ちょうど1ヶ月目です。
1ヶ月前にネットをコソコソ物色していると、馴染みのある色合いの懐中電灯が視界に入りました。最近めっきり少なくなった真鍮製の懐中電灯がまだあるんだぁ、と思いながらみてみるとOlightのi3T EOSではないですか。
コンパウンドで軽く磨いてから9日目の頃の写真です。
i3T EOSは数年前に1AAA(単4電池1本)の懐中電灯です。Low, Highのシンプルな2モードで、スイッチを半押ししている間だけ点灯可能なフォワードクリックスイッチを装備しています。
電源としては非力な1AAAながらも、メーカー公称値では180ルーメンの光を吐き出します。
デザインの特徴でもある螺旋に切られた滑り止め。
フォワードクリックスイッチと180ルーメンのスペックから防犯向けの懐中電灯としてお薦めしようかと思ったのですが、Low始まりだったので見送ったことがあります(普段使いはLowが好きなんですヨ)。しかし、いつかは使ってみたいと思いながらも、購入するきっかけがありませんでした。
でも、「真鍮製だよ」という理由ができてしまいました。
表面はポケットの中で触れているので変色が始まってるのに対して、窪んでる箇所は真新しくピカピカしています。真鍮らしい変わり様です。時間と共に明暗が逆転していきます。
ただ、アマゾンの日本語のページを見ると「真鍮色」「航空機アルミ合金」等と書かれていました。今はなくなりましたがアルミ製よりも軽い重量が書かれていたり、矛盾する箇所が多いので海外のページを漁ってみると杞憂で、思った通りの製品でしたので予約購入しました。
なお、お目当てのLEDライトのフリッカーが気になる方は、照射映像がある動画を見れば、概ねの状況を判断できるかと思います。
個体差なのか動き始めがジョリッとした微妙な感じはしますが、間欠点灯しやすいスイッチ。
指を離せば勝手に消えるという感覚に慣れ、間欠点灯がふさわしいシーンではリバースクリックスイッチがもどかしく感じるようになります。まぁ、逆もあります。
Low: 5Lumens(15H), High: 180Lumens(21M)
1AAAなので外灯がない場所で、毎日5分以上連続点灯で使うような方が選ぶ製品ではありません。もっと容量の大きな電池の製品を選ぶべきです。
しかし、非力な1AAAから、これだけの光量を繰り出してくるのは正直驚きでした。しかも配光もきれいで幅広いニーズに対応できるかと思います。。もちろん放熱も追いつかないので、連続点灯時間も短め。選びに選んで、これ1本で全部済ませるというわけにはいかいません。
15日くらいが経過した写真です。スクスクと育ってます(笑)
30-60ルーメンくらいで巡航するMidモードがあれば、一般受けは良いかとも思いますが2モードの軽快さがなくなってしまいます。いっそHigh Onlyのコンシールドタクティカルライトだったら、女性がバッグに忍ばせるには最適な防犯ライトになったかと思います。
黒く分厚く見えるOリング。ガラス向こうの内部でコリメータ(レンズ)と接触して太く見えるんだと思います。シーリングとしてはガラスの前に持ってくるものかと思うのですが、毎日お風呂に水没させてますが何ら支障はありません。
でも、こういうのは使い手ごとに何が重要なのかは異なります。Pelican 2350 Gen2やSTREAMLIGHT ProTacのようにモードプログラムが選択できれば、よりニーズにあった運用ができるのかと思いますが、そういった価格帯ではない製品なんだと思います。でも、そういった機能があればなぁと思うくらいレベルの高い製品だと思いました。
さらに1週間経過。順光だとこんな風に、ノペっとした感じに写ります。真鍮ラブの人でも、これだと萌ないでしょうか。。
ちなみに、Lowの5ルーメンは集光が上手いのか、手元足元用にはそれなりに使えてしまいます。
使い手を選ぶかもしれませんが、アルミ製であればタイムセールなどで2千円以下で購入できてしまう懐中電灯としては、i3T EOSはかなり良くできた懐中電灯かと思いました。メーカもカラーバリエーションを増やしたり、こうした真鍮製を用意してくれたりと、息の長い製品になるかもしれません。
さて、あとは真鍮であることを楽しみたいと思います。
変色が進み、ピカピカだった表面がうっすら曇り反射が鈍くなってくると、ようやく馴染んできたかな、という感じがしてきます。
