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CPNN(平和の文化ニュースネットワーク):国連の「世界の子どもたちのための平和と非暴力の文化国際10年」(2001~2010)

生命尊重・非暴力・助け合い・良く聞く・地球環境・寛容と連帯・男女平等・民主主義の記事を配信します。

映画『軍隊をすてた国』

2005-11-24 19:29:28 | 映画・ビデオ
企画: 早乙女 勝元 製作: 早乙女 愛  監督: 山本 洋子
踊りは沖縄の仲村清子、振付は伊藤多恵、野和田恵里花
音楽ではレイ・ハラカミ、林光、小室等が参加

公式ページと4月以降の上映予定
http://www.aifactory.co.jp/

レポーター:たけやん

日本の第9条は世界に誇るものとして、ハーグ市民平和会議でも高く評価され、これを世界に広げていこうと思っている人には必見の映画だと思います。
日本以外にも、戦争反対や、非核の原則をかかがげた憲法を持つ国は他にもあると思うのですが、中南米のコスタリカの場合には、政争の具としての軍備の是非ではなく、常備軍を持たない事による国の発展が前提になっているうえでの政治論議が行われているという点で注目すべきだと思いました。この映画は子どもたちをはじめ人々が相手の意見を聞き、そして自分の意見を主張するという、当たり前のことが、当たり前に行なれていることを美しい音楽と踊りを交えながら映し出しています。
またコスタリカの自然も紹介されています。そして最後に出てくるのは沖縄のエ
イサー踊りの若者の熱気と、未だに反戦地主との対話を無視した米軍・日本軍基地の実態です。コスタリカは環境を大事にするエコツアーが盛んですが、沖縄で真のエコツアーが実現するためには、常備軍と外国の軍隊の駐留の問題を解決しないとダメだと思いました。沖縄大好き人間の私としては、遠いコスタリカの状況を鏡にして沖縄の発展を考えています。

モデレーターのコメント
軍隊があると莫大な税金がつぎ込まれるわけですから無い方が国にとっても良さそうですが、国際情勢からいうとそう簡単なものではないようです。コスタリカがそれを実現できている理由の一つは、国民の意識にあるのでしょうか。この映画を見て、日本とどう違うのか考えてみたいと思いました。

ピースキー (2)非暴力(4)傾聴(6)地球を守る

記録映画「元始、女性は太陽であった:平塚らいてうの生涯」

2005-11-24 19:28:02 | 映画・ビデオ
演出:羽田澄子

レポーター:たけやん

日本で初めて、家父長制男女差別的な風潮に抗して、女性が社会の中で人としての扱いを得られる男女平等社会を意図した女性団体「青鞜」の発起人として知られる平塚らいてう(らいちょうと発音)の生涯を、羽田澄子監督が映画化したドキュメンタリーです。20世紀の日本史も勉強できる教育的な映画でもあります。
日本の女性運動のパイオニアとして、激しく活動した一方で、からだをこわし、療養の時期に年下の夫との間にできた子どもたちと交流する機会が持てるなど、社会的生活と家庭生活との緊張関係がありました。また、戦前の草創的な時期から、言論の自由を封じられる戦時中にも政府の方針に迎合することをせず、弾圧を避けて生協運動の開始にもかかわっていることを知りました。
戦後、アメリカのGHQに与えられたものではあれ、女性の参政権を実現した後に女性運動・婦人運動のリーダーとして84歳の死を迎えるまで、文筆の力をふりしぼって日本のそして世界の女性の権利の実現につくたことがこの映画から伝わってきました。
映画のタイトルでもある「元始、(げんし)女性は太陽であった。」のことばは、
男性中心の当時の明治社会に衝撃と男性からの反発・嘲笑をもって受け止められたのですが、いまとなってみれば、男女同権の理念は常識になっています。しかし、職場の賃金格差やセクハラなど、平塚らいてうが私たちに送ってくれた未解決の課題は、身近にたくさんあります。
このようなことを考えながら、自分の意志で自由に生きること、時代の流れに流されないこと、足下から平和と幸福を築いていくことなど、らいてうに学ぶものはおおかったです。平和の8つのキーでいうと、男女平等だけでなく非暴力、すべていのちの尊重、寛容と連帯に全生涯を捧げた人だと思いました。

