☆今日も生きているで書☆

すずりん(硯夢)の毎日の血圧と、書道を中心に記録しています。今日も元気に筆を持っていられることに感謝して。

百人一首79 秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出づる月の 影のさやけさ

2010年12月24日 21時38分14秒 | 百人一首
秋風に(爾)たなびく
雲のた(多)え(盈)まより
もれ出づる月のかげ(介)の
さやけさ

秋風に吹かれ、横に長くひいている雲の切れ目から、もれでる月の光のなんと清らかで、さわやかなことであろう。
作者は左京大夫顕輔(さきょうのたいふあきすけ)

新古今和歌集 秋上 413

紙 清書用手漉き料紙 ゆうか 本楮紙うす具引き 半懐紙二分の一 栢美

筆 いたち 宝研堂

墨 松花 呉竹

百人一首77 瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ

2010年12月24日 21時36分21秒 | 百人一首
瀬をは(者)やみ(三)
いは(者)に(爾)せか(可)るゝ
滝川のわ(王)れ(連)つ
も(裳)
末に(爾)あは(者)む
とぞ(処)お(於)も


川瀬の流れがはやいので、岩にせきとめられる急流が、二つに分かれてもまた一つになるように、恋しいあの人と今は別れても、いつかはきっと逢おうと思う。

作者は崇徳院(すとくいん)

詞花集 恋上 229

紙 清書用手漉き料紙 ゆうか 本楮紙うす具引き 半懐紙二分の一 栢美

筆 浮草二号 一休園

墨 鈴鹿墨 宴 栢美