加奈のdiary

ソプラノ歌手 根來加奈 の
ホームページ連動ブログです。

2月9日のLesson日記

2012年02月09日 | Lesson 日記
今日は、ミュージカルの専門学校に通っているAさんのレッスンがありました。

彼女は先月はダンスの本番で忙しく、お休みしていたので
今日が今年の初レッスン。 あけましておめでとう。(笑)

まずは発声から。
久しぶりだったけど、以前ほど悪くなっていませんでした。
少しずつレッスンの成果が体に染み込んで来たせいでしょうか。
だと嬉しいけれど。(^^;

どうしても以前は、喉だけで、口だけで、声を出していましたが、
今日は最初から体の軸を通した、ひとつ筋の通った声が出ていました。

でもやはり声を出す瞬間、いったん息を止めて、
体を止めてタイミングを計ってから声を出します。

そうすると歌い出しのタイミングがずれてしまうし
息が流れた声になりません。

しかも声を出し始めるとお腹を凹ませながら胸を上にあげて
かつ体をうしろに逃がして歌ってしまっていました。

そうするとお腹が抜けて使えなくなるので下半身が抜けた声になります。

今日はそれを自覚してお腹が逃げないようにレッスンしました。

かつ、リズムと体と声のつながりを自覚する必要があるので、
簡単なリズム練習を取り入れました。

左右の手と口、それぞれ違う事をして、基本リズムがずれないように
リズムを取る稽古です。

ダンスやバレエが上手な生徒なので基本のリズム感はOKでした。

今日の曲は 「レ・ミゼラブル」の中の一曲。

なんとこの曲は、ほとんどの歌いだしが休符から始まります。

休符の意義を、さっきのリズム練習を思い出しながら結びつけて譜読み。

同じ八部休符でも、それぞれ意味が違います。

意味が違えば呼吸が変わります。

休符のあり方の違いを考えて練習する宿題を出しました。

次回は、その実践のレッスンです。

やはりミュージカルはリズムの感じ方は大切だと思います。

もちろんクラシックだってそうですけれどね。(^_-)☆

2月8日のLesson日記

2012年02月09日 | Lesson 日記
今日は風邪でお休みの生徒さんが多し。
インフルエンザ蔓延中ですからね~皆さんも気を付けて下さいね。


今日はサラリーマンのA君、いやAさんの事を書きます。

いつも仕事具合を見ながら、レッスンに来れるかどうか?とにらめっこしつつ
はや10年以上になりますかねぇ・・・時代の流れは早いな~・・・

いつも真面目に取り組んでいます。
もちろんプロではなくて趣味なのですが、なかなか上手!

このところ今までのレッスンの積み重ねが功を奏して
実力がついて来ました。

今年からコンコーネ25番を練習曲にしています。

今日のレッスンは「お腹からの息の流れで音楽を運ぶ。」
この一言に尽きます。

何回かに一回は出来るようになりました、すごい!
でも本人ひとりではなかなか。。って当たり前。
だから「先生」という指導者がおるのです。

音の跳躍がどうしても、喉で取ろうとしたり、
身体の上や前半分だけで音を取ろうとするので
とにかく下半身からの息の流れで、体で、という稽古です。

Aさんは頭で考えて把握する能力にたけているので、
身体で考えて体で感じれる回数を増やすことが課題。

でもとても良くなって来ました。
今年の発表会は何を歌えるか、またまた楽しみになって来ました。

ちなみにAさんは、一年に一度、
ロックバンドのライブコンサートでヴォーカルを担当しています。
でも、私にはどこでやるのか教えてくれません。(笑)

ここ数年、ロックのヴォーカルも声が出やすくなり
表現の幅が広がったと仲間から言われているそうです。