森のなかまと楽しい10Holes

手のひらにすっぽり隠れてしまう小さい楽器10Holesについてボチボチと

スマートイルミネーション横浜2012

2012-11-04 18:33:22 | 毛が生えてたり丸いもの
いつもと違う「氷川丸」にお気づきでしょうか。。これでも見た目よりかなり明るくなっています。

足下も冷えはじめ電気ストーブをひっぱりだし、毛布もお日様に当てました。いかがお過ごしでしょうか。
さて、土曜日は「横浜観光情報公式サイト」や「NHKのニュース」等でも紹介されていました「スマートイルミネーション横浜2012」に出かけてきました。
イルミネーションというぐらいですから時間は夜であります。大いばり(笑)で2度寝をして午後4時過ぎからマフラー装備での出発でありました。


汽車道」にポヤーンと立ち並ぶ光る風船。木星のような不思議なパターンが浮き上がっています。
「Floating Shadow Project」と題されたアートプログラムです。「クワクボリョウタ+多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース」の作品です。
スマートイルミネーションは震災以降重要視されるようになった省エネルギー技術を使った、これまでとは異なる夜景開発を試みるイベントだそうです。その中心はLEDとなるようです。


トイレのベコンベコン(失礼)のような受け皿が風船を安定させ電池等の駆動系を納めるようにデザインされています。中が見えるようにしているのも開発イベントらしいのであります。


風船のなかを覗き込んでみます。透明なカプセルのようなものにLEDが組み込まれているようです。カプセルの接合部や表面の具合によって(?)不思議な影を作り出しているようです。ステキなデザインですよね。


丸くて、宙に浮いて、色とりどり光るとなれば嫌いな人はいません。


コンセプトなのでしょうが同じ高さに設置されているので目線の高さで撮るとちょっと整然とし過ぎてしまうように思えました。
少し下から撮ってみるとばらけて森のなかま好みになってきました。こんな光景が続くとウキウキしてきますよね。


風船がそばで「たゆたう」と楽しいのは自分が風船のように「たゆたって」いると思うからなのでしょうか。


趣旨から外れますが本日のドラゴン船です。


馬車道駅」方面に整然と照明が並ぶマンションが見えました。こういった照明にもLEDが使われているのでしょうか。
個人的には用途に応じて白熱灯も残してもらいたいものであります。


奇景であります。青い光が「赤レンガ倉庫」の琥珀色を中をワラワラとうごめいています。
アートプログラムの中で最も見てみたかった一つの「Speed of Light Yokohama - 3 movements」に遭遇いたしました。ライトスーツを着込んだランナーが1時間半のあいだ森のなかま夫婦がよく散歩をする「港の見える丘公園」~「横浜公園」等を疾走していくのであります。


信号待ちです(笑)


ちゃんと横断歩道を渡るのがなんだか不思議でもあり、面白いです。


先頭集団とは別の一団が「信号待ち」します。待っているとどんどんランナーが貯まってきて周辺が青色に染まり出します。


赤レンガでトイレ休憩と一服をしようとしたところ、これまた奇景が飛び込んできました。ワイフと一緒に走り出します(笑)この日はなんだか沢山走ったような気がします。
「Comfort #11」というスイス人「Lang/Baumann」さんによるアートプログラムです。
実際にこの船に乗って横浜港内クルーズしてしまう事ができます。
ニョッキ、ニョッキとしたものがプスプス刺さったのか生えたのか愉快な気分になるのであります。


いつもと趣が異なるクィーンこと「横浜税関」であります。


象の鼻テラス」からニョッキリ出て来た象の鼻。そして相棒は「赤いマリ」


近くの木には参加型プログラムとして 高橋匡太さん考案の「ひかりの実」がつり下げられていました。後ほど森のなかま夫婦も仲間に加わるのですが。。


「電飾衣装を着てみたい」という要望に応えるプログラムとして日下淳一さんが作成されたイルミエェアを着て写真を撮ってみようという「イルミウェア試着体験」であります。最初は人が少なかったのですが、あっという間にカメラに囲まれてしまいました。着ている女性の方がとても楽しそうでした。


