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何様のレストラン

食べ物に執着している人間の、食べ物中心のブログ。イラストレシピもあります。

「植物図鑑」のきゃらぶきを作ってみました

2015-03-09 20:39:05 | 作ってみた
小説「植物図鑑」には、おいしそうな料理がたくさん登場します。

ある日、ヒロインのさやかさんは
道端に落っこちているイツキくんを拾いました。

なんとこのイツキくん、掃除洗濯料理、すべてをソツなくこなす
超絶イケメンだったのです!

とくに料理の腕前ときたら!
その辺で積んだ草を、手際良く下ごしらえし
天ぷらだの、パスタだの、ばっけ味噌だのを作ってくれるのです。

こんな男性がいてくれたら、
食べられる植物と、食べられない植物の見分けもできるので、
有事(サバイバル)にも生き残れる可能性が高いのではないでしょうか。
そして何より、エンゲル係数が抑えられます!

ただ、この小説、
読んでいると、こう…口元がゆるむと言うか
お尻のあたりがむず痒くなると言うか
主人公カップルにイオナズンぶちかましたくなると言うか。

近い将来ドラマ化とか映画化するんじゃないかしら。
そんな内容です。


きゃらぶきはお話の中のキーアイテムとして登場します。
イツキくんの作ったお弁当を、さやかさんが職場で食べていると
同僚男性がお弁当に手を突っ込んで、きゃらぶきをつまみあげて食べてしまいます。

同僚男性は、あきらかにヒロインに気があってちょっかいを出しているのですが
至福のお弁当タイムを台無しにされ、怒り心頭に発するさやかさんは
そんな事には気づきません。

と言うか、さやかさんはイツキ君にベタ惚れなのです。
むしろ同僚男性のちょっかいなんて、うざったいだけなのです。イオナズーン


同僚男性が「酒のツマミに良さそう」と評した
きゃらぶきを煮てみました。

フキは、塩をまぶして板ずりをし、
茹でて皮をむき、水にさらした後
5cmくらいの長さに切ります。

しょうゆ・砂糖・酒を入れた水でコトコト煮ると、
だんだんフキがグンニャリしてきます。

「なんかちょっと芋虫とかシャクトリ虫っぽいなあ…」と思いながら
汁がまだ残っている時点で火を止め、しばらく放置して味を染み込ませます。

再度火にかけて、汁気を飛ばすと、
ご飯がすすむきゃらぶきの出来上がりです!



「手持ちの料理本に、きゃらぶきの作り方なんて乗ってないよなぁ…」と
ネットでレシピを検索したんですが、
「数時間煮る」とか出てきたので、とても無理だと思い
火を止めて放置する方法を取ってみました。

作った後で、家にある料理本「もう一度ごちそうさまがききたくて。」をめくっていたら
きゃらぶきの作り方が見つかりました。

その本では、同じように途中で火を止めていたので
「イヤッホーイ!」と、勝った気分になりました。
誰に対しての勝ちなのかは分かりません。


植物図鑑 (幻冬舎文庫)
有川浩
幻冬舎



もう一度ごちそうさまがききたくて。―ちかごろ人気の、うちのごはん140選
栗原はるみ
文化出版局

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