モデレーターのコメント
今となっては当たり前となってしまった女性の参政権や男女平等も、この平塚らいてうさんや奥むめおさんらの女性運動家の努力があったからこそ得ることが出来たという事を私たちは忘れてはいけないと思います。

ピースキー (1)生命の尊重(2)非暴力(6)寛容と連帯(7)男女の平等

「ニューシネマパラダイス」

2005-11-24 19:10:49 | 映画・ビデオ
レポーター:nishitera hiroshi

この映画は、私が今まで観た映画の中で一番感動した映画です。舞台となった町の美しさから、人々の明るさにいたるまで映画への愛に満ち溢れた、映画のための映画といえるでしょう。映画の好きな人なら、必見の名画です。
舞台は映画が娯楽の王様だったころ、イタリアの小さな田舎町から始まります。主人公のトトは映画が大好きで、しばしば町の映画館パラダイス座に潜り込んでは映画を観ています。彼はパラダイス座に入り浸っているうちにそこの映写技師のアルフレード仲良くなっていきます。時代は流れ、トトの成長につれアルフレードは彼の親友であると共に、人生の師となっていきます。成人し町を出てゆくトトにアルフレードはある助言をします。そして三十年後、外の世界で成功した彼のもとに届いたのは、アルフレードの死を告げる知らせでした…。
この映画はラストシーンが秀逸です。とても感動的で、涙が出ました。私はこの映画を観てから、本当の友達というものがどういうものかを、よく考えます。真の助言と、本当の友達、それを私に教えてくれたのはこの映画です。

モデレーターのコメント
私もこの映画は感動しながら見ました。映画を媒介にした、大人と子どもの友情をよくあらわしているおすすめ映画だと思いました。

ピースキー(3)助け合い 

「エボリューション」

2005-11-24 19:08:47 | 映画・ビデオ
レポーター:瀬戸 智皓

最近は、テレビを見ても暗いニュースばかりです。そんなニュースばかり見ていると、こっちまで元気がなくなってしまいます。
そんな時は笑える映画が一番です。エボリューションは話がすごく単純です、ある日地球に隕石が降ってきます。その隕石には地球外の生命体が住んでいてかなりのスピードで進化します。最初は、ミミズのような生命体なのですが、一日で大体一億年分位進化していきます。しまいにはかなり大きな鳥になり人間を襲っていきます。まあ最終的には主人公が倒すのですが、、、とりあえず笑えます。何といっても最後に地球外生命体を倒すやり方がありえないです。いい意味で期待を裏切っています。さらに主演がXーFILEのデヴィッド・ディカブニーで、彼がこういう映画に出るんだぁーと違う一面が見れます。
こういう映画を見て笑っていると、とても幸せな気分になれます。みんなもこういう気分になればきっと戦争なんてしなくなります。なにせ戦争なんて世界で一番むなしい行為だから。

モデレーターのコメント
最近の映画は展開がまったく読めないので、最後までハラハラしますね。今の世の中も、映画のようにハッピーエンドになればいいのですけれど、そううまく行かないのが人生だったり・・・。では最後に一言!「いやーっ、映画ってほんといいものですよね。」

