今年の記事の「2011・巣立ち2」のボソの雛のその後をお伝えしたいと思う。
毎年巣立ちが終り家族期があり秋に独り立ちするのが一般的である。
特にボソはブトよりも独り立ちが早いように思える。
順調に成長していった雛達。
何にでも興味津々のご様子。
親が何かしていると気になって仕方がない。
何度か夕方になると家族で縄張りに戻って来る光景が見られた。
そういうと時の雛達ってとってもはしゃいで見える。
親にとって雛はストーカーである。
でも家族で過ごせる事が出来ただけでも幸せだよね。
まだ未成年なのにタバコはダメですよ!!
既にどっちが雛か分からないよね。
そして紅葉が始まり秋が深まりつつある最近の事である。
ボソの雛がクルミ落としをしていた。
もう1羽クルミを食べているボソを発見。
でも良く見ると右足が曲がっているではないか!!
これは間違いなく「クル病」である。
比較的鳥には多い病気で栄養の偏りが原因だと言われている。
巣立ちの時点では足に異常はなかったので成長すると共に発症してしまったのだろう。
歩きにくそうではあるが飛んだり、枝に止まったりするのは大丈夫だ。
片足でちゃんとバランスを取る事が出来ている。
まだ兄弟で過ごしているんだね。
カラスの雛が翌春まで生き延びられる確率は1割程度だと聞いている。
一見カラスは死なないみたいなイメージがあるかもしれないが決してそんな事はない。
カラスだって・・・・いや、カラスだからこそ生き延びるのが難しいのかもしれない。
何故かと言うと、自然淘汰の他に人為的な殺処分も加わるからである。
クル病というハンディがあるけど生き延びて欲しいと願うばかりである。
自然界は厳しいですがそんな中、逞しく生きる姿を見られるのは幸せなんですよね。
きっとこのボソちゃんは大丈夫ですよ。
そして何より、人間の手にかかることなく、幸せに生きていく事を願わずにはいられません。
巣立ち時点でクル病だったら捕獲されて捨てられていたと思います。
成長してからだったので大丈夫だったと思います。
これだけ動けるのできっと生きて行けると思っています。
冬を越して生きてほしいです。
クル病に罹ると治りますが曲がってしまった足は元には戻らないようです。
でもこのボソのように片足でバランスを取る事が出来たら大丈夫だと思いますよ。
こんなにかわいくて頭のいい生き物を、
どうして嫌う人がいるのか、不思議でなりません。
本当は手をのばして、くちばしや頭にさわってみたいし、
友達になりたい。
でも、それができないのなら、せめて幸せに生きてって、祈ってます。
カラスの大好物の木の実は何なんでしょうか。
一番好きな木の実って。
たとえば庭にそんな木があったら、
カラスたちも、喜んでくれるかな~なんて。
家族で過ごしている姿は本当に微笑ましいです。
こんなゆったりとした時間が無くなる事なく続いて欲しいと思います。
こにボソはきっと生き抜いてくれると思います。
カラスの大好物はたくさんありますね。
でも今時期はハリギリの実をたくさんのカラスが集まって来ています。
あと夏に熟すミズキにも集まりますよ。