くびれも無く、ストーンと筒状ですが、螺旋に切った滑り止めが色んな表情を見せてくれます。
真鍮製だから当然重いんですが、それにしても重いです。エネループ込みで77gありました。それだけ肉厚な構造なんだと思います。ズシリとした重さ。上等です。こんなことに弱音を吐いていては真の真鍮好きに怒られてしまいます(笑)
ちょうど1ヶ月が経った頃。今週土曜日の螺旋です。ずいぶん深く掘ってあります。この真鍮のカタマリの見どころの一つかと思います。
ガラスの板の上に乗っけて写真を撮っているんですが、ガラスの下から光を当てみたら、なんだかゴージャスな雰囲気になりました。
この製品の仕上げ具合がわかるかと思います。写真縦方向に細い切削跡が見えるかと思います。爪でギシギシやってもギシギシを感じないレベルです。
極力変色しないようシュリンクパックされているのですが、既にいい感じの鈍さに見えました。取り出すと盛大に切削油思しき匂いを放っていました。変色防止のための油が覆っていたのかもしれません。洗剤と歯ブラシでゴシゴシすると匂いがとれ、真新しい真鍮の表面が顔を出しました。
個人の相性もありますが、経験的には切削跡が微妙にあるくらいの方が色づいた時の表情が好きだったりします。まぁ、この辺は好みでしょうか。
装飾的な螺旋の滑り止めに対して、スイッチはシンプルながらも深いスジ彫りで精悍さが増しているような気がします。
森のなかまは、儀式的に軽くコンパウンドで磨きます。
好みの問題ですが。。刻印部分に研磨カスが入り込むと墨入れしたようでかっこいいのですが、なるべく素肌を出して変色してもらいたいので、アルコールなどで拭き上げていきます。
木曜日に届いて磨いたばかりのLumintop Tool AAA Brass。切削跡はほとんどみあたりません。この製品はシュリンクを開けるとコンパウンドで磨いたあとの匂いが盛大に。。メーカーによって考え方は色々です。
口に入れるものでもないので、余計な工程を増やして価格を押し上げるくらいなら、使い手が気が済むまで処理すれば良いだけのものかと思います。
ちなみに、Tool AAA Brassはホルキンさんがこっそり仕入れてくれたのをみつけました。Lumintopのアマゾン公式販売も販売しないのに(それくらい数が出ない)、律儀に入荷してくれてるのには感謝です。漢気みたいのを感じます。
Low, Mid, High
Midスタートでなくモードメモリ付きのHML順調光になっていました。LEDが選べたので219の4500K-5000Kを選びました。RovyVon A29 Brassでも体験しましたが、個人的には大好きな色合いです。
手持ちのOlightの真鍮製懐中電灯です。左からOLIGHT i3S-CU EOS Matte finish、Olight S Mini Cu-Br。
興味のない人からすれば、薄汚れたゴミのようにも見えるかもしれません。森のなかまがポックリ逝ったらワイフは取り扱いに困ることでしょう(笑)
日本では懐中電灯というと防災、防犯用品というイメージが強いことから値段や重さなどが重要視される方が多いかと思います。でもですね、真鍮製の懐中電灯なんかに手を出す連中は、もう、趣味なんです。
重かろうが、匂いがしようが、多少値段が高かろうが、真鍮製を選ぶんです。多分。で、変色を厭わない連中はポケットにお気に入りを突っ込んでいます。
その結果、ズボンを穿いているいる限り、何かしらの灯具を身に付けていることになります。なんで、こんもの持ち歩いてるの?と問われれば。。
好きだから
というのは、かなり強い動機で実効性が高いもんだと思いますが。。如何でしょうか。でも肝心の時に電池きれてたり(笑)
お気づきかと多いますが、i3T EOSのもう一つの特徴であるクリップを外しています。ポケットに入れたときに全体に色づいて欲しいため、製品特徴を一つ捨てています。気が済んだらつけるかと思いますが、金ピカなのでヤスリをかけてしまうかもしれません。
クリップを外すときは布巾などを差し込んだうえで、クリップの付け根あたりの布を引っ張り上げると指が痛くなりません。ペンチやプライヤを使う時も併用されると部材を痛めることは少ないかと思います。
もう、大手メーカから誰でも買える真鍮製の懐中電灯が発売されることはないだろうなぁ、と諦めていましたが、手の出しやすい価格帯で出してくれたのはとてもうれしいです。
楽しめる方は、広い心で楽しんでみてください。
それでは!