ピースキー(3)助け合い (6)寛容と連帯

『アタック・ナンバーハーフ』

2005-11-24 19:07:38 | 映画・ビデオ
レポーター:河原真里子

タイにてオカマのバレーボールチームがオナベの監督と共に国体に出場し、 見事に優勝してしまった実話を元に映画化された「アタック・ナンバーハーフ」。 当時(2000年)、タイ映画史上歴代2位のヒットを記録し、日本でも2001年公開。 そして続編も製作され、日本では2004年に公開されている人気映画である。ウォー ターボーイズの様に実際に起こった出来事を映画化したものだが、それとこの映画 の違う点は、「国の公式試合に出場した」という事である。
もちろん体力的にチームのメンバーは男性なみなので、(一人は性転換手術を受けているため男なみにとはいかないとは思うが)男子の部に出場した。周りから笑われようが、ブーイングを受けようがお構いなし。逆にオカマパワーで言い返し、目標にむかって突き進んでいく。最初は興味本位だった観客も、次第に彼らを本気で応援するようになる様は見ていて心が温かくなる。
オカマやオナベ、ゲイといった性に悩む人達に対しての寛容な考え方、これはタ イならではの国民性なのかもしれない。男女差別の問題という点では日本よりもず っと進んだ国なのではないだろうかと映画を見ていて、そう思わずにはいられなか った。現在もまだ沢山の国で性同一性障害とう障害を負う人々への理解不足による 差別など色々問題がある。
そんな理不尽な差別を受ける彼らだが、この映画での主人公達は、暴力など得る ものが何もない争いによって自分たちの存在を認めさせようとするのではなく、ス ポーツを通して自分たちの存在を周りの人たちに認めさせた。
今の世界に必要なものは、戦争でもなければ核武装での圧力などでもない。互いに汗を流して分かち合うことのできるスポーツなのではないか。この映画はそう私たちに気付かせてくれる素晴らしい作品である。
仲間割れや、恋愛問題、色々な問題に直面しつつもバレーボールという団体競技 を軸に展開していく青春スポコンストーリーは目が離せない。思わず自分も観客の 一人になって彼らを応援している事だろう。

モデレーターのコメント
日本では同性愛の問題が非道徳的という理由で避ける傾向がありますが、映画としてその問題を取り上げ、それを積極的に評価するという姿勢は大切です。

ピースキー(2)非暴力 (8)民主主義

『「ライフ・イズ・ビューティフル」を見て』

2005-11-24 19:05:49 | 映画・ビデオ
レポーター:平間 結

これを見たとき、胸を締め付けられる思いがしました。関係ない話ですが、実は私、ビデオ屋でアルバイトをしておりまして、今は入ったばかりなのでできませんが、将来的に、ビデオの紹介を任せられるようになったら、真っ先にこの作品を紹介しようと思うほど、はまってしまった作品です。
子供のころから、両親から、「はだしのゲン」や「後ろの正面みぃつけた」をはじめ、とにかく、戦争の悲惨さを思い知らされるお話や映画を見させられ、十分わかってはいました。それから、「シンドラーのリスト」「アンネの日記」「サウンド・オブ・ミュージック」もみました。それで十分ヒトラーの非情さ、戦争の無意味さをわかってもいました。だけれども、そういったなかで、この「ライフ・イズ・ビューティフル」をみたとき、今までのように、残酷なシーンはなかったけれども、とにかく胸を打たれました。特に終わりのシ-ンで「これはゲームだからでてきちゃいけないよ」という言葉をのこしてつれていかれ、銃殺されるシーンは、涙がどぉーとこぼれました。人の幸せとは何だろう?戦争って?人種って?といろいろ考えさせられるものがありました。ナチスの話でありながら、今までとは違った感じの作品で、たしかに、歴史的背景や悲惨な出来事がわからなければ、この話の皮肉さは伝わらないのだろうなぁとはおもいますが、残酷なだけではなく、こういう方法で反戦をうったえる方法もあるのだなぁと思いました。

モデレーターのコメント
単に映画の紹介でなく、両親から伝えられた戦争の悲惨さをふまえて平和教育のあ り方を明らかにしています。困難な状態の中での人間の生き方を考えさせる記事です。

ピースキー(1)生命の尊重(2)非暴力

映画 「ウーマン・ラブ・ウーマン」

2005-11-24 19:04:12 | 映画・ビデオ
2000年 米 96分。
シャロン・ストーン、クロエ・セヴィニー、ヴァネッサ・レッドグレイブ
    監督:アン・ヘッシュ他
レポーター:今泉

