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もの思う葦 ♯06−④ Horror Movie

2023-07-08 21:00:00 | 日記

 心臓の弱い方は嫌な思いしてるかも知れませんが先ず子供(幼児)、人形で慣れて貰って怖さを増していきます。
 今回のモチーフは“殺人鬼(モンスター)”です。

 『悪魔のいけにえ』
(あくまのいけにえ)
(原題: The Texas Chain Saw Massacre)



 1974年のアメリカのホラー映画。
 トビー・フーパーが監督、製作、キム・ヘンケルと共に脚本を務めた。
 出演はマリリン・バーンズ、ポール・A・パーテイン、エドウィン・ニール、ジム・シードー、ガンナー・ハンセン。
 テキサス州に帰郷した5人の男女が、近隣に住む人皮のマスクを被った大男「レザーフェイス」に襲われ殺害されていく物語。

 《概要》

 フーパーはこの映画を14万ドル以下(インフレーション調整後70万ドル)で製作し、撮影地であるテキサス州中部を中心に、比較的無名の俳優を起用した。
 限られた予算の中で、できるだけ早く撮影を終え、機材のレンタル費用を抑えるために、フーパーは週7日、長時間の撮影を余儀なくされた。
 暴力的な内容のため、フーパーは配給会社を探すのに苦労したが、最終的にはブライアンストン配給会社のルイ・ペラーノがこの作品を手に入れた。
 フーパーはPGレーティングを得るために画面上の流血の量を制限したが、アメリカ映画協会(MPAA)はRレーティングを付けた。
 いくつかの国では上映が禁止され、その暴力性に対する苦情を受けて多数の映画館が上映を中止した。
 当初、批評家からは賛否両論の評価を受けたが、収益性は高く、米国内興行収入は3,000万ドル以上、2019年現在でおよそ1億5,080万ドル以上に相当し、1974年には1,650万枚以上のチケットを販売した。
 電動工具を凶器として使用すること、犯人を顔のない大きな人物として描くこと、犠牲者を殺害することなど、スラッシャーというジャンルに共通するいくつかの要素を生み出した作品として知られている。
 この作品は、続編、前作、リメイク版、コミック、ビデオゲームなど、レザーフェイスとその家族の物語を続けるフランチャイズにつながった。

 《ストーリー概要》

 1973年8月、テキサス州では墓荒らしや異常な殺人事件が多発していた。
 そんな中、サリー・ハーデスティとその兄フランクリンを含む5人の男女は、帰郷がてら墓の無事を確かめるためにテキサス州を訪れる。
 一行はその道中で一人のヒッチハイカーを拾うが、彼はナイフで自傷行為に及びフランクリンに切りかかるなどの異常な行動を起こした。
 ヒッチハイカーを車から追い出して、ガソリンスタンドに辿り着いたもののガソリンは売っておらず、一行は帰りの燃料に不安を抱えた状態でハーデスティ家の実家跡に辿り着く。
 一行から別れて川遊びに向かったカークとパムのカップルは、近くに自家発電装置を使う屋敷を発見。カークは屋敷の主にガソリンを分けてもらおうと考えたが、屋敷の奥から人面皮を被った怪人・レザーフェイスが現れて彼をハンマーで撲殺。
 カークの後を追って屋敷に入ったパムは、レザーフェイスの手でミートフックへ吊るされてカークの死体が切り刻まれるところを見せつけられる。
 さらには、二人を探しに来たサリーの恋人ジェリーも、冷凍庫へ閉じ込められ瀕死状態のパムを見つけた途端に撲殺される。
 日没後、車に残っていたハーデスティ兄妹は仲間たちを探しに向かうが、闇の中からチェーンソーを構えたレザーフェイスが現れ、フランクリンが惨殺される。サリーは森やレザーフェイスの屋敷を潜り抜けながら必死に逃げ惑った末にガソリンスタンドへ駆け込むが、店主の老人は彼女を助けるどころか袋詰めにしてレザーフェイスの屋敷へ連行した。
 一連の墓荒らしと殺人事件はレザーフェイス、老人、そしてヒッチハイカーらソーヤー一家の仕業だったのだ。 サリーはソーヤー一家の異常な食卓に連れていかれ、ミイラのような姿で生き永らえる一家の長・グランパの手で撲殺されそうになるが、一瞬の隙を突いて脱出する。
 ヒッチハイカーとレザーフェイスが追撃してきたものの、ヒッチハイカーはサリーともみ合っている最中に通りかかったトラックに轢かれて絶命。
 さらにサリーは、その場を通りかかった別の車の荷台へ乗り込むことに成功する。かろうじて生き延びたサリーは狂ったようにレザーフェイスを嘲け笑い、
 彼女を取り逃したレザーフェイスは朝焼けの中でチェーンソーを振り回す。

 関連作品 ー バイオハザード ー

 『バイオハザード』
(原題: Resident Evil)

 2002年のサバイバルアクションホラー映画。カプコンのビデオゲーム『バイオハザード』を原作とし、ポール・W・S・アンダーソンが監督・脚本を務める、映画「バイオハザード」シリーズの第1作目である。


 巨大複合企業アンブレラ社が所有する巨大な地下研究施設にて、開発途中であったウィルス兵器、『T-ウィルス』が施設内に漏洩したことにより、バイオハザードが発生したことに端を発し、事態収束のために派遣されたアンブレラの特殊部隊が施設内で遭遇したバイオハザードや、それらによって誕生したアンデッド(ゾンビ)達や、ウィルスを用いて開発された生物兵器との戦いと共に、バイオハザードに見舞われた地下研究施設からの脱出までの戦いが描かれる。
 続編として『バイオハザードII アポカリプス』、『バイオハザードIII』、『バイオハザードIV アフターライフ』、『バイオハザードV リトリビューション』、『バイオハザード: ザ・ファイナル』が公開された。

 《ストーリー概要》

 21世紀初頭。全米No.1の巨大複合企業であり、アメリカでの家庭用医薬品シェア90%を誇るアンブレラ社。
 だが真の姿は細菌兵器などの研究開発を手掛ける“軍事企業”であった。
 ある日、アメリカ合衆国ラクーンシティ郊外に位置するアンブレラ社の地下極秘研究所「ハイブ」で、研究中の生物兵器T-ウイルスが何者かによって施設全域へ漏洩するバイオハザードが発生。
 空調設備を通じて所員全員がウイルスに感染したため、ハイブのメインコンピュータ「レッド・クイーン」は外部へのウイルス漏出を防ぐべく所内の各区画を封鎖、消火剤であるハロンガスやスプリンクラーの水を大量に散布し、500名を超える全所員を死亡させ、汚染を所内に封じ込めた。
 事態を知ったアンブレラ本社は、その原因をレッド・クイーンの故障と推測し、レッド・クイーンをシャットダウンさせるため自社の特殊部隊を現地に派遣した。
 一方、ラクーンシティ郊外の洋館のシャワールームでアリスは目覚めた。記憶喪失に陥ったアリスは館内をさまよい、突然謎の男性マットに抑え込まれ、次いで突入してきたアンブレラの特殊部隊に拘束される。
 部隊長のワンは、アリスが部隊の一員であり、ハイブの秘密の入口であった屋敷の警備任務に就いていたことを告げる。だがハイブの防衛システムに連動して屋敷に散布された神経ガスの副作用で、アリスは一時的な記憶障害を負っていた。
 同時に拘束されたマットは街に先日着任した警官と名乗るがなぜかデータベースに情報はなく不審は続く。