1ヶ月前にネットをコソコソ物色していると、馴染みのある色合いの懐中電灯が視界に入りました。最近めっきり少なくなった真鍮製の懐中電灯がまだあるんだぁ、と思いながらみてみるとOlightのi3T EOSではないですか。
コンパウンドで軽く磨いてから9日目の頃の写真です。
i3T EOSは数年前に1AAA(単4電池1本)の懐中電灯です。Low, Highのシンプルな2モードで、スイッチを半押ししている間だけ点灯可能なフォワードクリックスイッチを装備しています。
電源としては非力な1AAAながらも、メーカー公称値では180ルーメンの光を吐き出します。
デザインの特徴でもある螺旋に切られた滑り止め。
フォワードクリックスイッチと180ルーメンのスペックから防犯向けの懐中電灯としてお薦めしようかと思ったのですが、Low始まりだったので見送ったことがあります(普段使いはLowが好きなんですヨ)。しかし、いつかは使ってみたいと思いながらも、購入するきっかけがありませんでした。
でも、「真鍮製だよ」という理由ができてしまいました。
表面はポケットの中で触れているので変色が始まってるのに対して、窪んでる箇所は真新しくピカピカしています。真鍮らしい変わり様です。時間と共に明暗が逆転していきます。
ただ、アマゾンの日本語のページを見ると「真鍮色」「航空機アルミ合金」等と書かれていました。今はなくなりましたがアルミ製よりも軽い重量が書かれていたり、矛盾する箇所が多いので海外のページを漁ってみると杞憂で、思った通りの製品でしたので予約購入しました。
なお、お目当てのLEDライトのフリッカーが気になる方は、照射映像がある動画を見れば、概ねの状況を判断できるかと思います。
個体差なのか動き始めがジョリッとした微妙な感じはしますが、間欠点灯しやすいスイッチ。
指を離せば勝手に消えるという感覚に慣れ、間欠点灯がふさわしいシーンではリバースクリックスイッチがもどかしく感じるようになります。まぁ、逆もあります。
Low: 5Lumens(15H), High: 180Lumens(21M)
1AAAなので外灯がない場所で、毎日5分以上連続点灯で使うような方が選ぶ製品ではありません。もっと容量の大きな電池の製品を選ぶべきです。
しかし、非力な1AAAから、これだけの光量を繰り出してくるのは正直驚きでした。しかも配光もきれいで幅広いニーズに対応できるかと思います。。もちろん放熱も追いつかないので、連続点灯時間も短め。選びに選んで、これ1本で全部済ませるというわけにはいかいません。
15日くらいが経過した写真です。スクスクと育ってます(笑)
30-60ルーメンくらいで巡航するMidモードがあれば、一般受けは良いかとも思いますが2モードの軽快さがなくなってしまいます。いっそHigh Onlyのコンシールドタクティカルライトだったら、女性がバッグに忍ばせるには最適な防犯ライトになったかと思います。
黒く分厚く見えるOリング。ガラス向こうの内部でコリメータ(レンズ)と接触して太く見えるんだと思います。シーリングとしてはガラスの前に持ってくるものかと思うのですが、毎日お風呂に水没させてますが何ら支障はありません。
でも、こういうのは使い手ごとに何が重要なのかは異なります。Pelican 2350 Gen2やSTREAMLIGHT ProTacのようにモードプログラムが選択できれば、よりニーズにあった運用ができるのかと思いますが、そういった価格帯ではない製品なんだと思います。でも、そういった機能があればなぁと思うくらいレベルの高い製品だと思いました。
さらに1週間経過。順光だとこんな風に、ノペっとした感じに写ります。真鍮ラブの人でも、これだと萌ないでしょうか。。
ちなみに、Lowの5ルーメンは集光が上手いのか、手元足元用にはそれなりに使えてしまいます。
使い手を選ぶかもしれませんが、アルミ製であればタイムセールなどで2千円以下で購入できてしまう懐中電灯としては、i3T EOSはかなり良くできた懐中電灯かと思いました。メーカもカラーバリエーションを増やしたり、こうした真鍮製を用意してくれたりと、息の長い製品になるかもしれません。
さて、あとは真鍮であることを楽しみたいと思います。
変色が進み、ピカピカだった表面がうっすら曇り反射が鈍くなってくると、ようやく馴染んできたかな、という感じがしてきます。
くびれも無く、ストーンと筒状ですが、螺旋に切った滑り止めが色んな表情を見せてくれます。
