作者:今野緒雪 コバルト文庫
この作品から徐々に引き伸ばし意識が見えてきます。
確かに運動会の話は、第1巻に少しだけ出てきてましたし、
この話においての色々な複線張りがあることは認めますが、
それでも、この作品においてわざわざそれを撒く必要はなく、
結果的に伸ばすために出したという感覚が否めません。
ただ、それでも作品としては中々よい感じ。
相変わらずの祐巳スーパーモード、祥子さまとの甘い関係、
あるいはさっきも言った先への種まきと意外と見るところは多く、
何よりすごいと思うのが、運動会というイベントを
ちゃんと面白くなるように競技を考えて導入されている点。
一般的な高校でありそうな運動会でありながら、
いくつか普通よりユニークな競技を入れているあたり、
中々遊び心あふれていていますし、
そういう下地がある中でキャラが動くので、
世界観は崩さずに次へ繋ぐ役割をしっかり手がけています。
というわけで、総じて悪くはない内容。
ただ、必然性は感じられないところが少しマイナスなくらいかな。
評価:☆7
この作品から徐々に引き伸ばし意識が見えてきます。
確かに運動会の話は、第1巻に少しだけ出てきてましたし、
この話においての色々な複線張りがあることは認めますが、
それでも、この作品においてわざわざそれを撒く必要はなく、
結果的に伸ばすために出したという感覚が否めません。
ただ、それでも作品としては中々よい感じ。
相変わらずの祐巳スーパーモード、祥子さまとの甘い関係、
あるいはさっきも言った先への種まきと意外と見るところは多く、
何よりすごいと思うのが、運動会というイベントを
ちゃんと面白くなるように競技を考えて導入されている点。
一般的な高校でありそうな運動会でありながら、
いくつか普通よりユニークな競技を入れているあたり、
中々遊び心あふれていていますし、
そういう下地がある中でキャラが動くので、
世界観は崩さずに次へ繋ぐ役割をしっかり手がけています。
というわけで、総じて悪くはない内容。
ただ、必然性は感じられないところが少しマイナスなくらいかな。
評価:☆7