 ワン部隊長を始めとする部隊は、アリスとマットを連れ屋敷の地下へ移動する。そこにはハイブの連絡地下鉄道があり、一同は列車へ乗り込み発車。
 列車ではアリスと同じく屋敷の護衛を担い、アリスと偽装結婚していたスペンスが失神していた。
 彼もまたガスの影響で記憶障害を引き起こしていた。スペンスを迎えた一行はハイブへ突入する。館内には生存者はおらず、館内図と異なる異質な生物兵器を製造する区画まであった。レッドクイーンの中枢である最地下層へ到達した、一行は隊員のカプランの主導で防壁ドアをクリアするが、直後に防衛システムが作動、通路へ侵入したワン隊長含む5名の隊員がレーザートラップによって全滅してしまう。残されたカプランとアリスは通路を抜けてレッドクイーンの中枢にアクセスする。レッドクイーンは製作者の娘を模したホログラフを介して2人に「私を壊すと大変なことになる」「あなたたちはこの施設で全員死ぬ」と警告するが、あえなくシャットダウンされる。
 これによって一時的にハイブの電源がすべて落ち、計らずして封鎖されていた一部の区域のロックも開けられた。
 一方、カプランらと別れ見張りをしていた隊員のレインとJ.D.、手錠をはめられたマットは研究員の服装をした女性に遭遇。
 しかし彼女の様子は明らかに異常で、駆け寄ったレインの手の肉を食い千切り、銃で蜂の巣にしても死亡する気配がなかった。
 女性が失踪した直後、アリス、カプラン、スペンスの3名が戻ってきた。やがて女性と全く同じ様子の人々がどこからともなく現れ、6人に襲いかかる。

 関連作品 ー 13日の金曜日 ー

 「13日の金曜日」(Friday the 13th)シリーズは、1980年公開のアメリカ映画『13日の金曜日』に端を発する一連のスラッシャー映画シリーズのこと。
 映画の他に、テレビシリーズ、小説、コミック本、ビデオゲームといった作品があり、タイアップ商品も販売されている。最初の作品は『ハロウィン』(1978年)の成功を受けて製作され、監督・製作はショーン・S・カニンガム、脚本はヴィクター・ミラーが務めた。


(1980年版)


(2009年版)

 映画は批評家の間では不評だったが、「13日の金曜日」はアメリカで最も成功したメディア・フランチャイズのひとつと考えられている。
 これは映画の成功だけでなく、大規模な商品化や大衆文化におけるシリーズへの繰り返しの言及の影響でもある。
 シリーズの全世界での興行収入は4億6800万ドルを超えており、『ハロウィン』(2018年)が公開され、ハロウィンシリーズがトップに立つまでは、世界で最も高い興行収入を記録したホラー映画シリーズだった。
 作品にはジェイソン・ボーヒーズというキャラクターが、殺人者として、あるいは殺人の動機として登場する。
 彼は少年時代にキャンプ・クリスタル・レイクでスタッフの過失により溺死したと考えられていた。
 数十年後、この湖は「呪われている」と噂され、一連の大量殺人の舞台となった。このシリーズの人気は、独自の「13日の金曜日」映画を作成したり、ジェイソン・ボーヒーズのレプリカ衣装を作ったり、「13日の金曜日」のアートワークを体に彫ったりするファンを生み出した。
 ジェイソンのホッケーマスクは、ホラーや大衆文化において最も認知度の高いイメージのひとつとなっている。
 ライセンスがパラマウント・ピクチャーズに所有されていた間、4つの映画が小説化され、『13日の金曜日 PART3』は2人の別々の作家によって翻案された。ライセンス権がニュー・ライン・シネマに売却されると、カニンガムはプロデューサーとして2本の追加映画を監督し、さらに映画「エルム街の悪夢」シリーズのキャラクター、フレディ・クルーガーとのクロスオーバー映画『フレディVSジェイソン』も製作した。
 ニュー・ライン・シネマのもとでは、ジェイソンを主人公にした13の小説やさまざまなコミック・シリーズが出版された。

 13日の金曜日(1980年版)

 1957年の13日の金曜日。 
 ニュージャージー州ブレアーズタウンのクリスタルレイク付近のキャンプ場にて、一人の少年が溺れて消息不明になった。
 それから数年の間、クリスタルレイクのキャンプ場にて奇怪な事件が多発し、遂にはキャンプ指導員の男女二人が何者かに殺害された事件が発生。キャンプ場は閉鎖せざるを得なくなった。
 さらに数十年経った1980年。殺人事件の起こったクリスタルレイクのキャンプ場が再開され、数人の指導員候補生達がキャンプ場に訪れる。
 しかし、そのキャンプ場には一連の怪事件を起こした犯人が潜んでおり、指導員候補生達を次々に襲っていった。 

 関連作品 ー ハロウィン ー

 『ハロウィン』
(原題:Halloween)
 2018年のアメリカのスラッシャー映画。
 デヴィッド・ゴードン・グリーンが監督、グリーン、ジェフ・フラドリー、ダニー・マクブライドが脚本を務めた。


(2018年版)

 映画「ハロウィンシリーズ」の第11作目であり、1978年に公開された同名映画の続編であり、また過去のすべての続編に遡って連続性(後付け設定)を持たせている。
 ジェイミー・リー・カーティスとニック・キャッスルが、それぞれローリー・ストロードとマイケル・マイヤーズを再演している。
 批評家から概ね好意的な評価を得ており、多くの人が「最高のハロウィン続編」「シリーズの復権」と評価し、カーティスの演技、グリーン監督の演出、スコア、殺陣について特に高い評価を得ている。全世界での興行収入は2億5500万ドルを超え、1996年に『スクリーム』が打ち立てた記録を更新するとともに、いくつかの興行記録を打ち立て、インフレーション無調整でのスラッシャー映画としては最高の興行収入を記録した。
 続編の『ハロウィン KILLS』は2021年に公開され、『Halloween Ends』は2022年に公開された。

 《ストーリー概要(2018年版)》

 《プロローグ》
 2018年10月29日、ハドンフィールドでの大量殺人の後40年の間、精神病院に収容されてきたマイケル・マイヤーズの最高警備刑務所への移送が準備されている。
 実犯罪ポッドキャスト配信者のアーロン・コーリーとダナ・ハインズが精神病院を訪れ、アーロンはマイケルとの面会時にマイケルが1978年に着けていたマスクを見せるが徒労に終わる。
 ハドンフィールドでは、前作で生き残った女性 ローリー・ストロードがマイケルを恐れて暮らしている。
 彼女は酒に溺れ、要塞のような自宅から滅多に外に出ない。娘のカレンとは関係がこじれており、カレンが12歳の時から州の判断で引き離されて暮らしている。
 ローリーの孫娘であるアリソンは彼女との関係を保とうと努力していた。