“女性が女性を愛する”ということをテーマに60年代、70年代、現代の各時代別に映された3話のオムニバスが、この「ウーマン・ラブ・ウーマン」という映画です。
年代を追うごとに、徐々にレズビアンの存在が社会的に認められ、人々の意識も変わり、彼らの結婚や出産に関する権利も尊重されるようになりました。同性愛への偏見はまだまだあると思いますが、この映画の中で二人の女性同士が愛し合っている姿を見ると、ただ同性だというだけで、一人の人を心の底からいたわり、愛することは同性でも異性でも何もかわらないのだと思いました。このことを社会全体で理解し、全ての人が色々な形で人を愛せるようになるには一人一人の人間としての権利を尊重しあい、排他せず、ともに助け合って生きていくことが必要だと思います。
しかし、フェミニズム運動中の70年代の場面でレズビアンが疎外される中、彼ら自身もFTM(Female to Men)という意味で、誕生時の肉体の性別に強烈な違和感を持ち、自分の本当の性に戻りたいと強く願い手術によって肉体を元に戻そうと願う人たちの事)の彼のことを、“女だったら女の格好しろ”と言い、彼を傷つける場面があります。レズビアンの彼女達も、女性としての自由な生き方を望んでいる所では一致しているけれど、自分と違う者に対してはすぐ排斥する傾向にありました。この場面を通して、社会全体で取り組んでいかなければ、自分と異なる存在を認める重要性は意識的にはなかなか理解が難しいのだと思いました。

モデレーターのコメント
「みんな違って、みんないい」ということばがあります。この映画は、女性同士が愛し合うという性的指向性が社会的に認められていく姿を描いています。それでもまだ、冗談などでホモとかレズといったりする風潮は何とかならないでしょうか?

ピースキー(1)全ての生命の尊重  (3)助け合い (6)寛容と連帯

ビデオ 「シンドラーのリスト」 

2005-11-24 19:02:15 | 映画・ビデオ
1994年・アメリカ 196分
監督・スティーブン=スピルバーグ
レポーター:菊地

この作品は第二次世界大戦中にユダヤ人を救った、シンドラーという実在した人物を描いた映画のビデオ版です。

シンドラーは野望を持った実業家でナチス党員の1人でした。1939年ナチスドイツがポーランドに侵入した頃、彼はポーランド南西部のクラクフにやって来て、巧みにドイツ軍の上層部に取り入り人脈を広げていきます。またユダヤ人で元会計士のイツァーク=シュテルンに、これからはじめる事業へ協力するよう依頼し、倒産した工場を買い取って軍用のほうろう容器を作る工場を設立しました。その頃ナチスはユダヤ人をゲットー(ユダヤ人居住区)に移動させていましたが、シンドラーは安く雇えるという理由で多くのユダヤ人を自分の工場に雇いました。この時点では彼はあくまで自分の野望のために、ユダヤ人や戦争という状況を利用しようとしていたに過ぎませんでした。1943年、ユダヤ人はゲットーを追い出されてプワシュフ収容所に入れられることになりました。このとき、隠れたり逃げたりするユダヤ人は容赦なく殺され、その光景を目の当たりにしたシンドラーはショックを受けて次第にユダヤ人を助けるようになっていきます。最終的にはイツァークと共に、工場で働くユダヤ人のリストを作り、そこに載せた1000人以上の命を救いました。
作品の終盤、助けたユダヤ人たちに指輪を贈られたシンドラーがイツァークに「(もっと努力すれば)もっと助けることができた」とつぶやく場面がとても印象的でした。残酷な描写も多くありますが、実際にあった出来事であり戦争の悲惨さを少なからず感じることができる作品なので、僕と同じように戦争を知らない世代の多くの人に見てもらいたいです。

モデレーターのコメント
第二次世界大戦中、ユダヤ人が虐殺されたことを映画化したものは沢山、世に出ていますがその中でもシンドラーのリストは知名度が高く、見たことは無くてもタイトルを知っている人はかなりいるのではないでしょうか。そんな人たちにとってもレポーターの「シンドラーのリスト」についての説明は簡潔でわかりやすく、私も一度見てみようという気になりました。戦争の悲惨さ、平和を実現させることの意味を考えたりするきっかけを与えてくれる最適な映画だと思います。

ピースキー(1)全ての生命の尊重