真鍮製だから当然重いんですが、それにしても重いです。エネループ込みで77gありました。それだけ肉厚な構造なんだと思います。ズシリとした重さ。上等です。こんなことに弱音を吐いていては真の真鍮好きに怒られてしまいます(笑)
ちょうど1ヶ月が経った頃。今週土曜日の螺旋です。ずいぶん深く掘ってあります。この真鍮のカタマリの見どころの一つかと思います。
ガラスの板の上に乗っけて写真を撮っているんですが、ガラスの下から光を当てみたら、なんだかゴージャスな雰囲気になりました。
この製品の仕上げ具合がわかるかと思います。写真縦方向に細い切削跡が見えるかと思います。爪でギシギシやってもギシギシを感じないレベルです。
極力変色しないようシュリンクパックされているのですが、既にいい感じの鈍さに見えました。取り出すと盛大に切削油思しき匂いを放っていました。変色防止のための油が覆っていたのかもしれません。洗剤と歯ブラシでゴシゴシすると匂いがとれ、真新しい真鍮の表面が顔を出しました。
個人の相性もありますが、経験的には切削跡が微妙にあるくらいの方が色づいた時の表情が好きだったりします。まぁ、この辺は好みでしょうか。
装飾的な螺旋の滑り止めに対して、スイッチはシンプルながらも深いスジ彫りで精悍さが増しているような気がします。
森のなかまは、儀式的に軽くコンパウンドで磨きます。
好みの問題ですが。。刻印部分に研磨カスが入り込むと墨入れしたようでかっこいいのですが、なるべく素肌を出して変色してもらいたいので、アルコールなどで拭き上げていきます。
木曜日に届いて磨いたばかりのLumintop Tool AAA Brass。切削跡はほとんどみあたりません。この製品はシュリンクを開けるとコンパウンドで磨いたあとの匂いが盛大に。。メーカーによって考え方は色々です。
口に入れるものでもないので、余計な工程を増やして価格を押し上げるくらいなら、使い手が気が済むまで処理すれば良いだけのものかと思います。
ちなみに、Tool AAA Brassはホルキンさんがこっそり仕入れてくれたのをみつけました。Lumintopのアマゾン公式販売も販売しないのに(それくらい数が出ない)、律儀に入荷してくれてるのには感謝です。漢気みたいのを感じます。
Low, Mid, High
Midスタートでなくモードメモリ付きのHML順調光になっていました。LEDが選べたので219の4500K-5000Kを選びました。RovyVon A29 Brassでも体験しましたが、個人的には大好きな色合いです。
手持ちのOlightの真鍮製懐中電灯です。左からOLIGHT i3S-CU EOS Matte finish、Olight S Mini Cu-Br。
興味のない人からすれば、薄汚れたゴミのようにも見えるかもしれません。森のなかまがポックリ逝ったらワイフは取り扱いに困ることでしょう(笑)
日本では懐中電灯というと防災、防犯用品というイメージが強いことから値段や重さなどが重要視される方が多いかと思います。でもですね、真鍮製の懐中電灯なんかに手を出す連中は、もう、趣味なんです。
重かろうが、匂いがしようが、多少値段が高かろうが、真鍮製を選ぶんです。多分。で、変色を厭わない連中はポケットにお気に入りを突っ込んでいます。
その結果、ズボンを穿いているいる限り、何かしらの灯具を身に付けていることになります。なんで、こんもの持ち歩いてるの?と問われれば。。
好きだから
というのは、かなり強い動機で実効性が高いもんだと思いますが。。如何でしょうか。でも肝心の時に電池きれてたり(笑)
お気づきかと多いますが、i3T EOSのもう一つの特徴であるクリップを外しています。ポケットに入れたときに全体に色づいて欲しいため、製品特徴を一つ捨てています。気が済んだらつけるかと思いますが、金ピカなのでヤスリをかけてしまうかもしれません。
クリップを外すときは布巾などを差し込んだうえで、クリップの付け根あたりの布を引っ張り上げると指が痛くなりません。ペンチやプライヤを使う時も併用されると部材を痛めることは少ないかと思います。
もう、大手メーカから誰でも買える真鍮製の懐中電灯が発売されることはないだろうなぁ、と諦めていましたが、手の出しやすい価格帯で出してくれたのはとてもうれしいです。
楽しめる方は、広い心で楽しんでみてください。
それでは!
変態さんしか欲しがらない、重くて臭い真鍮製!
最高です(^^)
熱を注ぎ込む対象があると、生きる張りみたいなもんがでてくるので、変態も悪くないもんだよねと、共感し合いたいもんです(笑)