「0(zero)-自転車で光る大きな卵」は自転車発電でミラーボールを光らせるという参加要素を含んだプログラムであります。
MIRRORBOWLER」というアート集団によるものです(こちらは更新されていないようですFaceBookは更新されているようです。FaceBookアカウントにログイン等がでますが閉じるボタンを押せば見られます)。


「わたしもやる~」という声が聞こえてきそうな光景です(ちゃんと交代してましたよ)


歩いて来た道を振り返ってみるとやっぱり今夜はちょっと違う風景であります。
すると。。


またもやニョッキ、ニョッキであります。
「balloomination」というアートプログラムは竹澤葵さんによるものです。
解説の方によると「傾けると色が変わり、回すとグラデーションに変化します」との事。やんわりと傾けると身長以上のバルーンがホワーンと色が変わります。これは。。た、楽しい。。。


バルーンの茂みに入ると不思議空間であります。子供以上に大人が楽しむ姿が多かったようです。。。って森のなかま夫婦もでありますが(笑)


大の大人が「あはは」とかいいながら、バルーンを傾けたり回したりと、それを見ているだけでも楽しいのであります。
検索していると御本人のTwitterを見つけたのですが

「作品を足で蹴られるのはだいぶ凹む。」

とありました。。
公共の屋外で、しかも触る事のできる作品はそれほど多くはありません。
製作、搬入、はたまた監視などアーティストの苦労は相当なはずですから子供も大人も作品には敬意を払うような鑑賞をしたいですね。

ちなみにTwitterの画像を拝見したとこrPentax Qちゃんのユーザでもあるようです。写真もステキであります。大変そうですがあともう少しです。がんばって下さい!


冒頭の氷川丸を光を投射しているのは「シネラマ / ボート」という作品。
SHIMURAbrosの姉弟ユニットによるものです。

象の鼻地区にプログラムが集中していたこともあり、山下公園は何時もより人が少ないのでありました。何よりも海風が寒い。。マフラー装備でよかったのであります。
人が少ない事もあるのですが、なんだかいつもと違うと思えば氷川丸の電飾が消えキャビンだけが淡く照らされているのです。しかも瞬くのであります。


左側に投光器のようなものがあるのですが、映画「地球の静止する日(1951年の方)」をドット絵に変換し、更に縦横比の異なる氷川丸のキャビンに照射します。当然映像のディールは解らなくなりますが音声はそのまま山下公園に流されるというものであります。


海上には投光器の輝線がうっすらと走っていました。感度を上げて撮影してみると海の下になにかが蠢いているようでした。
意図とはかけ離れてしまうのかもしれませんが、氷川丸が改めて船だという事を濃密に実感させられるプログラムでありました。


いきなり図画工作になりますが「横浜人形の家」で偶然「ひかりの実」に参加させて頂く事になりました。

「笑顔をかいて下さいね」

と言われて書き始めるワイフ。
森のなかまは遠慮していたのですが「どうぞ」との事なので私も参加してみました。


頑張ってみました(笑)
左が森のなかま。。。右がワイフ。。。なかなか楽しそうです(笑)


予め積層されたリチウム電池をLEDで挟み上にあるシールで固定するというシステムです。


ダイレクト・ドライブというものですね。抵抗やスイッチ等はありませんので誰もが簡単にLED工作できるというのがステキであります。


それをリンゴ等を包むクッション材に入れて先ほどの「にこちゃん」袋につめて「ひかりの実」は出来上がりになります。


ワイフのはセンターにLEDがきましたが、森のなかまのはお腹が光ってしまいました(笑)
持ち帰る事も出来たのですが、みんなと一緒にぶら下がりたいので人形の家の館内にぶら下げてきました。


「夜のシャボン玉」キャラバンに追いつきました。
人形の家に寄ったのはこのプログラムを見るためたっだたのですが、実は移動型のプログラム。人形の家のスタッフの方にスケジュールを伺い元来た道を引き返しました。
アーチストは「横浜美術大学」とあり、お揃いのツナギには「NIGHT BUBBLE TEAM」とあります。なんだかカッコいいなぁ。


右側からシャボン玉ガンからシャボン玉が飛び出してきます。
隊員がフラッシュライトのストロボを照射するとシャボン玉がチカチカときらめきます。おーっ、たのしいよー!