 《序盤》
 翌日、マイケルの移送時にバスが事故を起こし患者らは通りに逃げ出す。事故を目撃した父子が車を停めて状況を探るが、マイケルは2人を殺してその車を奪ってハドンフィールドへと舞い戻る。
 10月31日の朝、逃亡中のマイケルは、アーロンとダナが姉ジュディスの墓を訪れているのを目撃する。
 彼は2人をガソリンスタンドまで尾行して殺害した上に、つなぎ作業衣を手に入れるため修理工も殺して、アーロンの車にあった自分のマスクを取り戻す。
 1978年にマイケルを逮捕した保安官代理のフランク・ホーキンスはマイケルが脱走したことを知り、バーカー保安官にマイケルの危険性を納得させようとする。
 ローリーもマイケルの脱走を知りカレンに警告しようとするが、カレンは耳を貸さず、逆に自分の思う通りにやるがいいと突き放される。

 《中盤》
 その夜、アリソンは恋人のキャメロンが仮装パーティーで浮気しているのに気付き、彼とオスカーを置き去りにする。
 一方、ジュリアンという男児の子守をしているアリソンの親友ヴィッキーとその恋人デイヴがマイケルに襲われる。デイヴは殺され、ヴィッキーはジュリアンを守ろうと犠牲になり、ジュリアンは逃げて警察に通報が入る。
 ホーキンスとローリーは無線で事件を聞き知り、ジュリアンの家に駆けつける。
 ローリーは40年ぶりにマイケルを目撃する。
 彼女はマイケルが逃げる前に彼を撃ち、弾は肩に当たる。警察はローリー、カレン、その夫レイをローリーの家に連れて行き警護し、家の前にはパトカーが張り付く。
 ホーキンスは「アリソンを探し出して家族と再会させる」と約束する。 マイケルの精神科医であるランビール・サルテイン医師は、ルーミス医師のかつての教え子だが、バーカーにマイケルを捕まえる支援をするように言いくるめる。
 一方、アリソンとオスカーがパーティーから帰っているところ、マイケルがオスカーを殺すが、間一髪でホーキンスとサルテインがアリソン救助に駆けつける。
 ホーキンスは車でマイケルを轢き頭を撃とうとするが、サルテインはホーキンスの首をメスで刺しホーキンスはその場で倒れる。 マイケルの逃走を仕組んだのはサルテインであり、自然状態でのマイケルを研究するのが目的だったと明らかになる。
 サルテインは次に、アリソンと意識を失ったマイケルを後部座席に閉じ込めて、ローリーの家へ向かう。

 《終盤》
 マイケルが目を覚まし、サルテインを殺す間にアリソンは現場から逃げ出す。
 マイケルはローリー宅の外にいた警官2人の不意をついて殺す。
 レイは、警官2人だと思って「アリソンは見つかったか」と聞こうとして迎えに出たところ、マイケルにより絞め殺されてしまう。
 ローリーはマイケルとの一騎打ちに入る前に、なんとかカレンを避難部屋にかくまう。
 ローリーはマイケルに重傷を負わせ、指を何本か撃ち落とすが、マイケルは反撃してローリーの腹部を刺してバルコニーから押し落とす。
 マイケルがローリーの遺体を確認しに行くと、数十年前の最初の対決と同じくそこに遺体はない。アリソンがたどり着き、ローリーを大声で呼んだため、マイケルがやって来てカレンはそのあごを撃ち抜く。
 ローリーが急に現れマイケルを襲い、カレンとアリソンの助けを借りてマイケルを避難部屋に閉じ込める。 3人は家を炎で包み、ローリーはマイケルに別れを告げ気を失う。
 カレンとアリソンはローリーを病院に連れて行こうとして、すぐに通りがかりの車をヒッチハイクする。

 《エピローグ》
 燃え上がる地下室の最後の様子が映るが、マイケルはどこにも見当たらない。ポストクレジットシーンではマイケルの息遣いが聞こえ、まだ彼が生き残っていることを暗示する。

      〔ウィキペディアより引用〕


 

もの思う葦 ♯06−③ Horror Movie

2023-07-07 21:00:00 | 日記

 前回は『子供(幼児)』をモチーフにしたホラー映画でしたが、今回は『人形』です。

 さて、

 『チャイルド・プレイ』(1988年)
(Child's Play)

 タイラー・バートン・スミス脚本、ラース・クレヴバーグ監督による2019年のアメリカ合衆国のスラッシャー映画である。『チャイルド・プレイ』シリーズ通算8作目かつ1988年の第1作のリブートであり、プロットもオリジナル版に沿っている。出演はオーブリー・プラザ、ガブリエル・ベイトマン、ブライアン・タイリー・ヘンリー、ティム・マシスンらであり、マーク・ハミルがチャッキーの声を務める。

 2018年7月にメトロ・ゴールドウィン・メイヤーがシリーズの創始者であるドン・マンシーニ(英語版)やブラッド・ドゥーリフが関与しない現代版の『チャイルド・プレイ』を企画中であることを発表した。
 クレヴバーグとバートン・スミスがそれぞれ監督と脚本家として契約し、またプロデューサーとしてセス・グレアム=スミスとデヴィッド・カッツェンバーグが加わった。
 主要撮影は2018年9月21日にブリティッシュコロンビア州バンクーバーで始まった。

 《内容》

 これまでのシリーズでは、連続殺人鬼の魂がブードゥー教の呪術によって人形に乗り移り殺人を繰り返すというオカルト要素の強い設定だったが、本作では「ハイテク機能を搭載したAI人形の暴走」という設定に変更されている。
 また、シナリオの筋書きは「アンディを生涯の親友として認識したバディ人形が、アンディにとって疎ましい存在を次々と殺害していく」というもので、第1作目の初期案に近い内容になっている。

  《ストーリー概要》

 プロローグ

 母子家庭の母であるカレンは、大人気のバディ人形を手に入れ、息子のアンディにプレゼントした。
 これは、最初に起動した人間を「生涯の親友」として認識し、自動学習機能で成長を続け、更に、音声録音・再生機能、スマートフォンからの行動のプログラミング、スマート家電の操作などの多機能を実現する高性能の最新型AIを搭載したハイテク人形だった。
 しかし、アンディが自分で名前を付けようとしても人形は聞き取れず、自ら「チャッキー」と名乗った。その上、通常なら制限されているはずの汚い言葉の聞き取りと学習ができてしまうことに加え、なぜか目が赤く不気味に光り出すなど、明らかに他のバディ人形とは違っていた。



