テープが渋いでしょ。