Click 2 CR-IQ 日々_ver.3

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Kanon 第18話 「消え去りゆく緩徐楽章(アダージオ)~adagio~」

2007-02-04 19:02:12 | 映像もの
やはり朝に見ないとだめですな…

夕方に見ようとしたら
色々と苦労しました(謎

さて、今回で栞編がクライマックス。
少し短い中でストーリーを展開するためか、
2/1が誕生日の彼女のために誕生会を開く、
という原作と展開を変えたえんしゅつできましたが、
なるほど、これはこれでアリですね。
何より、北川という今まで完全に道化でしかなかったキャラを
姉妹の軋轢を氷解する潤滑剤…
なんか面倒な言葉が並びましたがw
そんな感じに仕立て上げるなんて。
個人的に、あの二人のどうしようもないダンスwの中の
姉妹のなんともいえない目線と無言の空間、
この気まずさと独特な雰囲気の演出が
実は今回印象に残ってたりします。

そして、パーティーの後に
香織からついに栞シナリオ屈指の重要度を誇る
「私の妹だから」が発せられる瞬間は
やはり心に来るものがありますよね。
ずっと素直になれなかった彼女が
ついにその言葉を発した瞬間というのは
どういう思いだったのか…
もちろんある程度は想像がつきますけど、
それをしっかりと言葉に込めた川澄嬢に感服しました。

さて、その後は原作で言う本当の1/31に近い流れ。
彼女の初対面の時点とのキャラが微妙に違う理由、
彼女の成し遂げた、最後まで普通でいるという願い…
そんな諸々が語られながら、2/1の0:00を迎えます。
個人的にはこの一連の語りの流れ、
そして彼女が最後にしたキス…
このあたりは、こういった作品の形質上、
「恋人」でなく「お兄ちゃん」という位置に
祐一を置くからこそ出来た点だなという印象ですね。
ですが、だからこそそこに若干の「恋人」ではないがゆえの
違和感も生じたりはするのですけど、
そこはまあご愛嬌というレベルでw
なんにしても、「笑っていられましたか」から
噴水の描写、キス…
つくづくに栞編はその前の舞編とは対照的に、
静かな描写にこだわった作品だったと感じました。

そして、物語は終盤を迎え
原作では微妙にリンクが弱くなってたことが欠点であり、
フジ版ではそのリンクを絶妙に表したがゆえに
ギャルゲー作品にはあるまじき重たさを表すこととなった
(ゆえに僕は前から書くように、フジ版最後3話は
心から絶賛していますがw)
二人のストーリーに絡んでいくことになりますね。
現時点までの消化が18話ですし、
最後がまあエピローグになることを加味しても
5話もあるので、じっくりと描いて欲しいと心から思います。

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