鹿児島茶と共にある毎日 佳いですね、通販でお届けします。
こんにちは、お茶の耕伸 田中耕平です。
梅雨入りしてからシトシトと降るでなく、降らずとない空模様が続いています。 新茶販売も終わり冷茶にと準備していると何人かのお客様から 「新茶ではなく去年のお茶はありませんか?」と問い合わせがありました。 今年の鹿児島茶は例年以上にできが良かったと思っていただけに意外な感じがしました。 お客様の「新茶ではなく去年のお茶」の理由は「新茶は味が薄くなるから」でした。 たしかに新茶と比較すると昨年のお茶(ヒネ茶)の方が味が濃いしコクもあります。 新茶ご予約時に「味は薄くなりますが、新茶期特有の瑞々しい爽やかな香りが有ります」と ご説明した経緯はありましたが、ことさらのように新茶ではないお茶とお求めになるとは予想外でした。 では新茶はなぜ味が薄く感じるのでしょうか。 答えはまさに『新茶』だからです。 新茶は消費地に届く数日前までは茶畑です。 畑から摘み取られた茶葉はその日の内に荒茶に加工されされます。 早ければ当日に遅くとも翌日には茶市場で競り落とされ工場に回され製茶されます。 製茶されたその日には消費地向けてトラック便で、航空便で発送されます。 それほどの短い時間で茶畑から消費地に届いてしまうのです。 だから味の薄いのと同関係があるの? 【茶畑から数日の茶葉は水分を含んだ瑞々しさが特徴となります。】 水分を無理に絞りとってしまうとお茶、特に『新茶』の持ち味が損なわれてしまいかねません。 そして寒い冬を通り抜けてきた人間の味覚は爽やかさを求めがちです。 真冬は味の濃さを求めがちです。 春先、初夏は味の軽さが好まれます。 味の薄いお茶をお勧めしているわけはなく、爽やかで軽い味が新茶の持ち味なので。 季節が進むと、時間の経過の中で原料は同じであってもコクが出てきます。 味が濃くなってきます。 それは産地でお茶を冷凍保管している間に水分が抜けて、 時間経過に伴って味も微妙に変化してくるのです。 薄い、濃い、共に季節の味覚です。 四季の移ろいがはっきりしている日本ならではの味覚です。 新茶のおいしさ、秋のお茶のおいしさ、どちらも大切にしたい 日本のお茶、鹿児島です。
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耕伸鹿児島茶の百貨店催事販売ご案
百貨店での販売はしばらくお休みします。
毎日がお茶の香りと共にあると良いですね。
お茶と言ったら耕伸の鹿児島茶をお勧めします。
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