 序盤

 訝しがりつつも徐々にチャッキーに愛着を抱くアンディだが、ある時、チャッキーはアンディを傷つけたという理由で、彼の飼い猫を殺そうとする。
 実は、バディ人形の製造工場に勤めるある職員が、上司から侮辱的な叱責と殴打という無情な仕打ちを受けたことに憤慨して、チャッキーのAIの制御装置を無効化して生産ラインに乗せてしまっていたのである。
 そうとも知らないアンディは、通りすがりにチャッキーに興味を示し仲良くなった少年ファリンとパグと共に、自分に心ない態度を取り続ける母親のボーイフレンド・シェインに、チャッキーを使ったいたずらを仕掛ける。
 その様を録画したビデオを面白がりながら視た後、3人そろって80年代のスプラッターホラー映画を視聴し殺人シーンを見て大笑いする。 その様を見て「殺人が所有者を喜ばせる行為である」と認識・学習したチャッキーは、一番の親友であるアンディにとって疎ましい存在を始末するために、しだいに暴走し始める。

 中盤

 シェインを殺害してしまったチャッキーの暴走に耐え切れなくなったアンディは、ファリンとパグに協力してもらって、チャッキーの電源を落として捨ててしまう。だが、チャッキーを拾ったアパートの管理人によって、修理されて再起動してしまう。
 管理人を殺したチャッキーは、再びアンディの親友に戻るべく、さらにエスカレートした行動を起こしていく。

 関連作品 ー ミーガン ー

 子供の良き友達となるように開発されたAI人形「M3GAN(ミーガン)」の愛情が暴走するスリラー。『インシディアス』シリーズなどのジェームズ・ワンとジェイソン・ブラムが製作陣に名を連ね、ジェラード・ジョンストーンが監督、ワン監督作『マリグナント 狂暴な悪夢』などのアケラ・クーパーが脚本を担当。『ゲット・アウト』などのアリソン・ウィリアムズ、『ブラック・ウィドウ』などのヴァイオレット・マッグロウのほか、ロニー・チェン、ジェン・バン・エップス、ブライアン・ジョーダン・アルバレスらが出演する。 おもちゃ会社の研究者ジェマ(アリソン・ウィリアムズ)は、子供にとって最高の友達で、親にとって最大の協力者となるためにプログラムされたAI人形「M3GAN(ミーガン)」の開発に打ち込んでいた。あるとき彼女は交通事故で両親を亡くした、めいのケイディ(ヴァイオレット・マッグロウ)を引き取ることになり、ケイディのためにミーガンの力を借りることにする。しかし、その決断がとんでもない恐怖を呼び起こす。



 関連作品 ー アナベル 死霊館の人形 ー

 『アナベル 死霊館の人形』
(アナベル しりょうかんのにんぎょう)(原題 ; Annabelle)

 2014年のジョン・R・レオネッティ監督、ジェームズ・ワン製作、ゲイリー・ドーベルマン脚本による超自然ホラー映画であり、死霊館ユニバースに属する作品である。
 アメリカでは2014年10月3日に公開され、日本では2015年2月28日に公開された。PG12指定。

 主演のアナベル・ウォーリスのほか、ウォード・ホートンとアルフレ・ウッダードが出演している。
 本作の内容は時間軸上、シリーズ第1作『死霊館』が始まるまでを描いた直接の前日談に該当するが、映画情報サイト『SCHMOESKNOW』の投稿者マーク・レイリー (Mark Reilly) は2013年11月8日付でスピンオフであると誤記している。
 2014年9月29日には、ロサンゼルスのハリウッドにあるグローマンズ・チャイニーズ・シアターでプレミア上映が行われた。

 《ストーリー概要》

 作品は『死霊館』の1971年に若い女性2人と男性1人がエドとロレイン・ウォーレン夫妻にアナベルという呪われた人形についての体験談を語る同じオープニングシーンで始まる。
 1970年初期、ジョンとミア・フォーム夫妻は第一子を待ち望んでいた。ある日ジョンは人形が好きなミアが探していたアンティーク人形を見つけてプレゼントする。その日の夜、ミアはお隣のヒギンズ夫妻の家から人が襲われているような物音を耳にし、その直後ミアもプレゼントされたばかりの人形を手にした女と男の殺人鬼に襲われる。
 ジョンと警察が駆けつけ男を殺害するが、女は自殺を図っていた。女はミアの人形を掴んだまま、壁に血でマークを残していた。女の血滴が人形の顔に垂れ眼球に流れていく。
 報道で加害者は隣のヒギンズ夫妻の娘であるアナベル・ヒギンズとその恋人で、2人は彼女の両親を殺害し、悪魔に関わるカルトの一味だったと明らかになる。
 人形にまつわる奇妙な事が起き、ミアはジョンに捨てるように頼む。
 その後、ミアは健康な女の子を産みリアと名付け、フォーム一家は新しいアパートに引っ越す。
 ミアが荷ほどきをすると、アナベルで知られる捨てたはずの人形が出てくる。さらに奇妙な事が起こるようになりミアとリア母娘を蝕む。
 彼女はアナベルとその恋人が魂を捧げ悪魔を呼び起こそうとしたカルトの一員であったと教えてくれた刑事と面会する。
 ミアは書店へ行き、エブリンという女性と出会い、本から怪奇現象はリアの魂を奪うために起きていると確信する。
 フォーム夫妻は教会のペレズ神父を呼び、人形を教会へ持っていってもらう。
 しかし、アナベルの亡霊と悪魔のような生き物が神父を襲い、人形は消えてしまう。
 一方エブリンはミアに、自分にはかつてルビーという娘がいたがエブリンがミアの年齢の時くらいに起こした交通事故で亡くなってしまい、彼女は罪悪感のあまり自殺を図ったが、そのときに死ぬにはまだ早いというルビーの声が聞こえたのだと語る。

 ペレズ神父はジョンにアナベルの魂が彼を襲い、今夜アナベルがジョンの家に魂を奪いに行くと警告する。
 ジョンは急いでミアの元へ駆けつける。 
 アパートでは悪魔がエブリンを締め出し、ミアを弄ぶ。ミアがアナベルを殺そうと試みると、悪魔はミアの魂を求める。
 ジョンとエブリンがドアをこじ開けると、ミアがアナベル人形を手に窓から飛び出そうとしている姿を目にする。
 ジョンがミアを救うと、エブリンは人形を手にし、娘ルビーの死への償いとして犠牲になることを決意する。彼女はそのまま窓から飛び降り、亡くなる。するとリアがベビーベッドの上に戻ってくるのであった。
 6か月後、フォーム夫妻は引越し、アナベルを見ることも無くなった。あるお店で、オープニングシーンで登場した女性の母親がアナベルを娘へのプレゼントとして購入する。
 エンディングで本物のアナベル人形はエドとロレイン・ウォーレン夫妻の博物館のケースに保管され、1か月に2度、神父によって人形の呪いを閉じ込めるため祈られていると文字で紹介されている。