あひゃっ!あひゃっ!


シャボン玉マシーン起動です!もう大人も子供もニッコ、ニッコであります。ちなみに、右側でヘルメットを被っている方が「隊長」です。何故知っているかといいますと。。

「ヘルメット被っていますけどとても危険なんですか?」と私。。
「隊長の証なので」と隊長。。

確かに隊長はヘルメットを被らないといけないですね。


盛り上がって来たところでシャボン玉拡散機(子供)も遅延起動です(笑)。
どんどん行きましょう!隊長!


噴射口から離れたところから私もSurefire L4(未紹介)で照らしてみます。シャボン玉に当たった光が目のように二つ輝いてクリオネのようにフワフワと空をたゆたっていきます。


風向きでシャボン玉が流れる方向が変わると劇的に光景が変わるのもビックリであります。たのしいよぉー!


「海の中のマリンタワー」みたいな感じであります。

夢のような時間が過ぎマシーンが停止します。マシーンにも休息が必要です。いつのまにか人だかりが出来ていて拍手喝采でありました。
ステキな時間をありがとー。


日本大通りの歩道がカラフルに照らし出す「夜の木陰」は「ひかりの実」と同じ高橋匡太さんの作品。
路地にはパンパンに膨らんだ銀杏の実が「プレスミー!」と言わんばかりに落ちて非常にクリティカルなハザードエリアと化していました。
でも。。照らし出される路地を歩いてみたいとフラフラすると、やっぱり「プニュっ」としてしまったりするのでありました(笑)。

イルミネーションというと基本は暗いなかに「あかり」が灯るだけなんですが、それだけで人間はワクワクするのは不思議なものであります。やはり真っ暗は怖く、安堵を与えてくれる「あかり」が更に楽しいものにまで高められるイルミネーション。
このイベントから更に新しい「あかり」がでてくるのかなと思うと、それはまた一つ楽しい事なのだろうなぁと思います。


さて、寒い中結構な距離を歩いたので温かいものが食べたくなりましたので、夏の暑さとあの事件以来行っていなかった「香港酒家 景記」に行きました。国との間には深刻な問題がありますが、人同士が繋がらない事にはどうしようもないです。もっと早くくれば良かったのであります。

春巻き、豆苗炒め、ネギチャーシュー、フカヒレチャーハン。お土産に油淋鶏と残ったチャーハンを持って帰りました。
実は、夜中に二人で「お腹すいたよね」と冷えたチャーハンを食べたのですが「フカヒレあん」がご飯に染み渡り超絶なうまさでパクリと平らげてしまいました。。週末だからできる事ですよね。。


最後は何で終わらせようかと思いましたが、森のなかま夫婦の「ひかりの実」にしてみました。色んな人々がニコニコの笑顔で過ごせる時が少しでも多くありますように。

それでは!

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 西高東低ねこ率たかし | トップ | 年末年始に忙しくなる前のお散歩 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
夜のシャボン玉 (シャボン玉隊長)
2012-11-05 02:02:41
どーも!シャボン玉隊長です。
この度は、私どもの夜のシャボン玉を見に来て頂き誠に有り難うございました。「NIGHT BUBBLE TEAM」のメンバーも大変嬉しく思っております。
皆様に喜んで頂けた事が何よりも励みになります。
本日でスマートイルミネーション2012横浜、無事に終わる事ができました。
有り難うございました☆
返信する
お疲れさまでした☆ (森のなかま)
2012-11-05 21:42:48
隊長!その節はお世話になりました。
とっても楽しませて頂いたばかりかコメントまで頂きありがとうございます。大学内のブログも拝見させて頂きました。確かに写真よりもその場で見るほうが感動しました。

人形の家でスタッフの方からスケジュールを伺っていた時も同じ事を訊ねられて来た方が多くいらっしゃったのも「同士がいる!」みたいで楽しかったです。

これからも多くのシャボン玉ファンの心を鷲掴みにして「勝ちぃー」をもぎとっていってください。
寒いなかニャーフェクトな活躍をされていたメンバーの方にも宜しくお伝え下さいませ。

ステキな時間をありがとうございました☆!
返信する

コメントを投稿

毛が生えてたり丸いもの」カテゴリの最新記事