昨年の師走に亡くなった父の墓が
出来上がったので弟より知らせがあっ
た。他ではない山のような書類を処理
し終えて一応すべての手続きが済み
ここまでこぎ着けた。
私も弟も大変だった。
仕事しながら、普段見慣れない書類を
読んで理解するのは、頭の悪い不勉強
の私にはかなり重荷であった。
しかしやらないとどうにもならないので
あらゆる手段と精神力でのりきった
っちゅう感じやね。
結局は、父もその上もやらねばならな
いことをほったらかしにして逝ってし
まって後世を四苦八苦させている。
そんな親の面倒を弟夫婦は死ぬまで
見てくれたので、葬儀に立ち会えな
かった私としてはせめて納骨ぐらいは
と思い9月はそのためだけに園に赴く。
今年はいろんなことで考えることが
多いのだが、長生きした父もあっけなく
この世を去り、存在そのものも
その時その時の言葉も覚えていても
懐かしいとかなんとか思わない。
ただ、今年も私がよく知る昭和を彩っ
た多くの有名人が亡くなっている。
先日亡くなった桑原和男さんや上岡
龍太郎さんはテレビでよく見て知って
いる。そんな私が良く知る人たち、父も
叔父たちも順番にいなくなっている。次は
私の番なのである。
まだまだ自覚が足りないのだが、もう少し
気合を入れて悔いのないように、動ける
うちに終活しておきたい。