 関連作品 ー マンディ 呪われた人形 ー


  私と一緒にお遊びしよ。

 強盗を働くため老女が住む屋敷にベビーシッターとして潜り込んだ若い女性が、呪われた人形を見つけたことで想像を絶する惨劇に見舞われる恐怖を描く。    
 しかしこの人形には、1910年にイジメで死んだ少女の魂が乗り移った悲しい過去が秘められていた…。
 ルールを破った者には史上最悪の悪夢が訪れる。実在する呪われた人形をモチーフに描く。
 監督 ジェイミー・ウェストン 脚本 シャノン・ホリデイジェイミー・ウェストン キャスト フィービー・トランスエイミー・バロウズペネロープ・リード

 


 

もの思う葦 ♯06−② Horror Movie

2023-07-06 21:00:00 | 日記

 さて、今回は・・・

『ローズマリーの赤ちゃん』(ローズマリーのあかちゃん、Rosemary's Baby)

 アイラ・レヴィンの小説、およびこれを原作とした1968年制作のアメリカ映画。




 《ストーリー 概要》

 ローズマリー・ウッドハウスと売れない役者の夫ガイは、ニューヨークのアパートに引っ越してくる。隣人のローマン・カスタベットとミニーの夫妻は、少々お節介なほど世話好きな人達だ。
 カスタベット夫妻にはテレサ・ジオノフリオというアフリカ系アメリカ人の養女がいたが、若くして自殺していた。
 ガイはカスタベット夫妻と親密になり、ミニーはテレサの形見のペンダントをローズマリーにプレゼントする。
 その後ガイとローズマリーの夫婦は計画を立てて子供を作ろうとするが、その当夜ローズマリーは気分が悪くなって失神し、悪魔に犯されるという、夢とも幻覚ともつかない体験をする。
 実はカスタベット夫妻も、彼らが勝手に変えたかかりつけの産婦人科医も、それどころか夫すら悪魔に魂を売り渡した悪魔崇拝者だった。自殺したとされるテレサはローズマリーの前任の悪魔の子を宿す候補者であった。
 ローズマリーを心配して再訪を約束した唯一の味方である初老の童話作家エドワード・ハッチも謀殺されてしまう。
 悪魔崇拝者に囲まれたローズマリーの運命は?

 《続編》

 1976年に続編として、『続・ローズマリーの赤ちゃん/悪魔の子が生まれて8年が経った…』(Look What's Happened to Rosemary's Baby)がテレビ映画として制作された。
 前作から8年後、成長した“ローズマリーの赤ちゃん”が引き起こす惨劇を描いた。
 前作の編集を担当したサム・オスティーンが監督し、パティ・デューク・アスティンが主演、ルース・ゴードンが前作に引き続いてミニー・カスタベット役で出演した。



 【テレビ版】
 

 因みに早川書房から『ローズマリーの
息子』が出版されてます。

 関連作品 ー オーメン ー

 『オーメン』(The Omen)

 1976年に製作されたアメリカ合衆国の映画作品。6月6日午前6時に誕生し、頭に「666」のアザを持つ悪魔の子ダミアンを巡る物語。

 音楽を担当したジェリー・ゴールドスミスが第49回アカデミー作曲賞を受賞した。
 題名の“omen”は一般的な英語で前兆のこと。 『オーメン2/ダミアン』(1978年)、『オーメン/最後の闘争』(1981年)、『オーメン4』(1991年)とシリーズ化され、1976年版をリメイクした同名映画『オーメン』(2006年)も製作された。
2016年にはテレビシリーズ化された(Damien)。

 《ストーリー概要》

 6月6日午前6時、アメリカ人外交官であるロバート・ソーンはローマの産院にて、死産した我が子の代わりに、同時刻に誕生した孤児である男子を妻のキャサリンにも秘密で養子として引き取り、ダミアンと名付ける。
 ほどなくして駐英大使に任命され、その後も公私共に順風満帆な生活を送るロバート。
 しかし、ダミアンの5歳の誕生日に、乳母が「あなたのためよ」と叫んで首つり自殺をする。ロバートは大使館で記者が群がる中、フォトグラファーのジェニングスとぶつかり、カメラを壊してしまう。
 弁償を申し出るが、ジェニングスは「いいえ、貸しにしておきます」と断る。さらに大使館にローマからやって来たブレナン神父が「奴はあなたの全てを奪う」と意味深な助言を放ち、「ご子息の出産に立ち会った。
 あれの母親を見た」と告げる。息子を入れ替えた事に対する脅迫だと感じたロバートは神父を追い返す。その後、死んだ乳母の代わりに斡旋所から派遣されたと自称する新しい乳母がやって来る。
 乳母はダミアンに「そなたを守りに来た」と微笑む。
 再びブレナン神父が来て「奴は母親も、お腹の子も殺す。奴は悪魔の子だ。ブーゲンハーゲンに会え」と告げるが、ロバートは全く聞く耳をもたなかった。 
 直後、神父は雷に打たれた教会の塔の落ちてきた避雷針に串刺しにされて死んだ。さらにキャサリンがダミアンの三輪車と衝突し、階下に転落し流産してしまう。

 悲しみにくれるロバートの元にジェニングスから連絡が入る。彼のアパートへ出向くと、死んだ乳母と神父の生前の写真には予兆が写っていたと聞かされる。
 さらに神父の部屋で「5年前の6月6日に彗星の形が2000年前のベツレヘムと同じ形になった」という記事を見つける。  
 ロバートは「本当の息子は死んだ。今の子は誰の子かもわからない」と告白する。協力を申し出るジェニングスだが、ロバートは「これは私の問題だ」と断る。
 しかしジェニングスは「私の問題でもある」と言い、自身を写した写真を見せる。そこには首に亀裂のような影が写っていた。
 2人はダミアンの出生の謎を暴くため、ローマの産院へ向かうが、当時の建物は記録室からの火事で焼け落ちていた。なんとか当時、ダミアンを世話した神父にたどり着き、出生の秘密を問いただす。
 神父はわずかに動く手でチェルベットと書いた。
 そこは古い墓地であった。 2人は墓地へ向かい、そこで6月6日に死んだ者の2つの墓があった。
 母親の墓を開けると、そこには白骨化した山犬の死骸が横たわっていた。ロバートは息子の墓も開けると、頭部に穴の開いた赤子の亡骸が横たわっていた。
 自分の息子が殺されたと知ったロバートは、入院中のキャサリンにロンドンを離れるように言う。
 しかし、キャサリンは直後に乳母に突き落とされて死んだ。 ロバートはブーゲンハーゲンに会い、悪魔の子を殺す方法と短剣を受け取る。悪魔の確認方法は「体のどこかに666のあざがある。見当たらない時は髪を切って頭部を確認せよ」と告げられる。
 しかしロバートは躊躇し、短剣を投げ捨てるが、短剣を拾おうとしたジェニングスが後退するトラックの荷台から滑り飛んだガラス板によって首を飛ばされてしまう。ロバートの迷いは消え、短剣をロンドンへ持ち帰った。
 ダミアンの髪を切り、頭部に666のあざを発見する。 すると突然、乳母がロバートを殺そうと襲いかかるが、彼はアイスピックで返り討ちにする。
 ロバートはダミアンを連れ、教会へ車を走らせた。祭壇でダミアンを刺し殺そうとするが、追跡してきた警官に射殺される。ソーン夫妻の葬儀にて、大統領に引き取られたダミアンが墓前で微笑む。


