Click 2 CR-IQ 日々_ver.3

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Kanon 第23話 「茜色の終曲(フィナーレ)~finale~」

2007-03-11 22:12:19 | 映像もの
彼女が残す最後の願いは…

雪の中で倒れた祐一を救ったのは
まさかまさかの沢渡真琴本人でした。
確かにこの場面で出すというのは
実に効果的というか、
ある意味で彼女だからこそ意味があったというか。
本人は直接的な意味で
「Kanon」という作品に関っているわけではないわけで
でも、彼女という存在があったからこそ
「真琴」という存在があり、
その「真琴」の願いとして祐一を救うという
具現をなすためには、彼女しかありえなかったと。

そしてもう一点は聞き役ですよね。
一人で5つのフラグwを背負う
普通のゲーム版の祐一よりよっぽど重たい状況を
ついに今回吐露するわけですが、
それを独白でなく、
でも関り過ぎないレベルで聞く役というのが
ここでは必要だった。
それには、上記で書いたように
関わりが薄い、けれども無関係ではない
彼女でなければダメだったともとれるわけで。
そんな絶妙な位置をここで持ってきたのは
実に見事というべきか…

そして祐一は翌日、もう一度あゆと会うために「学校」へ。
雪の中でまた寝るというキケン極まりないなかw
あゆという「夢」そのものを見ていたわけで。
そしてその「祐一の夢」の終わりを告げに、
あゆが登場。
彼女の屈指の名台詞「忘れてください」という
Kanon最高の見せ場をこれ以上ない形で演出し
そして演技も素晴らしく、
非の打ち所なし。
ここは無粋な言葉などなくただ味わうのみ…

そしてあゆが消えた街で
名雪と「2度目」の再会。
彼女の傷はこれで全てが癒えるわけでもないし
依然として秋子さんが予断を許さないなかですが
それでも強くお互いに生きていくということで「おあいこ」
そんな前のアニメとは違う
彼女の秘める不憫さも表しつつも
これにて名雪ENDは終了でしょう。

さて、後は最終話を残すのみ。
全ての人たちが「夢」から覚める中、
最後まで「夢」を見ている彼女は
どんな最後の願いをその「夢」の中で
願うのか…
後は待つのみです。


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