当初、細かい出来事がわかったわけではなく、ストップモーションのように見えるいくつかの場面と、それに比べたらはるかに大きな母親の思念と感情が、なだれ込んできただけだった。
啓介さんが泣いている。
そして解放されて行っているようだった。
お母さんは、どうなんだろう?
この人は、もう亡くなる時に、ある程度解放されている気がする。
望んだ死を受け入れることで、一区切りついている。
お母さんを解放するために、手を貸してくださった敵役の方に思いを馳せ、感謝。
さて、あなたは、「私は過去生であなたに殺されました。それは必然であり、許しています。そしてストーリーに従って実行してくれたあなたを愛しています。」と突然誰かに言われたら、そして記憶を共有したら、どう反応しますか?
一体こんな体験をする人が、世の中にどれくらいいるんでしょうね?
私の中には、冷静な私自身と、悲しみと悔恨、それを上回る母の愛全開!のお母さんが同居。
私はお母さんに、私を解放し尽くすことに恐怖を覚えていた。
どちらも私自身であり、本来境目はないのだが、あまりにもエネルギーが純粋で大きかったから。
休み時間に啓介さんが「お母さん」と遊びに来るけど、私から啓介さんの側には行けなかった・・・
私の自己防衛本能(いろんな意味で)の為せるワザ?
スタッフのEさんは、ワークの2日前に「私が啓介さんのお母さんである」とメッセージを受け取り、私の心の準備をさせようと考えてくれていたのだが、事態はその思惑より早く進展してしまった。
それでも一生懸命、私やお母さんを支えてくださったことに、深く感謝したい。
スタッフVさんのハグは、計り知れない安堵を私にくれたことに感謝。
結局、私のカードリーディングを啓介さんがする時に、私の中のお母さんは全開に近い状態まで膨らんでしまった。
啓介さんが引いたカードは、すべて息子に対するお母さんからのメッセージ。
あの時、私に光を感じていた人は、私がアクセスしたお母さんの意識と、その先にある広大な母なる意識の一部、産み育てる意識を感じていたのかもしれないね。
私はアクセスしただけ、私はただの私。
今、こうやって書きながらも、私は大きな母なる意識にアクセスしている。
私の過去生が解放されたことで、新たにできた経路。
これが私へのギフトだったのかもしれない。
皇己のセッションルーム Angel's smaile です。