 関連作品 ー マザーズ ー

 〔ストーリー概要〕

 資産家のルイスとカスパー夫妻の住み込みの家政婦となったシングルマザーのエレナ。自給自足の生活を心がけ、電気も水道もない生活を送る夫妻と家族のように親しくなっていく中、彼女はルイスから代理出産を持ち掛けられる。
 実家に預けている幼い息子と暮らせるアパートを買ってやると言われ、申し出を引き受けるエレナだったが、妊娠直後から彼女の身に異変が起きる。



 『ボーダー 二つの世界』などのアリ・アッバシ監督によるホラー。
 ある資産家夫婦の依頼で代理母となったシングルマザーの体に起きる異変を描き、第66回ベルリン国際映画祭パノラマ部門に選出された。
 『アサイラム・バスターズ』などのエレン・ドリト・ピーターセン、『汚(けが)れなき祈り』などのコスミナ・ストラタン、『特捜部Q キジ殺し』などのピーター・クリストファーセン、『ベニスに死す』などのビョルン・アンドレセンらが出演する。

 ホラー映画ではないですが、赤ちゃんをモチーフにした気になる作品を二つ紹介させて下さい。

 関連作品 ー パラレル・マザーズ ー

 『パラレル・マザーズ』      (西: Madres paralelas)
(英: Parallel Mothers)
2021年のスペインのドラマ映画。

 ペネロペ・クルス主演、ペドロ・アルモドバル監督による新生児取り違えを扱った作品である。
 また、スペイン内戦による虐殺の歴史も描かれ、高い評価を得る。
 2021年9月1日、第78回ヴェネツィア国際映画祭のオープニング作品としてワールドプレミア上映され、観客から9分間のスタンディングオベーションを受けた。
 本作でペネロペ・クルスは、ヴェネツィア国際映画祭 女優賞を受賞した。

 写真家のジャニスは、法人類学者アルトゥロに、スペイン内戦中に故郷で殺害され集団墓地に埋められた曾祖父や村人たちの遺骨の発掘を依頼する。
 アルトゥロは、自らの財団で実施することを決め、ジャニスと親密になる。
 その後、ジャニスはアルトゥロの子を妊娠するが、彼には癌を患っている妻がおり、シングルマザーになることを決意する。
 ジャニスは、産婦人科で10代のシングルマザーであるアナと病室を共にし、彼女と同時に出産する。
 ジャニスはその子をセシリアと名付け、退院後アルトゥロに見せるが、彼は自分と似ていないことを理由に、別の男が父親ではないかと疑う。
 ジャニスは怒るが不安にもなり、DNA鑑定をする。
 そして、ジャニスの子供ではないことが判明するが、誰にも打ち明けることなく育て続ける。
 数か月後、ジャニスは自宅近くのカフェで働いているアナに遭遇する。アナは、母親のテレサが、女優のキャリアを優先して育児を支えてくれないことに失望し、実家を出て生活しているのだという。
 ジャニスの自宅に招かれたアナは、自分の子が突然死してしまったことを彼女に明かす。
 アナの子の写真を見たジャニスは、病院で自分の子とアナの子が取り違えられたことを確信する。
 ジャニスはアナを同居させ、家事や育児を手伝わせる。ジャニスは、親子鑑定のためであることを告げずに、アナから唾液のサンプルを採取する。
 鑑定の結果、セシリアがアナの娘であることが確定した。その後、アナは同級生よる輪姦で妊娠し、相手から口外しないよう圧力をかけられたことを明かす。
 アナはジャニスに恋心を抱き性行為に及ぶが、ジャニスはそれ以上踏み込まない。
 アルトゥロはジャニスのもとを訪れ、財団が遺骨の発掘事業を承認したことと、妻が回復したため別居を決めたことを報告する。
 アルトゥロとジャニスがバーで祝杯をあげる一方、アナは嫉妬を募らせる。そして、アナのもとに母親のテレサが訪れ、ひどい母親だと思いながらも、女優としての夢を諦めきれなかったことを理解してほしいと頼む。
 ついに、ジャニスはアナに真実を告げるが、アナは怒りセシリアを連れて家から出ていく。
 落ち込んだジャニスはアルトゥロにその事実を打ち明け、二人は一晩を共にする。
 翌朝、心を静めたアナはジャニスに電話をかけ、セシリアと一緒に再出発しようと話す。
 数ヵ月後、ジャニスはアルトゥロと故郷の村を訪れ、遺族から内戦当時の証言を収集し、遺骨発掘の準備をする。ジャニスは、発掘現場にセシリアを連れてやって来たアナに、妊娠3カ月であることを明かす。
 子供の名前について問われたジャニスは、女の子ならアナ、男の子なら曾祖父にちなんでアントニオにすると答える。
 遺骨は無事発見され、ジャニスたちは村人とともに発掘場所に集まり、亡くなった愛する人々を悼む。

 関連作品 ー スリーメン&ベビー ー

 『スリーメン&ベビー』(Three Men and a Baby)は、1987年にアメリカ合衆国で制作されたコメディ映画。コリーヌ・セロー監督作品『赤ちゃんに乾杯!』のリメイク版である。



 《ストーリー概要》

 ニューヨークで優雅に独身生活を謳歌していたピーター、ジャック、漫画家のマイケルは仕事も順調で独身貴族として過ごしていたが、ある日マンションの前で赤ん坊が捨てられて3人の生活は優雅な独身生活から一転、子育てにてんやわんやと悪戦苦闘する羽目に・・・。

      〔ウィキペディアより引用〕





もの思う葦 ♯06ー① Horror Movies

2023-07-05 21:00:00 | 日記

 ホラー映画は、流行り廃りが激しいと思います。

 好きな方は、そう思わないかも知れませんが、まぁ映画自体が混迷期が続いて特に日本映画は顕著に現れていると思います。

 さて、ホラーって何?スリラーとどう違うの?サスペンスは?
 その違い、定義についてを調べてみました。

 ・ホラー [名](horror) 恐怖。戦慄。

 ・スリラー [名] (thriller) 映画・演劇・小説などで、観客や読者に恐怖を感じさせることをねらった作品。

 ・サスペンス [名] (suspense 「未解決、不安、気がかり」の意) 映画、ドラマ、小説などの物語の展開が、観客や読者に与える不安と緊張感。

 ・サイコ[名](psycho)
 多く複合語の形で用い、精神・霊魂に関する意を表す。
 「—セラピスト」
 1960年製作のアメリカ映画。
 原題《Psycho》。アルフレッド・ヒッチコック監督によるサイコ・サスペンスの元祖。

 それらは、全て“類義語”なんですけどね。ニュアンス的には違いはあります。

〔情報元 : コトバンク〕    


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 私がホラー映画で心に残った、気になる作品を紹介します。

