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Cozy小路

B級グルメとB級生活を愉しむB級ビジネスパーソンの日常

愛嬌は表情筋 結き 弘前市

2008-12-20 23:54:09 | 地方グルメ 北の方角
しとしと雨になった弘前の夜。ホテルから市内の中心部まで歩くと10分、傘を差すのがうっとおしかったが1年半前に2日連続で通った店がやはり気になる。土手町の繁華街にたどり着くと、冬であるせいかシャッター商店街化が進んだ感じがする。橋を渡るとリンゴのオブジェを確認。店は潰れていないようだ。

にこやかに見覚えのある若い女性が迎えてくれたが、店の方では当然私のことを覚えているわけではない。お通しが出てメニューが出された処で「以前に来たことがあって、その時はお任せにして貰ったんだけど・・」ちょっと戸惑ったのか女将を2階に呼びに行く。女将が降りてくる、若干怪訝そうだ。ここで「私はね1年半前、丁度8月のお盆の頃に来てるんですよ。」「その時にちょっと調べ物をして貰ったんだけど・・・」取り敢えず功を奏するかどうか分からないが一方的に喋り続ける。
「私が随分前に弘前に来たときの店を探してるって・・・そしてその店に「電気正宗」という酒の陶器の徳利が置いてあって、それが凄く気になって調べてるんだって」ここまで云うと女将も若い女性も『あ~あのときの、覚えてますよ、確か~さんが調べてくれて」あ~良かった想いだしてくれて。
途端に雰囲気が和む。『あのときは暑い時期で確か山菜のミズとどこかの島のサザエを出して貰ったよ」「久六島のサザエですね」「じゃ冬バージョンで適当にご用意させて貰いますね」
こうなると悪い癖で蘊蓄癖がでてくる。「あのときは電気正宗というのは辛口のぴりっとした酒ゆえにつけた名称だと思っていたんだけど、
浅草に神谷バーっていう古い店があるのご存じ?、そこのカクテルがデンキブランっていうんだけど、別にぴっとするほど強い訳ではなくて、当時は新しいものに電気って名前を付けたんだって最近知りましたよ。電気正宗も新しいという意味だったのかもね」
「ま~そうですか」刺身は何ですか聞くと「ほうほう です」「ホウボウ? ちょっと違うかな??」「いいえホウホウ、方、方ってかきます」『何だろうね、新発見だな~」その後ホタテの焼き物まで用意してくれて女将が2階の宴席のお相手に上がっていく
代わりにえくぼの可愛い女性が代わりに私の相手をしてくれる。この子もなかなかからかいがいのある面白い女性である。お酌もしてもらう。カウンターに他の客が居るわけでないからまあいいでせふ。
二階から今度は女将より若いがカウンターの女性より年増の女性が降りてくる。とても元気が良くて姉御風だ。でもやはり美形で愛嬌がある。彼女も私の左横から酌をしてくれる。
女将は如何にも以前水商売していたと思わせる客あしらいの上手さと魅力があるが。どうしてこう魅力的な女性が集まっているのか?相当女将の教育が行き届いている。第一この女性達みんな前回と変わっていない。こんな商売で人が代わらないのはなかなか有るものでない。みんな明るくて表情が活き活きしている。カウンターの彼女は漬け物を出してくれる「菊芋の漬け物です」どうもこれも初物である。
2本目の銚子の前に料理が無くなった。『一品追加!します」「肉か豚でも良いですか?鰺ヶ沢の長谷川牧場の豚肉がありますけど」「それ塩焼きでお願いします。」
二階からもう一人降りてきた、この子が一番若いが又可愛い子である。
う~ん不思議、みんな可愛くて、愛嬌があって明るい。束ねる女将はやはり只者でない。

東京に帰ってから菊芋は糖尿病に効果があると言われている菊芋と知れた。でも「ホウホウ」はやはりホウボウですかね。でもホウボウのLOCAL NAMEにそれらしい呼称はNETで確認できません。。
「こちらでは皆さん方方と言うんですけど」謎は解けません。
でも『女の魅力は表情筋!」確信させる旨い飯と快適な時間であった。又なんだかんだ行って弘前大学のスクーリング来年も選択しそうだな。
まっ良いよね。

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