映画鑑賞

昔の名画から最近上映の映画まで、国内外を問わず幅広く楽しんでいます。別世界へ連れて行ってくれる作品が好み(本棚6)。

「二十世紀少年」

2008-09-07 07:31:33 | 映画館にて
浦沢直樹原作、堤幸彦監督、唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子、黒木瞳ほか出演。

話題の映画を観てきました.
平日午後でしたが、若者カップル中心に数十人の観客.まあまあの数です.

既に原作マンガ(子どもの所有物)を密かに読んでいたので、どんな風に映像化されるのか楽しみにしていました.
結論から言うと、「原作が忠実に映像化」されていました.
俳優も原作キャラクターのイメージ通りで、よくぞここまで役作りできたな~という感じ.
特に双子のいじめっ子を見ていると原作の絵が思い出されるくらい.
ケンジとオッチョの少年時代がかっこよかったです.
少年時代の秘密基地の回想シーンなどは原作以上にイメージが膨らみ、この監督の力量と思い入れを感じました.
私も少年期は秘密基地制作に入れ込んだ口なので、昭和40年代の風景が懐かしい.
当時はドンキーのようなはなたれ小僧が多かったけど、別に病気とは考えていなかったなあ.

ストーリーは少年期に描いた地球征服の空想物語が大人になって現実化し、空想と現実が錯綜しながら、主人公達は戸惑いながら展開するSFチックなモノ.
夢の実現をポジティブに描いたのが「ドラえもん」だとすれば、こちらはダークサイドでしょうか.
中学高校生時代にSF小説をむさぼり読んだ私からするとストーリー自体は今ひとつですね.
レイ・ブラッドベリやアーサー・C・クラークのレベルの「閃くような展開」はありません。

三部作らしいので、全部観てからまた評価したいと思います.


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