 私が最初にホラー映画を観たのは、中学生の頃、友達と。
 友達曰く「もの凄い怖いらしいゎ〜」という言葉に絆されて。

 『エクソシスト』(The Exorcist)

 1973年のアメリカ合衆国のホラー映画。監督はウィリアム・フリードキン、出演はリンダ・ブレア、エレン・バースティン、ジェイソン・ミラーなど。

 少女に憑依した悪魔と、自らの過ちに苦悩する神父の戦いを描いたオカルト映画の代表作であり、その後さまざまな派生作品が制作された。本国において1973年の興業収入1位を記録した。第46回アカデミー賞の脚色賞と音響賞を受賞。 題名となっているエクソシストとは、英語で"悪魔払い(カトリック教会のエクソシスム)の祈祷師"という意味である。



 《ストーリー概要》

 イラク北部で古代遺跡の発掘調査に参加していたランカスター・メリン神父(マックス・フォン・シドー)は、悪霊パズズの像を発見する。
 彼は「この邪悪な宿敵と再び対峙する日が近い」と予感する。 女優のクリス・マクニール(エレン・バースティン)は体制側と対峙する若者を描いた学園映画撮影のためにワシントン近郊のジョージタウンに家を借り、一人娘のリーガン(リンダ・ブレア)と幸せに暮らしている。
 同じくジョージタウンに住むデミアン・カラス神父(ジェイソン・ミラー)は時おりニューヨークに住む母親のもとを訪れている。
 ギリシャからの移民である母親は小さなアパートで日がなラジオのギリシャ音楽を聴いて過ごしている。
 教会の援助で一流大学で学んだカラス神父は、貧しく孤独に暮らしている母に申し訳なさを感じる。
 プラグマティストの精神科医であるカラスは、医者として稼げば母に楽をさせられるが、現実には清貧の誓いに縛られ赴任地も遠く、母の世話もできない身の上だった。
 身体を鍛える一方で、神父の仕事にやり甲斐を持てず悩むカラス神父。やがて母は体調が悪化して入院する。
 設備の整った私立病院に移したいと思ってもその費用がない。病院に押し込められたと嘆いたまま母は死に、カラスは更に自分を責める。
 クリスの家では屋根裏から不気味な音が聞こえるようになるが原因がわからない。
 やがてリーガンの行動に異変が現れる。ベッドが激しく揺れだし、リーガンの部屋だけが異常に寒いなど謎の現象も起こるようになる。
 又、近くの教会ではマリア像を冒涜する事件が起きた。

 リーガンは病院でさまざまな検査を受ける。
 検査機器を付けられ血液を抜かれ、酷な体験をするがそれでも異常を見つけることは出来ない。
 臨床検査でリーガンはカウンセリングをする精神科医に暴力を振い罵り始めるが、その声は少女のものではなかった。



 マクニール家の周辺では更に異変が起き、クリスの友人である映画監督のバーク・デニングズ(ジャック・マッゴーラン)が、マクニール家の裏手に位置する階段で転落死した。
 首が180度ねじ曲げられたデニングズの死に様に疑問を抱いたキンダーマン警部補(リー・J・コッブ)は、怪死事件と教会の冒涜事件の関連を調べるためにカラスに会う。
 リーガンに対する治療方法が見つからない病院の医師のひとりがクリスに対して、荒療治のひとつとして〈悪魔払い〉を提案する。
 患者が「自分は悪魔に取り憑かれた」と信じている場合、それによって心が平静を取り戻すこともあるというのがその理由だった。
 リーガンの異常はますますエスカレートし、十字架で自慰行為をし、止めに入ったクリスを殴りつけると、首を180度後ろに向け、デニングズの声を使って嘲笑った。
 リーガンが悪魔に憑りつかれたと確信したクリスは、カラスに悪魔払いを依頼する。当初は悪魔憑きに否定的なカラスであったが、何度もクリスの家を訪れてリーガンの異常な姿を目にする。
 だがカラスの心を揺さぶったのは醜悪な姿になった少女の皮膚に浮かび上がる、助けて欲しいとのメッセージだった。
 彼は悪魔払いの儀式を行うことを決意し、大司教に許可を求める。
 儀式の責任者には悪魔払いの経験のあるメリンが選ばれた。
 霧の立ちこめる夜、クリス宅を訪れたメリンはカラスを従えてリーガンから悪魔を取り払う儀式に臨む。
 二人の神父は祈りの声を少女に掛け続け、悪魔も、また抗い神父たちの動揺を誘い緊張が続く。
 リーガンが苦しむ様子にカラスは心を痛めるが、メリンは「悪魔は我々に人間が救うべき存在ではないと思わせようとしている」のであり最後まで諦めないように励ます。
 しかし、戦いの途中でメリンは持病の心臓病の発作を起こして急死してしまう。
 一人残されたカラスは,ほくそ笑むリーガンを殴りつけ、悪魔を自分の身体に乗り移らせた上で窓から飛び降り、命と引き換えに悪魔をリーガンから引き離すのだった。

 関連項目 ー エクソシスム ー

 エクソシスム
 (ラテン語: exorcismus)
 (ギリシア語: ἐξορκισμός)

 ギリシア語で「厳命によって追い出すこと」を意味し、この語はギリシア語訳旧約聖書である『七十人訳聖書』創世記 24:3 「誓い」、第一列王記 22:16 「命令」、および『新約聖書』マタイ福音書 26:63 「生きている神によって命じ」から採られている。

 日本語では一般にエクソシズムとカナ書きされ、「悪魔祓い」または「悪霊払い」と訳されるが、『カトリック教会のカテキズム』の日本語版では「祓魔」(ふつま)と記されている。

 《語源》

 「悪霊を追い払うこと」を指して使われるギリシア語の exorkismos は、「厳かに問いかけること、または勧告すること」といった意味の名詞である。
 動詞 exorkizo は「誓言」を意味する horkos の派生語であり、悪魔の概念史の研究などで知られる宗教史家ジェフリー・バートン・ラッセルによれば、元はキリスト教ではなくギリシアの異教で用いられていた。
 この言葉は「衷心より真剣に請う、祈る」といった意味で用いられ、その本義は「誰かに向けて厳かに切実に呼びかける」である。
 これにはもとより「悪霊を追い出す」といった意味は含まれておらず、非キリスト教徒のギリシア人にとっても、初期のキリスト教徒にとっても、悪しきものに対してだけでなく善きものに対する呼びかけにも適用しうる言葉であった。キリスト教においては、エクソシズムはキリストの名の下に悪霊を追い払うという形のキリストへの間接的な祈りであり、3世紀頃までには明確に「高位の霊的権威の力を借りて人や物から有害な霊を追い出す儀式」を意味するようになった。

