見たまんまの無骨で生真面目な懐中電灯。
完全禁煙に入ってから2週間が終わります。どうも
チャンピクスの副作用が耐えがたく今週は薬をやめてしまいました。一番キツイ時期はなんとかなったのであとは森のなかまごとき根性で何とかなりませんでしょうか。この手の写真を撮ったりした後は無性に吸いたくなります。。いかがお過ごしでしょうか。
うさぎさんマークが入っていると、かえって悪い冗談のようなものを感じてしまうような。。強力な懐中電灯。
Lumintop社の製品を取り扱う
Aoniro Jさんに
お願いして使わせてもらったTD16を紹介します。
TD16は18650という充電池を使う懐中電灯で諭吉1枚くらいの価格のライトです。充電池と充電器を別途用意しないといけません。一家を牛耳るお母さんが「台所用に一振り」と手軽に買い求めるようなライトではありません。
大きさ的にはこんな感じです。左からTD16(202g)、
Surefire 6PX PRO(158g)、
Thrunite TN12 2016(135g)。TD16は18650という充電池を使う懐中電灯としては、それなりに大きく重い懐中電灯です。
手で持って使うものですから軽いに越したことはありませんが、大きく重いのにはそれなりに理由があります。
一番重たいパーツは何と言ってもこのヘッドです。89gあります。放熱フィンが目立ちますが、伊達ではありません。かなり効率よく熱を放出してくれるようです。
Midモードでは熱を感じませんでした。Highモードは10分以上するとそれなりに熱くなってきましたが、16340一本で500ルーメンといったライトが3分も経たないで達っしてしまうような熱さではないです。
デザイン的なものもあるのかと思いますが、放熱フィンをえぐるように削ることで軽量化も考えているのかもしれません。角も綺麗に面取りされていて手間がかかっています。
きちんと熱を放出し蓄えない。たったそれだけの事ですが明るくコンパクトな懐中電灯はそれができません。発生する熱に放出が追いつかなくなるためかと思われます。
このためコンパクトで明るい懐中電灯では。。電池の残量は十分にあるのにLEDが熱でダメにならないように。あるいは火傷で怪我をする前に出力を落とす。または消灯して熱が冷めるのを待つ必要があります。
TD16クラスの懐中電灯はそういった使い方のコツや制限が少なく「やりたい事」に専念できるわけです。
結構大きめのLED XM-L2 U2が小ちゃく感じるくらい。凸凹がないスムースリフレクターというツルツルの反射鏡でくっきりとしたセンタースポットを繰り出します。
よりセンタースポットが出るXP-L Hiを使った製品もあるようです。
色んなものが映り込んでしまいました(笑)深いリフレクターです。近場を満遍なく照らす目的ではなく、効率よく光を集めてセンタースポットを明るくする配光であります。
Low:35Lumens(40H), Mid:220Lumens(8.7H), High:1000Lumens(2.2H)
35ルーメンってこんなに明るかったの?と思うくらいのLow。かなり飛んでいきます。天井バウンスさせてみると。。「やっぱり35ルーメンくらい」だと分かります。配光一つで明るさの感じ方はどんどん変わってくるのであります。
周辺光が広がりすぎないようにベゼルの張り出しでカットしているところも好みであります。
至近距離ではセンターにLEDの色素を投影した黄色い輪っかを見つけることができます。見つけられた人は達人とかラッキーといった類ではなく、単に色むらとして嫌われます。が。。。3-5メートルも離れれば気にならないレベルになります。
比較的高価な価格帯の懐中電灯ですが「美しい配光を愛でる」といったマニアックな要件を優先せず照射能力を優先させているところが嬉しいところであります。
マイナス端子に接するのはピンのような端子であります。下にスプリングが入っていてテンションによって沈みます。
電池の出し入れば基本的にテイル側から行います。スイッチのネジを締める時にスプリング端子の末端が電池端子表面を削ってしまわないような措置なのかもしれません。
TD16はこのスタイルながらもキャンドル立てができます。タクチカルライトなのに入らないだろう?と思われるかもしれませんが、なんだかんだで出来ると便利なんです。
スイッチのステンレスベゼルは外すことができます。スイッチブーツがピョコンと出っ張るのでスイッチ操作がしやすくなります。
書き忘れてしまいましたが、後ろのスイッチは点灯、消灯しか行いません。半押しでモーメンタリ。押し込めば常時点灯になります。
ヘッドについているサイドスイッチはクリックするとLow, Mid, Highの順に調光します。
長押しで調光モードがからチカチカモードに遷移します。チカチカモードではクリックするごとにストロボ、フラッシュ、スローフラッシュと切り替わります。選択したモードは常に記憶されます。
特筆すべきはチカチカモードのストロボも記憶するので。。。
ストロボをモーメンタリ操作で繰り出すこともできるんです。
フロントベゼルはステンレス製だそうです。綺麗に面取りされているので指で触れたら血が出てしまう。。。などといった間抜けなことはありません。。
モーメンタリストロボは森のなかまには不要ですが「必要な人に必要な機能を選択できる」という点で優れた道具であることを間違いないと思います。
森のなかまの個人的な意見としてモードをもつ道具は。。
「必ず同じモードから始まる。または使い手による明確な指示でのみモード変更できること。使い手は誤操作しないよう責任をもって操作すること」
かと思っています。時間が経つと勝手にモードが戻る(変わってしまう)というのは。。。どうも馴染めません。。。あくまでも個人的な意見ですからね(笑)
ヘッドとスイッチをつなぐボディです。ネジ切り部にもHAが施されているので緩めると運搬中の誤操作をなくせるようロックアウトも可能です。
写真を撮るのを忘れてしまいましたがクリップはよくあるポン付けのものです。接続部分にラバー製のコンバットリングが覆ってしまうので一体感があって見た目も良いのであります。
ベゼルアップで入れるしっかりしたホルスターが付属します。多少出し入れし難くなるものコンバットリングがついていても入ります。
その他予備のOリング、スイッチブーツ。無地のランヤードが付属します。
親しみと信頼を込めて「クソ真面目野郎」と呼んでやりたくなるくらい使い手に寄り添った運用に堪えられる。。懐中電灯であります。
ただ。。。人間はあまのじゃくであります。ここまでストイックで漢気溢れる懐中電灯を目の前にすると、ちょっとくらいハメを外したらいいのに。。と思ったりもするわけです。
どうでしょう。ちょっと雰囲気が森のなかまっぽくなってきたような気がしませんか(笑)「
横浜中華街 tef-tef」で見つけたフェルトのポンポンポンポン4連くんです(笑)
同じお店で見つけたコースターと
久しぶりの方です(笑)オリエンタルでビビッドな色合いと合わせると楽しげであります。
そして。。トドメは。。
せんせーは1000ルーメンまでなら遠足にもっていって良いって言っていたよーっ♪
リンデンバウムで見つけた新学期をイメージしたクッキーアソートのフエルトカバン。森のなかまが見つけてワイフが購入のゴーサインを出しました。やったね(笑)
可愛い感じにしても、真面目な強力懐中電灯に変わりはありません。
誤った操作で他人を傷つけてしまうこと。大切なものを失ってしまうリスクを十分に想像できない子供が使ったり弄ぶものではありません。大人の道具なのであります。
大人の楽しみ。小ちゃい子の目が届かないところでやるもんですね(笑)
それでは!