最近、食中毒になり悶え苦しんでいる秋木です。
そんな幸せな日々の心を癒す為、ウミウシの写真集を眺めています。
ウミウシというとナマコの仲間かと思っていましたが、貝を持たない巻貝の1種らしいです。軟体動物門腹足綱後鰓目(ナニこれ?)で貝がなくなったかわいそうな生物だそうです。
あの「流氷の妖精クリオネ」もウミウシの一族です。日本では現在1200種類程度いるらしいですが、「海の宝石」と言われるだけあり、なかなか楽しい写真集です。どうも密かなブームのよう。
ピカチュウに似たウデフリツノザヤウミウシ(Thecacera pacifica) なんてのもいるようです。ずいぶんディープな世界です。
他にも、インターネットウミウシ(Halgerda okiawa)なる一族がいるらしいです。インターネットの模様に似ているのが命名らしいですが、
そもそもインターネット(The Internet)はどういう構造なんでしょうか
Internet AtLas Gallery :構造はこんな感じ
World Connection Density :つながりは花火のような感じ
telegeography :関係ないけどトラフィックのマップ
インターネットは管理されず発展してきましたが、自然のさまざまなネットワークもこのような構造を持ち、ある種の法則が見られるといいます。
近年ネットワークで、スモールワールド現象が研究されています。有名なのは、六次の隔たり(Six Degrees of Separations)で、人は知り合いを6人介すと世界のあらゆる人と間接的に知り合いになれるという仮説です(元々誰も友達がいない人は、だめ)。
という事はウミウシ繋がりでも、世界の誰とでも六人を解して繋がるという事でしょうか(何だか嫌な繋がりだな)。
しかし、奥が深い世界です。昭和天皇もウミウシを研究しておられたようです。食べたこともあるそうです。味はイマイチのよう。ちなみに秋木はウミウシを食べて食中毒になった訳ではありませんので、あしからず。
関連:
・「六次の隔たり」については、アルバート=ラズロ・バラバシの「新ネットワーク思考」がお勧めです。
・脱力をしたいなら「ウはウミウシのウ」 宮田珠己氏の旅行記も面白かったです。