 《キリスト教のエクソシスム 》

 聖書にイエス・キリストが悪霊を追い出した記事があり、キリスト教においてはエクソシズムが今日でも行われている。
 カトリック教会のエクソシスム(祓魔)は叙階の秘跡により司祭に与えられた権能であるが、教会の判断によりエクソシストが任命されることがある。
 洗礼式では悪魔を拒否するエクソシズムが行われ、聖別の祈りにおいては悪しき力を排除する広義のエクソシズムがなされる。
 悪霊に憑かれた人に対して行われる狭義のカトリックのエクソシズムは盛儀祓魔式と呼ばれる。
 カトリック百科事典は、カトリックのエクソシズムは民族宗教などの悪魔払いと異なり、迷信ではないとしている。
 現代のプロテスタントの一部の教派で行われる「悪霊追い出し」も広義のエクソシズムである。

 《日本における悪魔払い 》

 神道大辞典によれば、悪魔払い(あくまはらい)

 遊魂変をなすもの、若しくは不正の邪気に犯さるるを払ふ調伏呪文、加持祈祷の類。
 『世事間談』には通り悪魔を払ふに、普門品を唱へて効験あることを載せ、陰陽道にては調伏呪文、修験道には加持祈祷によつてこれを払ふ秘法を説いてゐる。

          — 神道大辞典 ー

 すなわち、修験者や陰陽師による調伏呪文、加持祈祷などによって、游魂が変異をなして物の怪となったものを払う、あるいは邪気・邪霊に侵された人から邪気を払うものである。 「祓い」は古くは神道の祭祀であったが、大陸から渡ってきた宗教や陰陽五行説をもとに陰陽道が構築され、陰陽寮が発足してから、祓いの役割は陰陽師に移ったとされる。
 以来、明治時代に入り、再び「祓い」の祭祀が神道に戻されるまでの間に、仏教、儒教、民間信仰を吸収・習合しながら、様様な悪魔払いの儀式・行事・呪い(まじない)として民間にも広がり浸透していった。
 民俗学者の坪井洋文は、悪魔は民間信仰の次元で考えられることが多いとしながら、色々な信仰習合の歴史を経ても、日本における悪魔払いの根底には、日本固有の「祓い」の観念が潜在しているとする。
 「悪魔を払う方法も、民間信仰的なさまざまの形をとっているが、密教の調伏咒文、修験道の加持祈祷の類が典型的といえよう」「民間行事としての疫神送りや人形送りも、広義には悪魔払の一種であり、獅子舞などの民間芸能のなかにもその信仰上の名残りを見出すことができる」と説いている。
 修験道では悪魔を退散させる修法が行われ、修験道の影響を受けた民間芸能の中に悪魔払いの側面があるとも指摘されている。
 神仏習合の世界観の下、諸国を遊行して加持祈祷を行い、邪霊の調伏や憑き物落としに携わった修験者・山伏は、民間の芸能にも関わり、各地で神楽などを伝えた。
 その中には悪魔払いの意味をもつ獅子舞や祈祷舞が含まれており、たとえば岩手県に伝わる山伏神楽である黒森神楽の清祓には「この家に悪魔あらんをば祓い清め申す」といった文言がある。

 現在でも日本各地には「悪魔払い」としての民間行事や祭りがあり、金沢市の魔除けの舞いを修する「山王悪魔払い」のように、山王信仰の中にも悪魔払いの儀式が残っている。
 新潟の「十二山祭」では、山の安全を祈願して悪魔払いの弓を射る。
 どんど焼きとして知られる左義長(さぎちょう)も平安時代の悪魔払い「三毬杖」に由来するとされている沖縄や鹿児島県では、グシチと呼ばれるススキやその葉を束ねたり重ねて形を整えて悪魔払いの呪具とする。
 シマクラサー(悪疫払いの儀式)に家の決められた場に飾って魔除けとする他、祈願を終えた女性神役が、グシチで村の家々の壁や子供を叩くことで悪魔払いをする。

     〔ウィキペディアより引用〕



CTNRX的事件File. ♯005

2023-07-04 21:00:00 | 千思万考

 京アニ事件、弁護側が被告の責任能力争う見通し公判で最大の争点に

 36人が犠牲になった2019年の京都アニメーション放火殺人事件で、殺人などの罪で起訴された青葉真司被告(45)の弁護側が、被告は事件当時、心神喪失か心神耗弱の状態だったとして、刑事責任能力を争う見通しであることが、関係者への取材で判明した。
 被告は過去に精神疾患で通院歴があり、公判では責任能力の有無や程度が最大の争点になるとみられる。

 京都地検が10日、遺族らを対象に説明会を開き、裁判員裁判の日程や争点について説明した。
 初公判は京都地裁で今年9月5日に開かれる。
 弁護側は起訴内容を認めた上で、「青葉被告には刑事責任能力がないか、あっても限定的だった」と訴える方針とみられる。
 一方、検察側は完全責任能力があったと主張する。 捜査関係者によると、青葉被告は逮捕後の調べに「ガソリンを使えば多くの人を殺害できると思った」などと容疑を認めた一方、「京アニに小説を盗まれた」と供述。
 過去に長短編小説などを応募していたが、盗作の事実は確認されていないという。
 青葉被告も事件で重度のやけどを負ったが、治療を受けて会話ができる程度に回復した。地検は責任能力の有無を調べるため、約半年間にわたって被告を鑑定留置し、責任能力を問えると判断。20年12月、起訴に踏み切った。
 その後も再度、精神鑑定が行われた。 起訴状によると、青葉被告は19年7月18日午前10時半ごろ、京アニの社員ら70人がいた第1スタジオ(京都市伏見区)にガソリンをまいて放火。
 36人を殺害し、32人に重軽傷を負わせたとされる。【久保聡】

     〔令和5年6月10日/毎日新聞〕

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  ー 関連事件 ー 
   大阪北区クリーニング放火事件

 大阪市北区曽根崎新地のクリニックで、2021年12月17日に26人が犠牲となった放火殺人事件が発生。患者だった谷本盛雄容疑者=死亡当時(61)=がガソリンをまいて火を放ち、クリニックは一瞬で炎と煙に包まれた。

 事件で犠牲となったのは心療内科「西梅田こころとからだのクリニック」の西澤弘太郎院長(49)らスタッフと患者計26人。その命を奪ったのは高濃度の一酸化炭素を含んだ煙だった。
 煙は約20秒でフロア全体にほぼ充満したことが解析会社のシミュレーションで判明。 

 2021年12月17日10時20分ごろ、大阪府大阪市北区曽根崎新地一丁目にて「ビルの4階が燃えている」と119番通報があり、
 消防車両80台が出動した。現場は「堂島北ビル」で4階部分の約25 m2が焼損し、火はおよそ30分後にほぼ消し止められた。
 火元と見られる4階には心療内科や精神科などを専門とするクリニック「働く人の西梅田こころとからだのクリニック」があった。
 放火の疑いがあり、警察の捜査と消防が調査を行った結果、放火と立証された。また、その放火を行った犯人がビル内で見つかった重傷者(その後、蘇生後脳症で死亡)であることが判明した。

     〔ウィキペディアより引用〕